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自分より他人に合わせてあげる優しい人は結果〝優しいだけの人〟

三途ながるるですっどうも。
眠れない夜にコラムを一つ。

こちらは私の仮説のお話になります。
タイトルにあるように、〝自分〟より〝他人〟に合わせてあげる優しい人は結果〝優しいだけの人〟になってしまうんじゃないかというテーマでお話ししようと思いまする。

先ず、私は優しい人は悪い人ではないと思う。そして、人に合わせてあげるから優しいのではなく、元より人に合わせることができる人というのは、ある程度コミュニケーションであったり素直さ、物事を考える時の柔軟性、自分が時には自分の射程範囲外であったところにも臆さず飛び込むことができ、楽しむことのできる素質、そして〝優しさも〟持ち合わせている人だと思う。

そう。人に合わせてあげることのできる人は、本来であれば優しいだけじゃないのだ。ポテンシャルと社交性もあるから合わせることができるはず。そしてそんな人は素晴らしい。そういう人は優しいだけじゃない人と言えるだろう。

...…問題は、その〝人に合わせる〟行為の度が過ぎてしまう人である。

〝自分〟よりも〝他人〟に合わせるとは


〝自分〟のキャパシティを超えたことを要求されても〝他人〟に合わせてしまう、キャパ関係なしに嫌な内容でも合わせてしまう。その理由は何かに恐怖したり、見栄を張ったり、情に漬け込まれたり、実にさまざまだ。

ただの優しい人と優しいだけじゃない人との違いは明確で、『自分の人生の選択として納得し、相応の対価を得られる上で相手に合わせているかどうか』というところである。

人間関係だろうが仕事であろうが、どんな場合でも何かしたらその対価を受け取るというのは人間が生きる上で私はとても重要だと思う。時には損得勘定でしか動かない人は悪だという人がいるが、

損得勘定で動いていいのだ。全然卑しくも悪でもない。単純にあなたが損をする必要はない。

例えば、人に優しくしてもらうには自分から優しくしなさいと多くの人は小さい頃教わる。
その言葉はごもっともで、優しくない人間に優しくする必要は本来無い。仕事上、立場上、例外の状況は存在するが、それだって結果的に得られる利益を得る為や損失を出さない為の行動な訳であって、それ相応の見返りがあるからそのように接しているだけなのだ。ベストなのは人に合わせることを自分で選択できる状況があることだが、そうじゃなかった場合、大事なのは〝自分の利益があるから選択している〟と思って合わせることができているかどうかだ。

人に優しくしてもらうには〜の話だってそうなのだが、結局〝自分が相手に優しくしてほしいから優しくする〟それか〝相手に優しくしてあげたい〟、〝人に優しい人間だと思われたい(これについては方向性を間違ってるやつは本当に面倒である)〟などの理由でちゃんと自分にストレスをかけずに納得した上でのメリットを見込んでの行動であれば問題ないのだが、

例えば、

〝優しくしないと嫌われるかもしれないから〟

〝優しい自分にしか価値が無い気がする〟

〝優しくしないと酷い目に遭うかもしれない〟
〝友達だったら優しくしなくちゃ〟

上記が目の前の一件の出来事のデメリットとしてではなく、精神的に〝自分という存在の自己評価〟にまで関わってきてしまい、自分の満足いく納得ではなく、出来事自体に無理矢理納得させられてしまう人は問題である。これが例の〝優しいだけの人〟の基盤だ。

このような人は、自分ではなく

他人を軸にして生きてしまうのである。

それはなぜかと言えば、やはり自分に自信がないところが大きい。
その上に、寂しがりやだったり1人でいることが苦手、依存心が強く主体性がないことが多い。

そういう人は1人を好む人間より当然人といることが多く、相手に振り回されやすい性格をしているが為に相手の好みにひたすら合わせて自分の好き嫌いはわりとフワッとしている。まぁまだ多角的視点を持っているからこそ白黒ハッキリした思考が無い人だったら面白い人間なのだが、何かに対する強いこだわりや、自分自身の内側から形成される価値観が無い場合は、話をしてもつまらない人間になるのだ。

外から受け取るものを選んだり、ギョッとするものを受け取って何が嫌だったり驚いたのか、これは善なのか悪なのか、好きなものを受け取って並べてコレクションしてみたりそこからさらに視野を広げたりのめり込んだり、表現したり、そういうものがなくサラサラと浅瀬を漂っているような人は、論ずるに値しないと思われさらに雑に扱われたりする。

優しいのは〝美徳〟である。
…そう言えるのは、自分の価値は自分で決めるものであり、評価は他人が勝手にするものと理解している人間だけだ。

他人の評価を自分の価値だと錯覚する人間は優しさすら価値がブレるのだ。

自分の人生は自分に先ず優しくて全然良い。
他人の評価なんてタダ同然のオマケ。

まぁオマケ目当てでお菓子を買ったりもするし、
オマケに囚われちゃう気持ちも分からなくもないけれど、人って自分が1番好きだから、自分が先ず自分を愛して優しくするのが最優先。だってあなたの優しさだってどう転んでも自分の為のオマケじゃない?

尚、元々優しさをどう感じるのかは受け手側なので自分が思った優しさを押し付けてくるのは単純な公開オナニーなのでやってる人は即刻止めるように。冷静にパンツを履いてほしい。

機会があればまた優しさのオナニーについても書こうと思う。

ではでは。