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人の最後は誰にも分かりません。介護で苦しんでいる人たちの声を集めると、胸が痛くなります。長生きしている高齢者は、子供や孫にとってお荷物になっている人もいるようです。すべての高齢者ではないので誤解のないようお読みください。

介護が早く終わってほしいと願っているということは、早く死んでほしいという意味になります。もし自分がそんなふうに思われているとしたら、とてもとても悲しい話です。

わたしは63歳、母は88歳。今年1月から介護が始まりました。週3回のデイサービスをお願いしてますが、わたしも先日手術で入院し、退院したものの思うように動けないままなので母の世話はつらい。これがあと何年続くのかと思うと時々いやになりますよ。同じことを何度も言うのでつい語気が強くなったりして……」(「紫陽花」さん)

「遠方で一人暮らしをする80代半ばの義母は、義父が亡くなってから10年以上、私たちからの金銭援助がなければ生きていけないそうで、これまでに仕送りは500万円を超えました。実母は先日、認知症を発症。通院などの付き添いがこれから始まります。義母は私たち夫婦より元気。つまりまだまだ金銭援助は続く。手入れの出来ない山林や農地の負の遺産を『継いでもらわないと駄目なんだ!』と義母が言うたびに『お早目にどうぞ』と思いますよ」(「ひとさら」さん)

「私の母は95歳で昨年亡くなりました。亡くなった時、やっと解放されたとホッとしました。母の年代は、子どもの世話になって当たり前という考えがあると思います。夫が働けない中、生活費が私の肩にのしかかること10数年。母の施設への支払いは、非常に負担でした。何をしてもらっても子どもだから当たり前。そう、家族だから当たり前なんですが、『一体いつになったらこの関係から解放されるのか?』と、母が死ぬのを待っている自分がいました」(「ねこまんま」さん)


とても切実な声です。「『一体いつになったらこの関係から解放されるのか?』と、母が死ぬのを待っている自分がいました。」という声を聞いて、これから年老いていく側とすれば、どうすれば良いというのでしょう? これを書いた人だって、明日は我が身です。


国の制度ではどうしようもない現実がある


日本の皆保険制度は、世界でも群を抜いて素晴らしいと言われています。長寿大国日本と言われ、世界の中でも自慢できる存在になっています。さぞかし、国会議員や役所の人たちは鼻高々にしていることでしょう。

実態はどうですか?

国の施策にも本音と建て前、裏と表があります。長生きすることで子供や孫が苦しめられていることをどれだけお国の人は知っているのでしょう? いや知っているはずです。知っていても、何とも思わないのでしょう。個人的見解です。

おそらく施策的にはこれからも大きく変わらないでしょう。だとしたら、私たちが知恵を絞らなければなりません。今回引用させていただいた元の記事を下に貼りました。この人たちの声はとても切実です。国に言わせると「いろんな制度を実施しているから、それを活用してください」と言うでしょう。ごもっともです。国はちゃんとやってますと必ず言います。しかしそれではどうしようもない現実があります。

さて、これは奥深い難しい問題です。一緒に考えていくことにしましょう。今日は答えがありません。あしからず。


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