TikTokの構想基盤になったMusical.ly創業者から学ぶ現代サービスの開発方法
こんにちは。
株式会社ニュークラウドの代表「木村」です。
TikTokなどの短尺動画の流行り基盤を作った「Musical.ly(最終的にTikTok親会社ByteDanceに買収された)」。その創業者(Alex Zhu氏)の各インタビュー動画から現代サービス開発のポイントがたくさんありました。
そこで私なりに重要だと感じた3つのポイントを本日は、まとめさせていただきました。
1. エンターテイメント要素から始める
どんなサービスも必ず人間の本質を理解する所から始めるべきです。特に人間は、学びや教育よりかは、感性やフィーリングに訴えかけるエンターテイメントの方を好みます。これを理解した上でサービス開発が大切です。
Alex氏は、インタビューの中で以下のように答えています。
このようなにAlex氏は、偶然の発見ではあるが、とても的を得た考えたであると思います。まさしくどんなサービスも現代は、エンターテイメント要素から入ることで大きく拡大後、後に多様性を拡張していけるのではないかと。
2. ターゲットは10代から始める
現代で最も時間がある人間は誰か、それは「学生」です。そのため、学生である特に10代をターゲットにしたサービスから入り、積極的に使ってもらい拡大するのがサービスの最短距離です。
Alex氏は、インタビューの中で以下のように答えています。
このことから世界に広がる大きなサービスを作りたいのであれば、時間とクリエイティブ精神が豊富な10代や若者を初期ターゲットに設定してサービスを開発していくことが必要です。
3. 理由を徹底的に探り、一点集中
Musical.lyやTikTokは、実は、最初から音楽に乗せて口パクや踊ったりすることをメインにしていませんでした。それは、理由を徹底的に探ったおかげでサービスのコア価値を見つけることができたからです。
Alex氏は、インタビューの中で以下のように答えています。
当時Musical.lyには、口パクで音楽に乗せる機能はありました。しかし、たくさんある機能の一つにすぎませんでした。この一件を見つけたことで、Musical.lyは口パク動画に一点集中、そして口パクで歌って踊る動画アプリができあがったのです。それは、現在のTikTokにも引き継がれているため、もし当時Musical.lyが徹底調査をせずにそのまま流していたら、今のTikTokはなかったのかもしれません。
実は、この考えは、様々な業界でも言われています。例えば、短尺料理動画の「クラシル」。当社も初期時は、美容・コスメ・ファッション・ペット・DIYなど様々なカテゴリ動画をFacebook上で配信して、最もパフォーマンスが高かった「料理」というテーマに一点集中して拡大に踏み切ったと言われています。
データというものは、必ず原因と理由があるため、それを徹底的に探り見つけて、一点集中することで大きく拡大につなげることができます。
最後に
Alex氏のインタビューから学び、特に重要と感じたポイントを私なりにまとめました。またこれらのポイントは、今後新規サービスの開発にはとても有益なことであると思います。そして、現代に最もフィットしたやり方でもあるため、弊社の新規サービス創出時にもしっかり意識して取り組んでいきたいです。
この記事がお役に立てると幸いです。
株式会社ニュークラウド 代表「木村」
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