《ピアノを弾くことは単なる指の運動ではなく、『芸術』だから。そして子どもは美しさを認識し、より多くの愛、思いやり、優しさ、そしてより深く人生を学ぶことができる。そして子どもが善良な人(good human)になるために音楽を教えるのです。》
これは、『ものがたり不思議な音の国』という子ども向けの導入テキストを作られたイリーナ・ゴリンという素晴らしい先生の言葉です。
私はこの言葉を見た時、一瞬時
~ Fragments of History ~
ピアニストの黄金時代を担ったピアニストたち(6)
スクリャービンの初期作品はショパンの作品形式を精神的にも受け継ぎ、練習曲、夜想曲、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ、前奏曲、と同スタイルの名曲を多く残した。中でもショパンをも凌駕する白眉の出来は「24の前奏曲集 作品11」である。
ロシアの神秘主義作曲家としられるアレキサンドル・スクリャービンは、サ