見出し画像

自分と向き合うオトナ女子へ。おすすめ本01

小さいころから読書が好きだ。プレゼントは青い鳥文庫の推理小説を買ってもらい、大学では講義を聞く時もドロドロの恋愛小説を読み、電車の帰り道でも歩きながら漫画を読んでいた。

そんなわたしが、新卒で入った会社は出版社。大好きな本や雑誌に関わりたい、面白い文章を届けたい。約8年奮闘した、とても充実していたが、とてつもなく忙しかった。多分、編集した雑誌に比べると、その間に読んだ本は10分の1くらい。そのくらい、仕事と向き合い、本をゆっくり読む暇がなかった(いや、ちゃんと遊んでたけどもw)。

コーヒーと読書、最高。

で、スパッと仕事を辞めて、今はフリーランスでカナダ・モントリオールにいる。働く時間を自分で決めて、余暇を作るスケジュールを選択。本をじっくり読む時間もできた。そうすると、今まで見えてなかった「自分」が見えてきた。

そもそも「自分」って何だろう?自分について、知っているつもりだったけど、もしかして深いところまで考えてなかったかもしれない。

でも自分に向き合うって何だろう、どうやって向き合えばいいんだ?

みてるだけで、癒される。

そんなことを考えている時に、見つけたのがこの本「私という植物を育てることに決めた」。確か、パッケージが可愛くて、日本にいる時に買って、そのまま読んでなかった本(笑)。

理由はどうあれ、今の私に、めっちゃささった。植物が大好きなわたしは、家にたくさん植物がある。毎日愛でているけど、自分をそんなふうに可愛がったことあったっけ!?(笑)と、題名にハッとさせられた。この本は、そんな植物を育てるように、大きな変化ではなく、小さなことから毎日少しずつ、自分を知っていけるようになっている。

絵はかわいくて癒されるし、文章も多くないのでスラスラ読める。自分を知るプチワークが散りばめられていて、好きな時に自由に進められる。

ゆっくりでいい。

特に良かったのが、読んだ後に「自分をもっと好き」になれたかも、と思えたこと。正直、「自分を見つめなおそう」とか「自分を好きになろう」とか、頭ではわかっていても、イマイチ、ピンときてなかった(笑)。

でもこの本を読んでからは、「ああ、こんな私もいいかな」って、とっても自分を寛容に受け入れられてると思う。どんな私でも、無理しなくていいって思えるようになった。なんかイメージだと、小さい私が肩に乗ってて、なんかモヤモヤした時に「いいよ、無理しなくて。大丈夫だよ」って言ってくれる感じ(笑)

たぶん、この本で本当の意味で「自分をよく知る」ことができたのかなって思う。でも、この本を読んだから全てを知れたわけではなく、自分を知ることは一生続く。長いおつき合いになります…と、今までの自分に感謝して、これからの自分とも上手にお付き合いできそうだ。

自分について、もう一度考えてみたいな、と少しでも思ったら、ぜひ読んでみてほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?