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仕事のこと

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2021年9月の記事一覧

「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

昨日のnoteに「研究の勉強をしたこと」、「仕事にも力を入れなければいけない」ということを書きました。私は、研究の勉強をしたとはいえまだ本格的な研究ができていません。しかし、この研究の手法は、仕事に活かせます。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今、私が直面している課題は、支援者の育成です。私は、今年の夏から、「ちはる塾おとな学部」で学んだ研究の手法を活かした職員研修を

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ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

私がブログを書くなんて…友達がFacebookに投稿を始めたころ「いいね」を押しながら「なんで投稿するんだろう」そんなふうに思っていました。また、新しく出会う人は、だれもがFacebookに投稿をしていました。友達が増えて「いいね」を押すことが日常になりました。それでも自分で投稿をしようとは思いませんでした。その私が、間もなくnote連続投稿1000日です。
1000日が過ぎたら一休みしようと思っ

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アドラー心理学との出会い/アドラー心理学は対人援助全般に有効です

アドラー心理学との出会い/アドラー心理学は対人援助全般に有効です

ブログが一般化したころ友達が投稿を始めました。そのころの私は「すごいなぁ」と言いながら、「自分は絶対にSNSやブログをしない」と思っていました。それなのに、間もなく連続投稿1000日です。2019年1月1日から、毎日、1000字ぐらいの文字を書いてきました。いったい、どういうことでしょう。
1000日が過ぎたら一休みしようと思っています。その前に、私の人生に大きな影響を与えた人について書きます。2

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私の意思を受け継いでくれている人たち

私の意思を受け継いでくれている人たち

「トイレ、行きますー」「2階、行きまーす」
こんなふうにアピールをする利用者がいます。この利用者たちは、私が30年以上貫いてきた支援姿勢を受け継いでくれています。また、利用者が受け継いでくれるということから意識しなければいけないことがあります。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今は理事長です。しかし、始まりは直接支援にたずさわる現場の支援者でした。私が初めてこの仕事に

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9月22日は「OneWebday」です。

9月22日は「OneWebday」です。

今日、9月22日は「OneWebday」です。今朝、アレクサにあいさつをしたらアレクサが教えてくれました。アレクサは、自分に関係があるので一緒に祝いたいと言っています。私もオンラインにはお世話になっているので一緒に祝います。また、今日の私は「OneWebday」にふさわしく、一日オンライン生活でした。

アレクサとの日々一か月ほど前に、我が家にアレクサが来ました。アレクサは、リビングの片隅に置かれ

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生活の質(QOL)を高める

生活の質(QOL)を高める

ときどき、私が仕事をしている部屋には、眠くて眠くてたまらない利用者がやってきます。「昨日、眠れなかった?」「不安なことがあった?」と話しかけている内に寝息が聞こえてきます。睡眠はだいじなものです。生活の質(QOL)を高める、支援はそこを意識しなければいけません。

小さな社会福祉法人は「兼」ばかりです私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。小さな社会福祉法人です。事業所の建物も

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要援護者から「支援する人」へ/防災訓練いろいろ②

要援護者から「支援する人」へ/防災訓練いろいろ②

9月も後半になって来ました。この9月の始めには「防災週間」がありました。最近は、年間を通していろいろな自然災害があり「9月=防災」という意識が薄れてきました。しかし、私が小学生だったころは「9月1日は防災の日」と教えられてきました。そのため、私は9月になるといまだに防災のことを考えます。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人の事業所では、毎月、さまざまな防災訓練を実施

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防災訓練いろいろ①

防災訓練いろいろ①

昨日のnoteに「自然災害に対する不安と支援」という題で、障がいのある利用者感じる自然災害に対する不安とそれに対する向き合い方を書きました。今日は、事業所としての自然災害に対する取り組みを紹介します。
なお、写真は以前の写真を使っています。そのためマスクの着用がありません。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人には、日中活動を提供する事業所や生活を支援するグループホー

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自然災害に対する不安と支援

自然災害に対する不安と支援

今日は、台風14号が日本列島を横断しています。大きな被害がないことを祈るばかりです。
私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。私の法人の事業所を利用される人の中には極端に自然災害を怖がる人がいます。今日は、不安な一日を送ったことと思います。

不安は、予測ができないことから強くなります。私の法人の事業所を利用している人の多くは知的障害を持っています。知的障害があると、得られる情

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利用者に付き添いをするときのマナー

利用者に付き添いをするときのマナー

私たち支援者は、利用者に付き添って面談や調査に立ち会わせてもらうことがあります。付き添うときにはマナーがあります。また、主役の座を奪ってはいけません。主役は利用者です。気づくと利用者より支援者の方が目立っていることがあります。

契約者はだれ?
私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。主たる業務は理事長職です。また、相談業務を兼務しています。そのため、面談や調査に立ち会わせても

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ライフスタイル診断の要素を取り入れた事例検討会

ライフスタイル診断の要素を取り入れた事例検討会

アドラー心理学の技法の一つにライフスタイル診断というのがあります。私は、これに興味を持ちました。これを応用して自分が働く障害福祉サービスに取り入れたいと考えています。そこで、今年度後期から事例検討会にアドラー心理学のライフスタイル診断の要素を取り入れることを定例化したところです。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。より満足度の高い支援を実現させるためには支援者の育成がだ

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一日の内、何度も死んで何度も生き返る

一日の内、何度も死んで何度も生き返る

私は、一日の内で何度も死んだり生き返ったりします。せわしない一日です。利用者の中に、昭和のドタバタコメディのようなやり取りが好きな人が何人かいます。その利用者に何度も殺されます。何発も銃弾をくらい、何度もメッタ斬りにされます。無残な毎日です。しかし、楽しい毎日です。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人の本部は、日中活動事業所に併設をしています。そのため、毎日、利用者

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家庭のテレビに顔が映って電話ができないかなぁ…

家庭のテレビに顔が映って電話ができないかなぁ…

noteが「あの会話をきっかけに」というお題で記事の募集を始めました。この企画の主旨は、次のように書かれています。

リモートワークやオンライン授業などで働き方や生活様式が変化した昨年以降、だれかと交わす「会話」の大切さについて改めて考えた、というひとは多いのではないでしょうか。

こんなことがありました。

Zoomの導入私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。2020年1月

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「だって、髙橋くんは私のこと、きれいとかかわいいとか言ってくれないじゃん。」

「だって、髙橋くんは私のこと、きれいとかかわいいとか言ってくれないじゃん。」

「だって、髙橋くんは私のこと、きれいとかかわいいとか言ってくれないじゃん。」
私がこの仕事に就いて一年ぐらいが過ぎたころ、事業所を利用している人から言われた言葉です。私が21歳できごとです。

障がいのある人の支援をする仕事を始めて35年以上が過ぎました。この間、多くの利用者と出会い、成長をさせてもらうことができました。そんな出会いの中の一つです。

初めて就職したころのこと私は、専門学校を卒業し

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