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経営者に求められるリベラルアーツ

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「センスは知識から始まる」とも言われるように、教養を身に着けることは、リーダーに求められております。新たな技術革新が日々行われ、私たちをとりまく環境は変化を続けます。これからの社… もっと読む
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記事一覧

インターネットの正しい歩き方を考えよう【自分の頭でしっかり考えるための問題提議】

インターネットの正しい歩き方を考えよう【自分の頭でしっかり考えるための問題提議】

遅いインターネット/宇野 常寛
この本は、考えるきっかけや、考えるべき議題をくれる作品です。したがって、これを読めば答えが出るというものでも、すっきりするという類の書籍ではありません。

本書の中で登場する議題は数多いため、人によって、議題と感じたところ、感じなかったところはそれぞれあるでしょう。読者一人ひとりが、この作品に触れ、デジタル社会との付き合い方を自分の頭でしっかり考えようとする姿勢が大

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日本経済の成長の鍵は、最低賃金の引き上げにあり【良薬は、口に苦い】

日本経済の成長の鍵は、最低賃金の引き上げにあり【良薬は、口に苦い】

まず、本書の内容に入る前に、タイトルにもある通り、この書籍では非常に耳に痛いような話も多数ありますことをご理解頂ければ幸いです。

「日本人の勝算」というのは、「日本人は最強だから、何もしなくても余裕だよ」という意味ではありません。むしろ逆です。このままでは、弱小国に成り下がってしまう可能性が高いため、他の先進国に大きく負けている部分、サッカーの本田選手風に言うなら「伸びしろですね!」をどうすれば

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思い込みが取り巻く環境でオリジナルな戦略を設定するために【奇跡の経済教室②】

思い込みが取り巻く環境でオリジナルな戦略を設定するために【奇跡の経済教室②】

基礎知識編では、「経済対策に対する意識は、勘違いばかりですよ」という説明がありました。

そのうえで、今回の書籍は、なぜそのような政策設定が行われるのか?私たちが勘違いを起こさないために、理解しておかないといけないことを説明しています。

この書籍を通して学べる事
①成長のためには、2種類の戦略がある
②レントシーキング活動による民意誘導がある
③言葉の威力はすさまじい
思い込みが取り巻く環境でオ

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人類の繁栄はフィクションから始まった【サピエンス全史 上巻】

人類の繁栄はフィクションから始まった【サピエンス全史 上巻】

サピエンス全史は、人類に訪れた三つの革命を通して、いかに私たちホモサピエンスが殺戮や支配などをしながら繁栄をしてきたのかを説明する書籍です。
3つの革命とは、まず、7万年前に訪れた認知革命、次に、約1万2000年前に訪れた農業革命、500年前ごろよりはじまった科学革命の3つです。

この三つの革命が人類(私たち現代人が属するホモ・サピエンス)に繁栄をもたらしたということなんですね。上巻では、その中

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マッドサイエンティストが日本経済を救う【奇跡の経済教室①】

マッドサイエンティストが日本経済を救う【奇跡の経済教室①】

書籍のサブタイトルにもある通り、私は、この書籍を読んで目からウロコが落ちました!!

この書籍を通して日本の経済政策には、3つの勘違いがあったことを論理的に学ぶことができます。以下の意識は、すべて思い込みであり、間違いなのです!
①もっと規制緩和を!もっと消費税増税をして、財源確保を!という指摘
②国債による借金が膨れ上がっているから、どんどんデフレになるという不安
③債務不履行、ハイパーインフレ

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事実を基に正しく判断するために【ファクトフルネス】

事実を基に正しく判断するために【ファクトフルネス】

情報が溢れている現代において、何が正しいのか、何が間違っているのか、どのように見れば真実が見えてくるのか、事実はどこにあるのかという見方は、非常に大事であると考えます。

知識人よりも、思考人が求められると言えるのではないでしょうか。

ジャーナリズムの在り方も変わりつつあり、事実を伝えようとするメディア(YouTube、newspicksなど)や書籍(ファクトフルネス、○○の真実)が受けています

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新たなデジタル通貨libra(リブラ)とは?生み出す金融効果を考える

新たなデジタル通貨libra(リブラ)とは?生み出す金融効果を考える

リブラ協会から、あの企業が抜けただとか、Facebookがまた何か企んでいるなどと後ろ向きなニュースや報道が多い印象があります。

そのような批判的な目線ではなく、客観的にリブラがどのような仕組みのデジタル通貨を想定しているのかを解説した書籍について整理しました。

「プラットフォーマーが世界を制する」と言われる中で、デジタル通貨や決済の可能性、プラットフォームの戦略を知ることで、戦略的なプラット

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なぜ税金は増えていくのか?【国債の仕組みを正しく理解する】

なぜ税金は増えていくのか?【国債の仕組みを正しく理解する】

国債がどのような仕組みで発行されているのか?

国債の利率がどのように決まるのか?

これって意外と知られていないのではないでしょうか?

借金大国だからやばい!などと言われる日本で、何がやばいのか?これを理解しておくことで、取るべきスタンスを考えることができるでしょう。

なぜ税金は増えていくのか?【国債の仕組みを正しく理解する】

価値創造はメモから生まれる【なぜメモなのか?メモのあり方を考える】

価値創造はメモから生まれる【なぜメモなのか?メモのあり方を考える】

メモの魔力というベストセラーについて、

「メモをとることは忘れないためにも大事です」

というような内容が書いてある書籍であると勘違いされている方が多いと思いますが、この書籍は、そんなメモの基本について説明している書籍ではなく、メモからどのように発想を生み出すのか、メモに魔力を与えるためのノウハウや、意識の持ち方を教えてくれます。

価値創造はメモから生まれる【なぜメモなのか?メモのあり方を考え

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ブロックチェーンを理解する【誰かが管理からみんなで管理へ】

ブロックチェーンを理解する【誰かが管理からみんなで管理へ】

ブロックチェーンという言葉、最近のIT用語の中では、一番とっつきにくいですし、どのようにビジネスに活用できるものなのかが、よくわからないですよね。

そんなブロックチェーンの概要とビジネスへの可能性について、書籍を基に整理しました。

ブロックチェーンを理解する【誰かが管理からみんなで管理へ】

AIについて理解する【AIビジネスの可能性】

AIについて理解する【AIビジネスの可能性】

そもそもAIのことを理解できていますか?

ビッグデータさえ増やせば、ビジネスへの活用がすぐできると思っていませんか?

本書は、元グーグルに勤務し、日本へ帰国後、ビジネスにAIを融合させるためのコンサルティングを行っている石角さんがAIビジネスとは何かについて、解説されている書籍となります。

AIについて理解する【AIビジネスの可能性】