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スペインでの生活ハック

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かゆいところに手が届く!そんなスペイン語表現やスペインの生活でちょこっとためになる情報を集めてみました。
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日本人はスペインで美味しい豆腐を探し、スペイン人は日本で満足のいくチーズに出会えず悲しんでいるという話

日本人はスペインで美味しい豆腐を探し、スペイン人は日本で満足のいくチーズに出会えず悲しんでいるという話

ところ変われば、食が変わります。そして、食材の入手のしやすさも変わります。日本にいれば簡単に手に入るのに、海外では割と難しくなる食材のひとつといえば、豆腐があげられます。そして、厚揚げ、油揚げ、がんもどき、納豆などひっくるめた大豆製品です。逆に日本にいると、俄然難しくなるのは、乳製品。良質のチーズたちです。

日本人は大豆製品がないとさみしい
大豆製品は、あるだけで料理の幅が広がるだけでなく、簡単

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ジューシーすぎるグリーンゲージというプラム!スペイン名はクラウディア

ジューシーすぎるグリーンゲージというプラム!スペイン名はクラウディア

明るい緑色をした、熟しているんだかいないんだか、一瞬判断に迷うプラムがあります。その名は、グリーンゲージ。スペイン語名はクラウディアです。色や大きさは、まさに青梅です。でも、触ると熟しているというのが分かります。

グリーンゲージのお味は格別!この緑色のプラムですが、美味しく熟したものは、ものすごーーーく美味しいです。水分が多く、とってもジューシー。ジャムにするのにも適しているとのこと。でも、新鮮

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スペインのスーパーでビールを売ってもらえなかった午後8時10分の話

スペインのスーパーでビールを売ってもらえなかった午後8時10分の話

それは、突然起こったことでした。何があったのか一瞬意味が分かりませんでした。

いつも行くスーパーで店員さんが、レジを通しながらひと言。

「これは売れません」

・・・?

それは、ビールでした。なぜ?え?一瞬で到達した結論はひとつ。

もしや未成年にみえた?!

いやいや、そんなはずはありません。マスクをしていても、顔なじみの店員さんが今さらそんな妙な間違いはしません。実際、何度もここで買って

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蚊取り線香はなぜ緑色?理由を考えると日本にあってスペインにないものに気付いた話

蚊取り線香はなぜ緑色?理由を考えると日本にあってスペインにないものに気付いた話

夏です。夏と言えば蚊です。蚊は日本以外でも生息しているので、虫刺されの被害は地球上の暑い場所なら日常茶飯事なのでは。

そんなときに役に立つのが、虫よけグッズと虫刺されクリームなど。虫よけではおなじみなのが、蚊取り線香です。

蚊取り線香はなぜ緑色?小さいころから、蚊取り線香の独特の緑色に慣れていると、そういうもんだと思ってそこで思考停止しています。でも、なぜ緑色なのでしょう?その理由はなんでしょ

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スペインで最も一般的なメロンの名前は○○!そのネーミングセンスは国際社会受けが悪くて当たり前じゃないか!?

スペインで最も一般的なメロンの名前は○○!そのネーミングセンスは国際社会受けが悪くて当たり前じゃないか!?

夏になるとスペインでは美味しい果物が割と安価で手に入ります。種類も豊富です。今日は、メロンについて詳しくお伝えします。まずはその名前から。

ヒキガエルの皮膚メロン(Piel de sapo)とはどうもスペイン人はネーミングに対して、おおらかな国民のようなので、商業的なイメージ戦略において細やかな配慮はあまりとられてない印象です。

そうでなければ、わざわざメロンに「ヒキガエルの皮膚」という可も不

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夏の果物の名前から気付く日本語の総称の威力!その理由は意外なところに!?

夏の果物の名前から気付く日本語の総称の威力!その理由は意外なところに!?

夏に出回る果物の種類はぐっと増えますよね。それは、日本もスペインも同じです。似たような姿かたちでも、味も名前も違う、そんな果物たちをみていて、ずっと気になっていたことがあります。

日本語では総称の威力がすごい!「モモ買ってきたよ!」と言われたら、あなたはどんなモモを想像しますか?

日本だったら、ほぼモモ=白桃でしょう。皮がやわらかくジューシーで美味しい、あの白桃です。

でも、黄桃ということも

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【スペインの飲料水事情】エコな水の買い方はこれ!

【スペインの飲料水事情】エコな水の買い方はこれ!

水道から美味しい水が飲める環境が一番ですが、もしそうでない場合、水は別途購入するなどの方法をとらないといけません。では、どのような方法がおすすめなのでしょうか?スーパーで気軽に買える製品で、一番よいと思う選択肢を紹介します。

それは、こちら。BEZOYAという製品です。

こちらは、外見は厚紙です。家に置くとこんな感じ。

BEZOYAの水は、かなり軟水なので、口当たりが硬くなくて、日本人の口に

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オルチャタという飲み物を知ってる?実は栄養価がすごかった!
            バレンシアの夏の風物詩に迫るin Spain

オルチャタという飲み物を知ってる?実は栄養価がすごかった! バレンシアの夏の風物詩に迫るin Spain

暑くなるとスペインのバレンシアでは、みんなに好んで飲まれるものがあります。それは、オルチャタという白濁した飲み物です。日本では全く馴染みのないものですが、もしかするとタピオカのように、いきなり人気になるかもです。というのも栄養価が他の追随を許さないくらいすごいからです。

オルチャタとはキハマスゲの地下茎(チュファ)の絞り汁に水、砂糖もしくは蜂蜜を加えて作られるのがオルチャータ・デ・チュファ(ho

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【食のこだわり】良質の卵を選ぼう!

【食のこだわり】良質の卵を選ぼう!

あなたは普段、どんな卵を買っていますか?食べ物が体を作っているので、体に入れる食べ物には気を付けたいものです。なかでも、卵は重要なタンパク源なので、多少高くついてもオーガニック製品を選ぶことをおすすめします。

ヨーロッパの卵は印字番号を見よう!日本で買う卵には、なにも印字されていないのが普通ですが、ヨーロッパでは、通常出回っている卵には管理番号が印字されています。それを見れば、どのようなバックグ

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通りすがりのおばあちゃん直伝レシピの小イワシ(ボケロネス)が絶品!in Spain

通りすがりのおばあちゃん直伝レシピの小イワシ(ボケロネス)が絶品!in Spain

スペインは新鮮な魚介類が豊富に手に入り、スペインバルのタパス料理でも、ボケロネスと呼ばれる小イワシの酢漬けが人気です。これは、意外と簡単に家で作れるので、ズボラでも料理好きでなくてもできる簡単レシピを紹介します。

ボケロネス(boquerones)とはいわゆる小イワシです。普通のイワシより小ぶりで、カタクチイワシと似ています。カタクチイワシとボケロネスの主な違いは、生息地域です。

カタクチイワ

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砂糖の世界は意外と深い?!黒砂糖のようなパネラに迫る!(in Spain)

砂糖の世界は意外と深い?!黒砂糖のようなパネラに迫る!(in Spain)

砂糖は、普段の生活に欠かせないものだけに、その中毒性が見過ごされがちです。依存性の高いマイルドドラックとまで言われることのある砂糖ですが、上手に付き合いたいのもです。では、すでに砂糖のない生活は考えられない(!?)現代人はどの砂糖を消費すべきなのでしょうか?

白砂糖は避けた方が無難米でも小麦粉でも精製されていないもののほうが、ミネラルなど栄養素を多く含むと言われていて、砂糖でも同じことがいえます

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【スペインのノンアルコールビール事情】泡立ちよすぎる謎ビールに迫る

【スペインのノンアルコールビール事情】泡立ちよすぎる謎ビールに迫る

暑くなるとビールが美味しくなりますよね。でも、アルコールが苦手な人もいます。そんな人におすすめなのは、ノンアルコールビール。ぐびぐび飲めます。

IPAビールとは?普段、良く買うビールがなかったので、新しいのを試してみました。その時買ったのが、右側のCelestial Sinというもの。良く見ると、IPA artesana(クラフトIPA)と書いてあります。IPAってなに?

IPAは「India

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スペインにあるプールの水深が深くてびっくりした話

スペインにあるプールの水深が深くてびっくりした話

6月になって夏らしくなってきました。といっても、まだ暦上は夏ではないですし、こちらでの屋外用のプール開きもまだです。

でも、もうすぐ夏本番!

そんなわけでTwitterでプールに関係する表現を書いてみました。

書いてから気付いたのですが、野外プールというより、屋外プールですね。汗

そう、この屋外プールの水深、何メートルだと思います???

いや~、カルチャーショックでした。浅いところでも深

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スペイン人に学ぶ責任転嫁の考え方

スペイン人に学ぶ責任転嫁の考え方

人間社会では責任転嫁というものがはびこっております。それは、昔からある人間特有の自衛本能ともいえます。文化によっては、責任転嫁の度合いが違うようです。相手への配慮不足から問題が起きた場合で考えてみましょう。

日本文化の場合
日本では、「言われないと分からない」人は、バカとする扱い(!?)がまかり通っています。それは、配慮がない、勘の悪い、仕事ができないといった「ないないづくし」の評価に直結しがち

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