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『英語のバカヤロー! 「英語の壁」に挑んだ12人の日本人』 - 私の本棚紹介

仕事柄、英語の悩みについてよく聞きます。

noteでも英語について書かれている記事も多くあり、私自身もいくつか書かせていただいています。多くの方に読んでいただいて本当に感謝しています。

英語教師時代に個人的に生徒に貸し出していた本がいくつかあったのですが、今日はその中の一冊をご紹介させていただきたいと思います。『英語のバカヤロー!』という本です。英語の先生からこのタイトルの本を貸し出されたことに生徒たちも驚いていたようで、関心を持ってくれていたようでした。

世界を舞台に活躍されている12人の学者、研究者、有識者の方たちへのインタビューを通して、それぞれがいかに「英語の壁」に挑み、乗り越えて行ったのかが書かれています。

目次の部分だけを、以下抜粋させていただきました。

養老孟司さん (解剖学者)
もうね、英語なんてばかやろうと思うんですよ

竹中平蔵さん
(経済学博士)
英語の壁は毎日感じる。でも「向かっていく精神」を持つしかない

中村修二さん
(電子工学者)
私は今でも、アメリカ人同士の会話に加われない

上野千鶴子さん
(社会学者)
私は英語圏で勝負するのを断念した

坂東眞里子さん
(昭和女子大学学長)
ジャパニーズ・イングリッシュでも品格が大事

浅野史郎さん
(前宮城県知事)
アメリカで私は「Silent Student」だった

明石康さん
(元国連事務次長)
カタコトでも、鈍っていても、自分なりの英語でよい

本川達夫さん
(生物学者)
英語の壁は、日本と西洋の「思想の壁」に通じる

酒井啓子さん
(中東研究者)
国際学会が近づくと、必ず悪夢を見るんです

松沢哲郎さん
(動物心理学者)
英語が下手でも、素晴らしい研究はみんな固唾をのんで聞きますよ

古川聡さん
(宇宙飛行士)
管制塔の指示に対する反射神経は、ネイティブにはかないません

福島孝徳さん
(脳神経外科医)
「オレは日の丸英語だぞ」という流儀を貫いてきた

世界で活躍されている方たちも、それぞれの向き合い方で英語と格闘されてきたことを知って安心したとともに、勇気づけられました。留学前のTOEFLとの戦いや、自分がアメリカ留学時代初期に透明人間だったことや、プレゼンを練習したことを思い出したりしました。

最近ではZoomでのミーティングや転職時の面接も当たり前になり、日本にいない人とのバーチャルなコミュニケーションが増えていると思います。英語のことが好きではなくても、チャット、メール、Slackも含めて多国籍間のコミュニケーションで英語が使えるかどうか、また英語の資料を読んだり動画を見て自分で学べることの重要性が高まっているように思います。もし英語の勉強にくじけそうになった時に、心の支えになる一冊になるかもしれません。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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