ロシアピアニズム

なぜ音楽を教えるのか

《ピアノを弾くことは単なる指の運動ではなく、『芸術』だから。そして子どもは美しさを認識し、より多くの愛、思いやり、優しさ、そしてより深く人生を学ぶことができる。そして子どもが善良な人(good human)になるために音楽を教えるのです。》

これは、『ものがたり不思議な音の国』という子ども向けの導入テキストを作られたイリーナ・ゴリンという素晴らしい先生の言葉です。

私はこの言葉を見た時、一瞬時

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新たな気持ちで

モスクワ留学を終えてから、いろんなことがありました。結婚、妊娠、出産、多くの温かい人達にも出逢えました。そして、ロシアでのピアノ奏法について日々考えるようになりました。

ロシアに留学したにも関わらず、「ロシア奏法ってなに?」はっきりとした答えは分かりませんでした。

そして、ロシア奏法の本や楽譜を買って勉強してみると、実際にモスクワで受けたレッスン内容と重なり、「なるほど、今まで教わったことはこ

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ロシアピアニズム、すごい!

ハノン

ピアノの練習の最初に弾くように指示されていた教本です

ひたすら指を鍛える

よく動くように

一つ一つの音を独立させ、はっきりとした音を出しながら

どちらかという、けん盤を叩きつける感じで

子供の頃は、そんな風に練習をするように教えられました

9年間続けていたピアノの練習を止めてしまったのが、15才の高校受験前です

それから40年が経ち、不思議なご縁で、またピアノを弾く日々に導

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嬉しいです!
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【YouTube連動】スクリャービン:Op.11を全曲読んで(1/4)

はじめに

こんにちは、ご無沙汰してしまいました。軽いことでも書いていけたらいいんですけどね……。
というものの、10月からYouTubeを始めまして。(練習動画以外にもモスクワでの生活をあげているのでぜひご覧ください!)

チャンネル登録もよろしくお願いします!!

その企画の1つとして『スクリャービン:24の前奏曲Op.11を1日1つ30分ほど時間を使って読んでいく』という動画をあげまして、と

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また書きます!感謝(^^)
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【メモ】ネイガウス-ナウモフ系ピア二スト、アンドレイ・ディエフを聴いて

とにかく衝撃的でした。

私はモスクワ音楽院の研究科で学んでいるので、音楽院で行われるコンサートにはよく行く方です。

ディエフ先生のリサイタルが行われた小ホールでは、これまでも沢山のピアニストが演奏しています。私は毎回ほぼ同じ場所(2階席の後ろの方)で聴くことが多いので、それぞれのピアニストの音の違いなどわかっている方だと思っています。

ネイガウス-ナウモフ系のピアニストは有名どころですと、先

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嬉しい!また見にきてくださいね
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V. ソフロニツキー スクリャービン

綾部(以降あ):今日は最初に三曲40代になってからの曲なんですが、3番目にかける曲が僕が一番好きな曲です。この曲だけ繰り返し聴いてます。「炎に向かって」というタイトルもいかにも黒魔術的な感じでね。素晴らしいですね。

若木(以降わ):光をぴかぴかしながらやってた人ですよね。

あ:そうそう。

わ:そういうことをやっていたのが曲からはあまり感じられないんです。黒魔術でタイトルも炎なのに、赤とか青の

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A.ネルセシアン バッハ

綾部(以降あ):BWVは言いにくいので、曲紹介の時は省いて大丈夫です。省略してBしか言わない人もいますが。僕は数字がすごい強い人間なんで、整理番号があるのは助かるんですよ。記憶する時は全部数字で記憶するので。

若木(以降わ):すごいですね。

あ: 顔見ると頭の中にその人の携帯番号が表示されるくらいです。

わ:ターミネーターっすか!?

あ:ネットでレコードとか探すときも全部レコード番号覚えて

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19世紀ピアニズム〜音のドキュメンタリー「ユリウス・イッサーリス : スクリャービン/24の前奏曲集+2」

~ Fragments of History ~
ピアニストの黄金時代を担ったピアニストたち(6)

スクリャービンの初期作品はショパンの作品形式を精神的にも受け継ぎ、練習曲、夜想曲、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ、前奏曲、と同スタイルの名曲を多く残した。中でもショパンをも凌駕する白眉の出来は「24の前奏曲集 作品11」である。

ロシアの神秘主義作曲家としられるアレキサンドル・スクリャービンは、サ

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ありがとうございます。これからも歴史的録音の記事を投稿いたします。
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