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暮らしてみたらわかった!四季折々の景色を感じる丹波篠山
兵庫県丹波篠山市。神戸から高速で約1時間に着いたこの地は、六甲山を超えたあたりから、どんどん景色が変わっていきます。
篠山口インターの出口の看板の文字を目にして、まず飛び込んできたのは、一面緑の田んぼ。到着してドアを開けると、稲の先が右に左と波のようにゆれて、さわさわと耳心地のよい風の音が聞こえます。それを囲む景色もまた緑。そびえたつようなビルがなく、向かってきた風が遠くまでながれていきました。
丹波篠山市を囲むのは500~800mの多紀連山や深山山地で、なんと市の75%が山地や丘陵地です。市街中心は盆地で、年間の寒暖差が大きく、霧がかなり深く立ち込めます。この寒暖差が「丹波黒」と呼ばれる特産の黒豆を育てるのには、必要不可欠なのだそうです。
神戸市出身で、西明石から引っ越してきた5月下旬、この地形と気候が織りなす景色に目を奪われました。春は桜、夏は緑、秋は赤黄、冬は白。それだけでなく、1年を通して季節のさまざまな移り変わりが如実に表れるこの地は、都会の喧騒を忘れ五感を刺激する要素にあふれています。
![三田市から丹波篠山を通って丹波市まで続く桜並木道](https://assets.st-note.com/img/1701919487340-cefV72RriP.jpg?width=800)
![丹波篠山市初夏の風景](https://assets.st-note.com/img/1701919750696-WGk7GpXXms.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1714025067348-u344Litz2W.jpg?width=800)
![丹波篠山市秋の稲穂の風景。まるで黄金の絨毯](https://assets.st-note.com/img/1701919817224-YnTe6NEDlL.jpg?width=800)
![丹波篠山市。筆者超おすすめの関西イチと思う穴場紅葉スポット](https://assets.st-note.com/img/1701919888812-YxASxHbPpq.jpg?width=800)
(私の超おすすめ&超穴場の洞心寺にて。360度紅葉に囲まれうっとりしました。)
![冬の雪景色。丹波篠山にあるさともんの事務所の園庭。元こども園](https://assets.st-note.com/img/1708048863212-HnCO29ytkf.jpg?width=800)
一歩散歩に出れば、まっすぐな一本道が続き、
季節の花や生き物がたくさんいます。うるさくて嫌いだったセミの声も、ここではヒグラシの声がほとんどで、涼しげな自然のBGM。かと思えば、『かえるのうた』とは比にならないほどの、様々なカエル声の大大大合唱。文字どおり「霧がたちこめる」神秘的な景色。古民家飲食店やオーナーのセンスが光る雑貨店、歴史を重ねてきた建物やお城。格別美に美味しい食べ物、800年以上続く歴史と伝統の陶器。遊びに訪ねてきてくれた友達や恩師が「本当にいいところだね」と口を揃えて言ってくれました。昔、国語や音楽で習った日本の風景がいたるところで見られます。この地で息子を出産した私はワクワクしていました。この自然の中でどんな育児ができるんだろうか。
![丹波篠山。小さいこどもにピッタリなまっすぐな散歩道。自然豊かな地での子育て。](https://assets.st-note.com/img/1701931455300-vNE0oWrJPV.jpg?width=800)
恵まれた自然に囲まれる丹波篠山市。しかし一方で、丹波篠山市の未来を脅かす問題があったのです。
〈この記事を書いた人〉
おさつちゃん。現在大阪府在住で33歳の子育て中ママです。神戸市出身で、結婚後2019~2023年に丹波篠山に在住しておりました。篠山で子育てママフィールド Petit Prixに親子で通ううちに、運営母体のさともんと出会いました。現在さともんのスタッフとなり、『篠来たる』の広報担当をしています。
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