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わたしは多分まだ疲れていたし、退屈していたが、しかし。
今月行く予定の小沢健二のライブが今から非常に楽しみなのである。とても思い入れが強いから。子どもの頃にレガシー(車)の中でLIFEがかかって、家族でお出掛けに行っていた。
フリッパーズ時代に引用を多用しながら、置き換え可能性を歌っていた小沢が1stアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」で「ありとあらゆる種類の言葉を知って、何も言えなくなるなんてそんなバカな過ちはしないのさ」と「ローラースケート・
思って書くのではなく、諦めの上で、切実に書く
3月に『つかの間の道』の再演が終わり、4月からオフィスマウンテン『トリオの踊り』の稽古がはじまり、6月は那須塩原ART369プロジェクト『わたしのまち』の演出・参加を終えた。その後、喜界島サンゴ礁科学研究所とのプロジェクトでサンゴの産卵を観に喜界島へ。現在同プロジェクトのプロジェクト発表の準備をしている。その後サンゴ戯曲執筆などが待っている。
本当は『ことばにない』が終わり、今年はゆっくり過ごそ
自分のからだのことを考えるようになった
自分の日常生活の体のことを体の部分、部位レベルで考えるようになった。
わたしは自分の体のことをまったく大切にできないたちで、ストレスが溜まると体を引っ掻いてしまったりなど、内的ストレスを体へ直接落とし込んでたので、体は当然傷つく感じになってしまっていた。というのが、これまでの人生における話。
2023年3月に『ことばにない』のことが、書きながらわからなくなって、オフィスマウンテンのワークショッ
加茂慶太郎・宮崎玲奈 『実験ラボ2024年4月10日』で実験する新作(戯曲ファイルあり)
2024年4月10日にSTスポットにて加茂慶太郎・宮崎玲奈 『実験ラボ2024年4月10日』というラボを開きます。福岡在住の加茂くん、宮崎で今実験したいことをめいいいっぱい実験する場です。1日居放題チケットというのがありまして、1日居放題できるのでおすすめです。上演を2回みることができます。
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⭐️わたしは以下の新作を執筆してみました。1
代弁を失敗しつづける強力なスーパーフラットの形式のためのメモ書き
・俳優がセリフを話す、という行為があるとき、あたかも自分の言葉であるかのようにセリフを話す、役と見えるための演出に沿ったその発話の形式に納得することができない。
・それは演出によって引き起こされる。もしくは、俳優は役になりきるものだという固定概念によって起こりうる。
・わたしは「劇への抵抗」という文章の中で、「ーに見える」という目的に向かうリアリズム演劇の手法を脱したいこと、その回避の仕方を宣
明日から『つかの間の道』がはじまります
明日から『つかの間の道』の上演がはじまります。観劇されて、宮崎さんどうしちゃったの?と思われる可能性もありますが、『ことばにない』を終えてから、私なりの理屈が通って今回の演出形式を選択するに至りました。当日パンフレットに5700字の『劇への抵抗ー軽さを起点として』という文章を書いています。
劇としてでなく、上演が上演として自立し得るために、という命題に向き合って、一緒に創作を行なってくださった『
ある駅のある街のある家
ある駅のある街のある家に大学1、2年生の頃に5人で集まっていた。よく徹夜して、俳句をよなよな作っていた。凌霄花が咲いて、団地の道に落ちてあるので、のうぜんの句をその当時はたくさん作っていた。ある駅のある街のある家の近くにあるあるラーメン屋にモグライダーのともしげが行っていた動画を最近家でダラダラしながら観た。ある駅のある街のある家の近くにあるラーメン屋に時折みんなで行ったりしたのだけど、ある人はあ
もっとみるシアターホームステイプロジェクト参加レポートーその1
はじめに
小劇場ネットワーク主催のシアターホームステイプロジェクトに参加した。面談をした際に、シアターZOOの斎藤歩さんから「ここのところは、コロナで交流も難しい時代が続いたかもしれないが、わたしたちの時代はもっとお互いに行き来していたんだ」ということを伺い、普段は知り合うことが難しい場所(東京近郊以外)に住んでいる同世代の演劇人が何を考えて演劇に向かっているのか知りたく、情報共有をしたいと思っ
すべてにつかれました
ほんとうのわたしは好かれないが、わたしの作品を好きだと言う人がいる。
わたしは好かれないが、わたしの作品は好かれるという自己分裂しそうなこと、その作品を作っているのもわたしなんだけどな、とずっと感じていた。そんなことと、葛藤していた気がする。わたしはそんな丁寧な人でもないし出来た人間でもない、その自己矛盾にほんとにそれでいいのか?と思っていたけれど、作品と自分の距離が縮めば縮むほど、別の難しさも生まれてくる。ほんとうの自分は友達だけに見せて、作品にはほんとうの自分の
もっとみる取り乱しというキーワード
過日の青本柚紀さんとのアフタートークの中で、「取り乱し」という言葉が出ました。後編の執筆の中で思考していたものだったということもあり、その話が出来てよかったなと思っています。2023年の『ことばにない』後編は非常に今、ここ性が高い作品だなと思いました。
『ことばにない』のこれからの長い未来があったとして、改稿したりということがあるのであれば、前編も後編も作品としては年々研ぎ澄まされていくのかもし