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意外と知らない「美容・理容・洗濯業」

皆さんは美容・理容・洗濯業界と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?カリスマ美容師や有名エステサロンなど、身近に感じられる業界ですが、意外と知らない情報が隠れています。

結論から言いますと、1,000円カットなど低価格チェーンも台頭し競争が過熱化し「美容・理容業」の倒産は今後も増加の可能性が見込まれます。

こんにちは、佐々木正人です
是非、最後まで読んで持って帰って下さい!!
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本日も一緒に学んでいきましょう!

サービス業界の特徴

サービス業界は、大きく3つに分かれます。
1.情報を提供するサービス
2.物を提供するサービス
3.快適さを提供するサービス

更に細かく見ていくと、サービス業は取り扱う商材によって6つに分類されます。

1⃣専門サービス業:法律事務所や税理士事務所、芸術家などの専門的職種
2⃣技術サービス業:獣医、機械設計や測量など技術分野の職種
3⃣生活関連サービス業:美容師や銭湯、冠婚葬祭など生活に関連した職種
4⃣娯楽業:映画館、レジャー施設等娯楽を提供する職種
5⃣複合サービス業:郵便局、介護事業など複数のサービスを提供する職種
6⃣その他のサービス業:1⃣~5⃣以外の職種。政治団体、機械修理業など

その中でも今回は生活関連サービス業の美容・理容・洗濯業をフォーカスしていきます。

洗濯はともかく、一見私には無縁そうな(笑)美容業をわざわざ取り上げたのは美容・理容業に関して
「新型コロナウイルスの影響で、『渋谷や原宿などの都心の激戦区の美容院や理髪店』は売上が落ちているのに比べて、『地元の美容院や理髪店』などは、売上が上がった」というものです。

これは、渋谷や原宿などで髪を散髪していた人が遠出せず、地元の美容院や理髪店に通うようになったことが要因だとか。いかに生活に密接している業界かということが伺えますね。

美容・理容・洗濯について

美容・理容・洗濯業は個人に対して身の回りの清潔を保持するためのサービスを提供する事業所が対象です。

総売上高 10 兆 5,092 億円の内、美容・理容業で48.6%、洗濯業で39.6%を占めています。業界規模は上場企業数 7社(1,888 憶)、非上場企業数 50,035 社となっています。

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<美容・理容業> 美容・理容業は、サービスの提供方法として、原則1人のスタッフが1人の顧客に接することとなり、サービスそのものが商品です。

サービスの大部分を人的な労働力に依存していることから、典型的な労働集約型産業ですね。

<洗濯業>
洗濯業は、「クリーニング業」と「リネンサプライ業」に大別されます。

クリーニング業は個人顧客が中心であり、顧客が店頭で受渡しする「持込方式」が一般的ですが、一部の企業では各家庭や企業を訪問して集配する「外交方式」を実施してます。

クリーニング業とリネンサプライ業のいずれのサービスにおいても、最終的に工場部門に集約されて洗浄・修復作業等が行われます。

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近年の美容・理容業界の動向

美容・理容業では、美容師および美容院数は毎年増加している一方、理容師および理髪店数は緩やかに減少してます。

これは個人経営店における後継者不足、低価格チェーン店等の台頭による競争激化、来店頻度の低下等により、美容・理容業の倒産件数は 2015 年から4年連続で増加して推移していますね。

主力事業の1つである化粧品販売も、近年、エステティックサロンやネイルサロンにも進出することでトータルファッションサービスを展開し、顧客の囲い込みを図る美容所が増加しております。

洗濯業では、家庭での洗濯の容易化や、ファッションのカジュアル化の影響により、クリーニング需要が減少しており、クリーニング屋・取次所の施設数は 2000 年度と比較して4割以上減少しております。

特に、主要顧客である旅館業(ホテルや旅館)の減少が顕著であることから、今後も厳しい事業環境が続くことが想定されます。

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与信管理上 抑えるべきポイント

<美容・理容業界>
2015 年から4年連続で倒産件数が増加しており、その約9割が個人経営店の倒産です。美容大手企業、海外ブランド美容院チェーン店、低価格チェーン店、どの系列に属しているかの把握が重要となります。

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比較的容易に開業が出来て、提供されるサービス内容は基本的に同じため、商圏の人口動態、競合店舗の存在、店舗へのアクセス状況等を確認し、同業他社と比べ立地条件の面で優位性があるか確認する必要があります。

サービス提供分の支払いが日銭として入る業界のため、短期的な資金繰りは安定する傾向にある一方、ファッションの多様化に伴って、店舗にも高いファッション性が求められ、老朽化した店舗の建替や流行に合わせた店舗改修などに資金需要が発生します。金融機関との関係性についても十分に確認していく必要がありますね。

<洗濯業>
洗濯業の資金需要は、店舗・設備の老朽化に伴う費用が主になります。設備の主体となるクリーニング機械・装置は比較的高額であることから借入負担も大きく、借入に見合った収益力を有しているか確認する必要があります。

また、小規模零細業者が多いことから、商圏の将来性、競合店の有無等を確認し、過剰投資していないか確認することもポイントです。

いかがでしたか?
美容院やクリーニング屋の前を通った時などに思い出してみてください。

本日は以上です。
次回もお楽しみに!では!


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