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#ショパン
開放感が魅力のショパン24の前奏曲集
SPレコード録音時代
天才的な閃きを24の調性で描いた前奏曲集は、ショパン作品の中でも高く評価されている傑作です。
短い作品が多いので、片面約4分半のSPレコード時代には、小犬のワルツやエチュードなどとの組み合わせたり、数曲を抜粋して収録される事が多くありました。
全曲録音を行った先駆的なピアニストは、コルトー、ロルタ、コチャルスキ、クロイツァーなどが筆頭に挙げられます。これらは1925年から1
GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ(トレイラー)
前回のレコードコンサート「レシェティツキの弟子たち」から約5年。昨日4/8(土)富士レコード社さんのお招きで開催させていただきました「GREAT CHOPINZEES~ショパン演奏の秘かな愉しみ」が盛況のうちに終了いたしました。
約二時間半、2回の休憩を挟みながらの長丁場でしたが、皆様リラックスして楽しんでいただけたようで、当日の朝までムービーを作りながらレコード選定に迷った甲斐がありました。ご来 もっとみる
アヴァンギャルドな元ベルギー王女 マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイの奏でる嫋嫋たるショパンの一部始終
マリー・アントワネット・オーセナック・ド・ブロイ王女(Princess Marie-Antoinette Aussenac de Broglie, 20 July 1883 - 31 October 1971)という、ポルトガルの貴族出身のピアニストがいた。ジャック・ド・ブロイ王子と結婚したことによって、1933年に離婚するまでのおよそ7年の結婚の間、王女となった。
オーセナック・ド・ブロイは、
日本とワルシャワのショパンの1949年
「眞木先生の音は可愛く激しく、独特な世界が聞こえる。まさに現代にピッタリ!」(綾戸智恵/ジャズシンガー)
ショパン没後100周年である1949年。戦後4年、世界は戦争の惨禍からの復興の最中にありました。ナチスの侵略によって壊滅させられたショパンの故郷ポーランドのワルシャワでは、このショパンの記念的な年に、戦後初「第4回ショパン国際ピアノコンクール」を開催し新しい時代の幕開けを行いました。(このコ
コリン・ウィルソンが愛したスクリャービン〜19世紀ピアニズム「ユリウス・イッサーリス : スクリャービン/24の前奏曲集+2」
~ Fragments of History ~
ピアニストの黄金時代を担ったピアニストたち(6)
スクリャービンの初期作品はショパンの作品形式を精神的にも受け継ぎ、練習曲、夜想曲、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ、前奏曲、と同スタイルの名曲を多く残した。中でもショパンをも凌駕する白眉の出来は「24の前奏曲集 作品11」である。
ロシアの神秘主義作曲家としられるアレキサンドル・スクリャービンは、サ