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ねこぜの教育実践

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教育論よりも具体的な現場の話
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#小学校教員

エッセンシャル思考で学校の仕事を見る

エッセンシャル思考で学校の仕事を見る

◆おはようございます!小学校教員のねこぜです。積読解消するべく読書を続ける夏となっています。今、グレッグ・マキューン著『エフォートレス思考』を読んでいます。はて、前著『エッセンシャル思考』も読んだはずだが、内容どうだったっけ?と気になりました。過去の自分が貼った付箋のあるページをざっと読み返しつつ、アウトプットしていこうと思います。

1.自分軸をもつために

 エッセンシャル思考において最も重要

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「対話」について考える(2)

「対話」について考える(2)

◆こんにちは!公立小学校教員のねこぜです。夏休み毎日投稿チャレンジ継続中です。よろしくお願いいたします。今回は「対話」について、前回取り上げた野口芳宏著『話せない子・話さない子の指導』を再び引きながら日頃考えていることや実践していることを書いていきます。

▷対話ありきで考えない
 「対話的な学び」と言うとどんな活動をイメージするだろうか。机をくっつけて話し合う様子、隣同士で体だけ向き合って話し合

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教育にSDGsを持ち込む前に(2)

◆こんにちは。小学校教員のねこぜです。暑い日が続きますね。最高気温が37度とか、人間の体温と同じじゃないかと驚いてしまいます。これも気候変動の影響なのでしょうか。これが非日常的な、異常気象ではなく通常なんでしょうか。来年の夏はもっと厳しい状況になるのでしょうか。持続可能な社会について、本気で、真剣に考え、行動に起こしていかなければならないのではないでしょうか。

▷帝国生活様式
 グリーン・ウォッ

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22世紀の民主主義と教育の狭間

22世紀の民主主義と教育の狭間

◆おはようございます。小学校教員のねこぜです。成田悠輔著『22世紀の民主主義』を読みました。ここ数年6年生の担任として、子どもたちに社会科を教える立場として様々なことを考えさせられたのでつらつらと述べていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

1.「大人になったら選挙に行きたいです」と言う子ども

 著書の冒頭の一文でまず衝撃を受けた。「若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは何も変わ

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道徳授業をアップデートする

道徳授業をアップデートする

◆こんにちは。小学校教員のねこぜです。タイトルからお分かりのように今回は道徳について、授業について述べていこうと思います。2年くらい前まで、僕は道徳の授業が一番苦手でした。教科化され、教科書ができ、「考え、議論する」道徳への転換が求められました。ただでさえ、道徳の授業が苦手でどうすればいいのか分からないのに、追い打ちをかけられた気分でした。しかし、「分からないもの、できないことをそのままにしておく

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