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夫婦、親子、家族のこと

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夫婦関係、家族関係は結びつきが強いだけに幸せも悩みも大きく、その関係も様々。いろいろな気づきを得られる記事を集めてみます。
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2024年3月の記事一覧

認知症の母の目に、私はどう映っているのだろう

認知症の母の目に、私はどう映っているのだろう

私は、月に1回、金沢に行って、施設で生活する母との時間を過ごしています。母は、なんとか歩くことは出来ますが、長い距離になると手をつなぐとか、杖を使うなどしています。

一番困っているのは、認知症。
認知症は物忘れが主ですが、その周辺症状が人によって異なり、母の場合はものとられ妄想、独語があります。

会うたび、認知症がすすんでいることを実感し、切なくなっています。

母との会話母はサービス付き高齢

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大切にしたい家族との時間。

大切にしたい家族との時間。

今日は母の病院に付き添いました。最初は混雑しているのではないか、インフルエンザなどをもらわないか心配していましたが、思ったより空いていて助かりました。午後は時間があったので、母の脳トレと運動を兼ねて、近くの公園で散歩しました。

母の歩調に合わせてゆっくりと歩いていると、自分にとっても良い気分転換に。日頃のペースよりもゆっくり歩くことで、時間の流れもゆったりとした感じがしたのです。

公園にはたく

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娘からの転職相談。何が正解なのか、わからないけれど。

娘からの転職相談。何が正解なのか、わからないけれど。

先日、長女から、転職するか、今の会社で仕事を続けるかの相談がありました。

長女は現在、営業職として3年間勤めていますが、最近では給料の安さや労働環境の厳しさに不満を感じているようでした。
(話し好きの性格もあってか営業成績は良い良いようですが、会社の上司にもにも給料が安いから転職しようかと思っていると言っているようで、我が娘ながら大したものだと驚きました。)

彼女は転職を真剣に考えていて、今年

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介護の旅は続く:失意からの学びと感謝。自分なりの正解を探します。

介護の旅は続く:失意からの学びと感謝。自分なりの正解を探します。

昨年、私の父が帯状疱疹をきっかけに入院し、転院の末に脳梗塞で亡くなりました。入院から亡くなるまで3か月もかからず、私の心と頭はその速さに全く付いていけませんでした。父の入院以降、認知症の母は一人暮らしとなり、離れて住む兄弟二人で介護サービスの助けを借りながら、分担して介護をするようになっています。

私は会社以外の人付き合いがほとんどないため、本やネットで高齢者の医療や介護に関する様々な情報を収集

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仲良し親子の落とし穴:距離感を大切にする

仲良し親子の落とし穴:距離感を大切にする

私は、親子関係は仲が良い方が良いと思っていますが、日経新聞の記事によれば、仲が良すぎるのも問題があるようです。

記事のは次のような内容でした。

- 「仲良し親子」が増加しているが、その中には「同質化」が進み、子どもが負担を感じる可能性がある。
- 社会の成熟や共働き家庭の増加に伴い、「優しい親」が増加。親子関係では気持ちよく過ごすために互いに調整し、波風を立てずに過ごす傾向がある。
- 仲良し

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息子であることがわからなくなりつつある認知症の母と向き合う

息子であることがわからなくなりつつある認知症の母と向き合う

今日は、認知症で一人暮らしをしている母のところに訪れました。

母は特に寝起きに記憶や認知が特に混乱することがあり、今日はその状態で、初めて私が息子であるかどうか確認してきました。

以前から父の死を忘れて、父の行方を尋ねてきたりしていましたが、今回は私自身が息子であることについても疑問を抱くようになっていました。

認知症の症状はその時々で変わると聞きますが、それでも進行が確実である中で、そうし

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一人暮らしをする次女の見送り。寂しいけれど、精一杯応援したい。

一人暮らしをする次女の見送り。寂しいけれど、精一杯応援したい。

今日、大学生の次女が一人暮らしをするため、地方へ旅立ちました。

大学入学や留学で何度も送り出した経験がありながらも、娘を見送る日の寂しさにはなかなか慣れることができません。笑顔を作り、元気に送り出す自分を演じる中で、心の奥底には感慨深い思いが広がっています。

大学2年生までは寮生活を送り、仲間たちとの楽しい時間を過ごしていましたが、3年生からは完全に一人暮らしを始めることに。娘自身は楽しみにし

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在宅か施設か。親の介護で感じた難しさと試行錯誤。

在宅か施設か。親の介護で感じた難しさと試行錯誤。

日経新聞に介護関係の気になる記事がありました。

介護どうする 在宅か施設か:日本経済新聞

記事には次のようなことが書いてあります。by chatGPT

- **高齢者の要介護認定数:** 約700万人であり、団塊世代が今後ますます70代後半の後期高齢期に入る中、介護に関わる世帯が増加傾向にある。

- **在宅と施設の選択:** 在宅と施設での介護を選択する難しい決断が必要であり、先送りする

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