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2021年のこと

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2021年の日記を気ままにつけていきます。
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自宅取材の日

自宅取材の日

夏本番が不安になるような暑さの日だった。「今日の撮影、外でランニングシーンがあるんだよな」と思い出しては覚悟を決める。

今日は午後から自宅での取材が入っていた。編集者さん、ライターさん、カメラマンさんを迎え入れる。こんなご時世なので、最小人数でいらしてくださる。昨年からの取り組みのこと、今のこと、これからのこと、できるだけ丁寧に答える。室内でいくつかのシーンを撮影し、屋外でも撮影する。ランニング

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5月

5月

気づけば5月も終わろうとしている。ずいぶんと間が空いてしまったけれど、濃厚な日々を過ごしていた。言葉にするのが躊躇われるくらい。表立った感情の起伏はあまりなくても、常に思考が働いている日々。

これが数ヶ月のうちに起きたのかと半ば呆れるくらいに選択を繰り返しては、時には感情を揺れ動かされながらも、前を向いてきた。私はなにかを決める時にほとんど誰にも相談しないので、選択の結果やってくる感情の後処理も

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2021.1.28 「言葉を渡す」

2021.1.28 「言葉を渡す」

「げんき?」
心の中でそう語りかけたくなる人たちがいる。以前なら、その度に連絡していたかもしれないけれど、今はひっそりそう思うだけ。人を想うやり方が変化している。会えなくても、連絡を取らなくても、元気でいてくれたらいい。

仕事柄、多くの人に会う。こんなご時世でも、対面でのスタジオレッスンは感染対策を徹底して人数を制限しながら開催されているので、仕事に行けば様々な出会いがある。それでも以前よりは人

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2021.1.26 「本の虫」

2021.1.26 「本の虫」

ここ数日は、意識的に自分の時間を読書へと充てていた。気づくと仕事ばかりしてしまうのは仕事が自分の興味と直結しているためで、何の不満もない。むしろたのしい。ただ、昨年からあまりに仕事をしすぎていることに少し反省したのだ。生活に余白を増やしたくて仕事から離れる時間を作ることにした。

幼少期から本の虫だったので、やはり本を読む時間が取れると充足感を得られる。新しく出合う世界の新しい知識を脳が喜んで吸収

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2021.1.1 「2021日記初め」

2021.1.1 「2021日記初め」

あけましておめでとうございます。
新年ということで、今日から日記をつけてみることにしました。ときどき、気ままに、自由に。

今年の正月はただただ東京にいる。どこにも行かない年末年始は、成人してから初めてのこと。

毎年、冬はわりと移動の多い時期だった。出産するまでは、クリスマスあたりは長期旅行をして正月は帰省するサイクルを数年続けてきた。よくもまああんなに移動したものだと思う。そういう、思い返すと

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2021.1.2 「習慣」

2021.1.2 「習慣」

正月休み2日目。意図的になんの予定も入れず、行き当たりばったりに過ごすことにする。結果的には2歳児に合わせていつも通り早起きをして、規則正しく食べて体を動かして過ごす。なんていうことのない1日。何も特別なことが起きない平穏を愛おしく思う。

出産してから、私はやはり変わったのだろう。実際には緩やかに変わっていったのだけど、今では自分がどんなに寝不足でも疲れていてもストレスを感じていても、「いつかは

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2021.1.3 「仕事はじめと正月の写真美術館」

2021.1.3 「仕事はじめと正月の写真美術館」

2021年仕事はじめの日。朝のオンラインレッスンから1日を始めると、自分のリズムを取り戻した感覚に。

こうしてオンラインスタジオを今年も続けていけることがしみじみと嬉しくて、ああがんばろうとひとりつぶやく。レッスンを受けてもらって気持ちがいいのは前提として、メンバーそれぞれの心身に必要なものを届けられるよう、私の仕事に対する姿勢は常に真っ直ぐで、気持ちを濁らせずにありたいと思う。

午後は写真美

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2021.1.4 「だいじょうぶ」

2021.1.4 「だいじょうぶ」

今日から息子の保育園が始まったので、自宅作業に取りかかる。黙々と連載原稿を書き、事務作業をする。産後、限られた時間しか仕事ができなくなってからのほうが自宅での仕事量は増えているけれど、なんとかなっているのは保育園のおかげだとしみじみと思う。なにより私自身、時間が限られているからこそ集中できるという、難儀な性質であったりもする。

うちは、保育園に行っているわりには遅く預けて早く迎えに行くので、預け

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2021.1.8 「美術展の探し方」

2021.1.8 「美術展の探し方」

この日記は毎日がんばらず、書ける時に書こうと気軽に始めてみたのだけど、やはり外での仕事が多い日には書く時間を捻出しにくくなる性質だとわかった。自宅で作業をしたり配信をしたりといった移動の少ない日には、例え仕事が詰まっていても書く余裕があるらしい。こうして公開で日記を始めてみたことで、改めて自分を知ることになるとは。

今日帰宅すると楽しみにしていたものが届いていた。「おちらしさん」というサービスに

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2021.1.5 「脳の休息」

2021.1.5 「脳の休息」

昨年、あまりに働きすぎて得た教訓がある。「脳を休めよ」だ。働きすぎても、ニュースなどを見過ぎても、人と会いすぎても脳は疲れてしまう。無意識にスマホでSNSを見ているだけでも情報過多で脳疲労に陥る。脳が疲れすぎるとメンタルに影響が出るので、心身の安定のためにも脳の休息は必要だ。

わたしにとっての脳の休息は、物語の世界に入り込むことと綺麗な景色を眺めること。本当はここに旅行も入るのだけど、今は選択肢

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2021.1.9 「緊張感と癒し」

2021.1.9 「緊張感と癒し」

朝のレギュラークラスから始まる土曜日。このスタジオでのクラスは新年初ながら、特別クラスとしていつもとはなにからなにまで異なるクラスを行ったので、午前中だけでかなりの集中力を使った。

講義があると、普段のレギュラークラスで動く時とは違った緊張感がある。何回やっても課題が見えるから、まだまだ改善していきたいと思う。

基本的に、ヨガの仕事に関しては前向きな方だと思う。少しくらいうまくいかないことがあ

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2021.1.12 「仕事脳と育児」

2021.1.12 「仕事脳と育児」

気付けばひたすらに人体について考えている日がある。今日はそんな日で、このご時世だから在宅で働く人の身体がどんな状態にあるか考えることをやめられない。

先週は、不安を抱える人の身体はどうなるか考えてばかりいた。人に説明しやすいように、コラムで使えるように、常に様々な筋肉のイラストを揃えておくようにしているので、私のデスクトップは気づいたら乱雑な上にややグロテスクだ。

脳裏に人体の組織図を浮かべな

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