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2020年10月の記事一覧

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

 リライトって、緊張しますよね。

 先日から何度かほのめかしていた(何故?)久し振りの企画参加になる、「#リライト金曜トワイライト」用の小説を投稿しました。

 実はこの作品のヘッダー画像をぎりぎりまで今回の記事の猫野サラさんの絵にするかどうか迷っていました。素敵な絵だったので。とはいえ、私のリライトした作品とは違う作品のために書かれた絵だし、両方使うなんてことはできないし……ということで、リラ

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【よみがえる遺産】しあわせの歌を口ずさむ

【よみがえる遺産】しあわせの歌を口ずさむ

 今回、こちらの素敵な企画に参加させていただきました。チェーンナーさん、はじめまして、ありがとうございます!

「今は企画に参加してないんじゃなかったの?」と思った方もいるかもしれませんが、ここのところは心境の変化や落ち着いてきた部分もあって、いくつかの企画に参加していて、今回リレー企画のバトンも受け取らせていただきました。特にリレー企画などは期間中に書けない、あるいは出来ないのでは、という不安も

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非難と批判

非難と批判

 ヒナン、と、ヒハン。

 語感がとても似ています。だけど意味は全然違いますよね。

 似ているのは語感だけ。

 どうも、最近は無言で自作の小説にスキが付くと、「あっ、俺の作品が凄すぎて声も出ないんだな。ふへへへ」と無言なのを都合よく解釈して、悦に浸っているサトウ・レンです。

 私はたまにtwitterやらnoteを思考の記録のメモ代わりにしたりするのですが、とはいえひとの目に触れるところに書

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風呂敷は広げたら、それがどんなに大きくても、ちゃんと畳みなさい。

風呂敷は広げたら、それがどんなに大きくても、ちゃんと畳みなさい。

 現在、四苦八苦しながらミステリの長編を書いています。大まかなプロットを作り、導入7000字くらい書きましたが、10万字で終わらせることができるのだろうか、という感じで……。終わらせられるのかどうか、ただただ不安な毎日です。不安の主は、分量ではなく、広げた風呂敷を畳めるか、という部分が大きい。自分で畳める大きさの風呂敷用意しろよ、といつも思うのですが、導入を面白くさせようとすると、どうしても用意す

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誰がためにきみは書く

誰がためにきみは書く

 先日の記事で、合わぬなら、合わぬままでよいよい、と書いたように、

 私は誰かのために自分の文章を寄せたことはない。……と力強く言ってみたいものですが、今まで一度も無かったか、と言えばそれは嘘になります。決して意識的なものではなく、どちらかと言えば無意識に合わせにいってる感じで、書き終わった後なんかに気付くことも多い。それの何が悪いんだ、という向きもあるでしょう。別に悪いわけではありません。ただ

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合わぬなら合わぬままでもよいよいホトトギス

合わぬなら合わぬままでもよいよいホトトギス

 最近、小説に直結する企画、コンテストがいくつかあったので参加しました。

 参加したもので言うと、

〈#リライト金曜トワイライト〉

〈#逆噴射小説大賞2020〉

〈第三回教養のエチュード賞〉

 後は、ノベルデイズといういくつかの作品を置かせてもらっている投稿サイトで行われていた、2000字の恋愛小説のコンテストにも一応こちらの作品で参加しています。

 あんまり最近は参加してなかったので

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『実人生』という名の、もっともつまらない物語

『実人生』という名の、もっともつまらない物語

 私の文章はだらだらと長い、それは必然性のある長さではなく、とりとめもないから長い。だけどとりとめもない考えにぐるぐる頭を回し続けるのが好きだから、これはこれで好きなのだけど、たまには短く終わらせたい。特に先日、結構長めの小説まで投稿しちゃったので、

 と言っても、別に一番長い作品というわけではなく、私の作品の中では六番目くらい。家族、兄弟をテーマにしたミステリで、後書きに渾身の力作とまで書いて

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書けなかった、かつての僕へ

書けなかった、かつての僕へ

 昔ある好きな作家の小説を読んでいると、〈小説家志望や小説を書きたい、という人間は驚くほど多いけれど、実際に書いている人間は驚くほどすくない〉と大雑把に言うとこんな感じの内容の文章が出てきて、僕はその言葉にどきりとした覚えがある。

 何を隠そう、それを読んだ当時の僕は、小説家になりたいと口にしながらも、ほとんど大して何も書かない生活を送っていたからだ。わははっ。

 一度、小説家になりたい、と小

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「小説を書きたーい」……けど、特に何も書くことが決まっていないあなたへ

「小説を書きたーい」……けど、特に何も書くことが決まっていないあなたへ

 最近行われた池松さんのリライト企画もそうですが、以前ある方の作品の導入部分とタイトルをお借りして小説を書いたことがあります。その頃からすこしだけ思っていたことというか、知りたいことがあって、私は昔から小説を書く時は、導入と結末、そしてタイトルを決めてから、間を埋めていくように書くことが多く、それを例えば他のひとが書くと、どうなるだろう、と思っているところがあります。

 まったく同じ着想から始ま

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読み返したいものだけが文章じゃない【日記】

読み返したいものだけが文章じゃない【日記】

 最近は原点回帰というわけではないですが、note初期に書いていた頃のホラーに近い感覚で作品を創っているような気がします。いえ厳密に言えば、あの時とは多分創作に向けるスタンスがすこし違っているので、似て非なるものではあるのですが……、ホラーを書きたいという底の部分が繋がっている、という感じでしょうか。

 直近で書いたこのショートショートもその感覚の中で描いた作品で、結構お気に入りだったこともあり

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ミステリ、好きですか?(備忘録として)

ミステリ、好きですか?(備忘録として)

 実は先日、

 こんなツイートをしたら、思ったよりも長くなってしまったので、備忘録代わりにこちらにもその文章を貼っておこうと思います。一応まだ終わらせてはいないので、ここに載せるのは途中経過になりますね。

 読んだ上でしっかりと感想を書くようなものではなく思い出しながらの一言メモみたいなものですが、読書の秋、とも言いますので、参考にでもしてもらえれば幸いですが、四季に関わらず小説は読みたい時が

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何でもいいから何か書きたいので。

何でもいいから何か書きたいので。

 いや本当になんでもいいから何か書きたいなと思ってしまったわけです。いやそのですね、別に書きたくないわけじゃないんです。書きたくなかったら書かない人間だと思うので。はてさて何を書こうかしらん。いや分かってるんですよ。こういった本筋とは関係のないところでだらだら書くから「お前の文章はだらだら長い」と誰かに言われたわけじゃないけど、自分に言い聞かせています。

 日記も兼ねた記事なので、最近の創作話を

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青春色の物語なんて誰も知らない【日記】

青春色の物語なんて誰も知らない【日記】

 夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代 ――goo辞書「青春」より

 すくない友人と夢も希望もない会話をして、どれも適当につまむ程度の趣味を持ち、厳しさの欠片もない部活で生ぬるい先輩後輩関係を築き、勉強はほどほど以下で、好きな子は遠くから眺めるだけでまともに話すこともできなかったけれど、努力をしないまま描く未来だけは馬鹿みたいに大きかった。

 青春らしい青春

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ホラーが好きだからって怖くないと思うなよ【日記】

ホラーが好きだからって怖くないと思うなよ【日記】

 実は久し振りに企画に参加しようと思っています。池松潤さんの恋愛小説をリライトする企画で、約一年ぶりに本文の長さと同じくらいの自作解題まで入れました(応募要項に入れて欲しいとの文章があったので)。手直しはまだしますが、内容自体は実はもうすでに完成しています。正直自作解題を読み返しながら、恥ずかしさで打ち震えています。

 過去作紹介をはじめてから、ふと頭に浮かぶのが「たったひとつしかnoteに記事

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