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アムステルダム・パリ旅行記 第10回 観光六日目 最終回 行きたしと思へどもあまりに遠き...
旅行最後の日は、初心に帰ってベタな観光名所を攻めようという事に。友人はロープンツールに乗ったことがなく、やっぱりあれは観光に便利だよね、という事でロープンツールでまずは凱旋門へ。そう言えば、私も何度かパリに来ていますが、凱旋門って外から眺めただけで一度も入った事ないな。という訳で行ってみました。
いいお天気。すっごい寒いけど。靴の中にカイロを忍ばせました。
凱旋門の真ん中までは地下道で行く
アムステルダム・パリ旅行記 第九回 観光五日目 駆け足の巡礼地
早朝眠い目をこすりながら起きだすと、まだ日は登らず暗いパリの街。そんなに早く起きてどこへ行くのかと言いますと、今日は日帰りでモンサンミッシェルへのバスツアーに参加するのです。添乗員さんは日本人の方で、ときおり日本語ガイドをしていただきながらの旅です。出発したのは朝7時過ぎ。
バスは街を抜け、郊外へ、そして美しい田園風景へ。農業大国フランス、広大な土地が広がって、家並みに豊かさというか底力を感じま
アムステルダム・パリ旅行記 第八回 観光四日目 平穏と不穏の折りたたまれた土曜日
さて、パリ観光1日目はまた例によって、あてもなくブラブラ。まずはパレロワイヤルあたりを散歩。ですが、気づけば今日、土曜だったのですね。お店は軒並み休んでまして、回廊を歩くも界隈は静か。
と思ったら、いきなり「わっ!!」と背後から。
「ヒャー!」とびっくり振り向くと、小学生ぐらいのいたずらっ子達が、こっちを笑って見ながら逃げ去る所。もうー、コラッ!と一応いっときましたが、こっちもびっくりやらおか
アムステルダム・パリ旅行記 第七回 観光三日目 コミュニケーションブレイクダウン
ああさびしや、さらばアムステルダム。
短い、本当に短いアムステルダム滞在はもう終わり。あっけなさすぎてまだまだ物足りなすぎます。街のほんの表層しか触らなかった短い滞在での感触は、フレンドリーで人々はにこやか、安全で生活にゆとりがあるのんびりした街という印象でした。まあ、こんな超短い時間じゃ結局、その国の事は何にも分からないんですがね。でも、楽しい滞在でした。後ろ髪引かれつつ、今日はアムステルダム
アムステルダム・パリ旅行記 第六回 観光2日目その2 人生最大の冒険かもしれないただの郊外
そもそもこの旅行に来たのは、震える手で「Betalen」(支払う)のボタンをクリックしたところから始まってるわけですが、何を支払ったのかというと、コンサートのチケットだったのです。というのは、前々回も書きましたが、最近私はオランダ、ベルギー方面のロック、ポップ音楽に大変はまっており、好きなアーティストが何人かいるんですが、中でもオランダの双子フォークロックデュオ、Tangarineという人たち
アムステルダム・パリ旅行記 第五回 観光2日目その1 リアル世界街歩き
二日目。まずは朝の日差しを浴びながら、ホテルを出て右方向、ヨルダン地区のあたりに向かってぶらぶらする事に。今日は夜に大変大事な用事があるので、それまではノープランで、主に街並みを見て回る事に。この、「何もしないのだけど街並みを眺める」というのが私は大好きで、日本でも普通の住宅街を散歩したりするのが好きです。なんというか、非スペクタクル的小市民。というか、お茶の間でテレビで世界街歩き見てるだけでも幸
もっとみるアムステルダム・パリ旅行記 第四話 観光1日目その2 やってきました聖地巡礼
さて、博物館を後にして、少し歩くと今度は緑に囲まれたガラス張りの大きな建物が見えてきました。植物園です。
↑これはさっき運河クルーズの時に撮った写真ですが。
入り口。
植物好きの私としては、ここはぜひ行ってみたい場所です。ただ、秋も深まる、というかもう冬かな、という今の時期、植物的に華々しさはなかったのですが、こういう枯れた静かな佇まいも美しいものです。(が、まあやっぱり春にも来たいですね)
アムステルダム・パリ旅行記 第三話 観光1日目(ちょっと真面目な前半戦)
翌朝、まずは街の全体像を見てみたい、そういう時はクルーズやバス一周に限ります。今回はボートクルーズ観光へ。ちなみに、アムステルダムでは英語で何でも通じますのでこちらの拙い英語でも特に困らないのですが、私はお金というか数字に非常に弱くて、金額を言われた時にお金を理解、計算するのが苦手でまごまごしてしまいますね。というわけでずっと英語でした。最近Duolingoでオランダ語も勉強?してみているので
アムステルダム・パリ旅行記 第二話 夢の国と車道の刺客
さて、一年越しのトラウマを克服し、飛行機に乗ったわけですが。
離発着では若干の飛行機恐怖症に嫌な汗を手に握りしめ(だって、あの急にギュイーンと本気出してふわっと地面から離れる感じ、怖くないわけないじゃないですか)。機上では前日の寝不足を解消すべく映画なども見ずにほとんど寝てしまいました。しかし、飛行機といえば機内食。
実は今回、私は機内食に試しにヴィーガン食を頼んでおりまして、どんなものかと
アムステルダム・パリ旅行記 第一話 この世の終わりとまた始まり
2017年も暮れようという12月のある晴れた日、私が「この世の終わりか」という悲しみに暮れながら羽田空港シャトルバス乗り場のシートに身を埋め、ぼんやり遠くに眺めておりましたものは、これでした。
なんでしょ?これ。
これは私の視線の先にある高速道路にある標識看板でして、本来はこうだったものが、
曲がってしまっているのですね。なぜ曲がったのか?というと、おそらくは
このような事情だったのではないで
実録 ドラキュラ菜園に立つ 10
インフィニティーサラダバー
葉物を植えつけるにあたり、選ぶ基準としては
●春早くにトウ立ちしにくいもの
●虫がつきにくいもの
●食べやすいもの
などを考慮したのだが、これらの条件に適した、皆様に自信を持ってお勧めできる葉物をご紹介しよう。サンチュである。4月から8月まで栽培していたが、まったく虫がつかない上、ほったらかしでもわしわし生えてくる。株ごと収穫しなくてもちょいちょい周りの外葉を
実録 ドラキュラ菜園に立つ 9
悩ましのズッキーニ
受粉の必要な野菜は育てない、そう誓ったではないか。しかし人の心は移ろいやすい。ホームセンターでズッキーニの苗にときめいた私の心はコンマ5秒で変節したのである。転びましたとも、ええ。だってズッキーニは私の大好物である。せめて受粉の確率をあげようと2株植え、周りにもマリーゴールドやゼラニウムなどの花を配置し、虫達に「ちょっとここ、良さげなスポットじゃない?羽休めとく?花粉集めとく
実録 ドラキュラ菜園に立つ 8
師匠は舞い降りた
仕事が忙しくてこちらの更新がはかどらないうちに、種まきを直播したトウモロコシ、つるありインゲンなどがそろそろ20cmぐらいになってきた。菜園には小鳥やモンシロチョウ(私はアブラナ科のものを今育てていないのでモンシロチョウには目くじらを立てない)などが訪れて、最初の殺風景なむき出しの荒地が、緑美しいのどかな景色になってきて、私の心は弾んでいる。
↑ルバーブ。
ズッキーニと、左
実録 ドラキュラ菜園に立つ 7
わたしを間引かないで
さて耕した土地に何を植えていくのか。あれもこれも植えたいという欲望優先なので、作物一つあたりの収量は高くなさそうである。そして植えるものを調達しなければならないのだが、トマト、ナスなどの夏野菜はまだチト早い。春の夜風は案外寒い。春の陽気に誘われてうっかり薄着でフラフラと花見などに出かけ、酔っ払った頃には「ああしまった、まだコートが必要だった」と震えながら帰ること多々の私とし
実録 ドラキュラ菜園に立つ 6
大地をひっかく午後三時
農作業というと、イメージするのはやや高齢の方が鍬やら振り下ろしたりしているのどかな光景なのだが、のどかなんてものではない。ここは戦場なのである。一体全体こんな重労働をお年寄りにやらせるなんて世の中どうなっているんだろうか。というぐらい、畑を耕すのは大変である。今回わたしが借りた畑は、すでに一度業者が入って雑草などを取り多少整地してもらっていたらしいのだが、それでも土を
実録 ドラキュラ菜園に立つ 5
我弘法にあらず(もっとこだわりましょう)
人間にはありとあらゆる可能性がある。やればできる。YOU CAN DO IT!
という幻想を振りまきながら人々の燃え盛る欲望を飲み込んでゆく場所、それがホームセンターである。他にもそういう場所はある。楽器屋とか、画材屋とか、手芸屋とか。夢見がちで不器用で間抜けなうっかりさんたちが目を輝かせて今まで使ったこともなくまたこれからも使いこなせもしないであろう