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inuko_inuta
2020年12月28日 05:51
悲しい時辛い時苦しい時マナティーに会いに行くマナティーはこちらに顔を見せてくれる愛くるしい姿は心の闇を吸い取ってくれる
静馬
2020年12月23日 10:13
夢の中のあの人はいつも怒っている。それは私があの人の夢を見ることに負い目を感じているからなのか、あの人を好きでいることに罪悪感を抱いているからなのか、それとも本当に怒っているからなのか、よくわからないけれど、とにかく夢の中のあの人はいつも怒っていて、私は目が覚めるたびに誰もいないさびれた浜辺に打ち上げられたような気分になる。不思議な時空の空白に放り出される。夢の中で私はあの人とゆるやかな長
むぅにぃ
2020年12月21日 11:28
高架橋のすぐ下の遊歩道を、わたしはずっと歩き続けている。 橋桁と橋桁の間はコンクリートでふさがれ、反対側へ渡れないようになっていた。 わたしは、どうにかして向こう側へ行きたかった。どんな町並みが広がっているのだろう。どういった人たちが暮らしているのだろう。その全てを知りたいと願った。 高架橋に貼り付くようにして、赤い屋根の保育園が建っている。どうも見覚えがあると思ったら、子供の頃に通って
森てく
2020年12月19日 16:22
仲間が欲しくなったので問屋へ行ってみた。 それは昭和の頃に作られた古い橋の下にひっそりと建っていた。レンガ造りの小さな建物で、ピザを焼く竈と言われても納得できそうだ。 全体が蔦やなんかでめちゃくちゃに覆われ、近くには幅の広い川が流れている。流れも速い。ネットの情報によると、大河ドラマなんかでたまに使われるらしい。 赤いドアは薄汚れている。誰もここを掃除しようだなんて思ったりしないのだ。ガ
宴
2020年12月19日 19:21
僕は午後の紅茶ミルクティー、通称『午後ティー』を愛飲している。小学生の頃、たまたま母親が買ってきていたのを飲み、運命の出会いを果たした。後に母親にその事を言ったのだが、そうだっけ、の一言で、どうでもいい出来事と化してしまった。母親よ、息子の運命を忘れるでない。30代になった今も、午後ティーへの愛を忘れず、もうそれしか飲まない、人から見れば罰ゲームなのか、と訝られる生活を送っている。朝起
いせえのき
2020年12月18日 23:40
透明なまま電車に乗り込む空いている車内なら誰かにバレることなく網棚に寝そべっていられる長い長い通勤だからそれがいいそのうち満員列車になって人々の蒸気が立ち込めるもやもやが透ける体と心を侵してくるそろそろ降りて色付き人間に戻らなくてはみなさんおはようございます