宮崎玲奈

劇作家、演出家、ムニ主宰。96年高知生まれ、Juice=Juiceの工藤由愛さんが好き…

宮崎玲奈

劇作家、演出家、ムニ主宰。96年高知生まれ、Juice=Juiceの工藤由愛さんが好きです。宮﨑莉々香、俳句作家、オルガン。

マガジン

  • 生田日記

    そこそこ読み応えのある書き物を目指します。 読んだ本、観た映画、日々考えたこと、料理などのことを記録します。

  • 演技のまわり道

    演技ということがわからなくて、2019年から書き始めました。演技や戯曲を書く中での問いや、影響を受けたものについての雑談noteです。

  • アフタートーク

    アフタートークに出演した作品のことを書いていきます。

  • 上演後の振り返り記事

    上演後に振り返っている文章を集めました。

  • 豊岡滞在日記

    2020.12.15-22@サブログ

最近の記事

シアターホームステイプロジェクト参加レポートーその1

はじめに 小劇場ネットワーク主催のシアターホームステイプロジェクトに参加した。面談をした際に、シアターZOOの斎藤歩さんから「ここのところは、コロナで交流も難しい時代が続いたかもしれないが、わたしたちの時代はもっとお互いに行き来していたんだ」ということを伺い、普段は知り合うことが難しい場所(東京近郊以外)に住んでいる同世代の演劇人が何を考えて演劇に向かっているのか知りたく、情報共有をしたいと思った。わたしは、『わたしとわたし、ぼくとぼく』というLGBTQ +を題材として扱っ

    • 最近のこと

      個人としての幸せがよくわからなくなった。 仕事しているのは幸せ。けど、最近仕事しかしていない。仕事してるのが幸せ。「ことばにない」を終え、1日休んで、とは言ってもオンラインで打ち合わせをしたりはして、喜界島で創作をして、発表をして、創作をして、京都で発表をして、東京に帰ってきて、脚本の打ち合わせがあり、11月が終わりそうになっている。 明日もなにかをして、しばらくしたら脚本のプロット〆切があって、もう一本脚本の〆切があって、、、、で、バタバタして、で、年が明けてバタバタして

      • すべてにつかれました

        • ほんとうのわたしは好かれないが、わたしの作品を好きだと言う人がいる。

          わたしは好かれないが、わたしの作品は好かれるという自己分裂しそうなこと、その作品を作っているのもわたしなんだけどな、とずっと感じていた。そんなことと、葛藤していた気がする。わたしはそんな丁寧な人でもないし出来た人間でもない、その自己矛盾にほんとにそれでいいのか?と思っていたけれど、作品と自分の距離が縮めば縮むほど、別の難しさも生まれてくる。ほんとうの自分は友達だけに見せて、作品にはほんとうの自分のカケラを今後は散りばめていくことにしようかなと思う。わたしはエッセイストではない

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          取り乱しというキーワード

          過日の青本柚紀さんとのアフタートークの中で、「取り乱し」という言葉が出ました。後編の執筆の中で思考していたものだったということもあり、その話が出来てよかったなと思っています。2023年の『ことばにない』後編は非常に今、ここ性が高い作品だなと思いました。 『ことばにない』のこれからの長い未来があったとして、改稿したりということがあるのであれば、前編も後編も作品としては年々研ぎ澄まされていくのかもしれないけれど、2022年、2023年上演版は長いスパンで見たとしても、わたし個人

          取り乱しというキーワード

          上演2週間前

          わたしは前編を書いた一年前とは良くも悪くも全く違う人間になっていて、一年前のわたしはもう少し繊細な人間だったなと思った。人を信じられていたなと、テープの音声を聞きながら思った。去年色々なことがわたしの身に起こったことで、演劇も人も信じられない、となったことが大きく起因していて、起こった出来事への怒りもあったし、どう演劇を、人を、信じればよいのかがほんとうにわからなくなってしまい、周りの人にも沢山助けてもらうことで(改めてありがとうございました)なんとか後編を書ける状態になった

          上演2週間前

          バストリオを観た 感情の話

          バストリオ『一匹のモンタージュ』リクリエーション@こまばアゴラ劇場、を観た。終盤の橋本さんのシーンに特にグッときた。 ここからはネタバレ含むので、ネタバレされたくない人は読まないでください。 「橋本さんは感情的に生きるのをやめました」(という旨の)セリフを坂藤さんが発話して、橋本さんはやってきた女性の方から取り出された橋本さんの心臓を手に持って、舞台上で立っていた。 まるで、自分がそこに立っているみたいだと思った。あのパフォーマンスに心臓を取り出されて、立っていた橋本さ

          バストリオを観た 感情の話

          トラウマの話

          わたしは去年の『ことばにない』上演期間中に、「生理用品をトイレに置く暇があるなら死ぬほど傷ついて作品作ってください」「こんな作品作らない方がいい」「レズビアンであるということを客寄せに使っている」ということを直接&間接的に言われ、普通に傷付いた。あまり周りの環境にも守ってもらえなかった。他の人は自分がやりたいことを作品にしても言われないことを、なぜわたしだけ言われて傷付かなくてはいけないのかが本当にわからなかった。2ヶ月くらい何も出来ない時間が続いた。 気にしなければいい、

          トラウマの話

          酸っぱい唾液が止まらなくなった話

          日曜の朝7時くらいに起きてスープを飲んだ。9:00-10:30くらいで制作MTをして、終わった後くらいにパソコン画面を見ていたら気持ち悪くなり、嘔吐したのち、その日中酸っぱい唾液が止まらなくなった。バイトがあったので、なんとか向かい、バイト先で「宮崎さん顔死んでますね」と言われ、わかられるもんだなぁ、と思った。酸っぱい唾液が止まらないんですよ、でも今日は病院休みだから、と話す。わたしはコーヒーもタバコも好きだが、かぼちゃスープや野菜を食べてください!油物避けてください!と食事

          酸っぱい唾液が止まらなくなった話

          誕生日所感と稽古について

          おととい、大塚凱に会い、きのうは吉田に会い、なんだかタイミングがよかった。大塚くんとは高校の頃から知り合いで、よく友人たちと夜な夜な群青ハウスに集まり句会をしたり、だべったり、闇鍋をしたり、賞を取ったお祝いをしたり、カラオケオールをした。吉田とは稽古場で自分でいれるように準備するのがしんどいけど、それをやると家に帰った後の後悔がないという話などをした。彼らと出会って遊んでいた頃、わたしは大学生だったし、お互い大人になっている、と思った。 稽古場への向かい方や稽古の進め方を変

          誕生日所感と稽古について

          夢日記

          先月から繰り返し見ている夢。戯曲の選考会でけちょんけちょんにされる、選ばれないという夢。もうこの夢見るの辞めたいくらいなんですが。悪夢。

          『ことばにない』後編 完本までのこと

          『ことばにない』は完全完本した。今は稽古をしている。最終稿までに考えたことがあったので、なんとなく書こうと思う。 昨年の上演中に最悪なことを言われたり、怒鳴られたりということがあり、その他にも上演後の約3ヶ月間にわたり対応が続いたり、社会状況もどんどん最悪になっていくばかりだし、このままの精神状態&状況では後編できないと思う、まで、精神的に追いこまれた。予想していたような出来事もあったが、それでも言われたり、起こったりするとそれなりにショックを受ける、というものである。今年

          『ことばにない』後編 完本までのこと

          メモ程度に:尊厳の話

          わたしだって人間なので、意見や要求ではなく、頭ごなしに自分の仕事を否定されたら、尊厳がない、と感じ、ムッとなってしまう訳で。相手に伝えるには、今度からはこういう風に言ってほしいです、とかしか言えないんだけど、尊厳って俳優だけではなく必要だよね、、、と改めて思うなどした。わたしは自分の選択が無碍にされていると感じると、違和感を持つと思うし、頭ごなしに否定されて、わたしはなぜあなたのために頑張り続けないといけませんか、と思うかと。死にたくなっちゃうねー。

          メモ程度に:尊厳の話

          一人で生きていける?

          シェアハウスをここ3年くらいしているが、シェアハウスのいいところは個人の時間が担保されていながら、一緒にいることのちょうどよさを感じられる点だなぁと思っている。割と一人暮らしに飽きてしまったのもあり、友人たちとシェアハウスをはじめたが、うちには割といろんな人が遊びにくるので、あまり退屈もしない。話したい時はキッチンに行けば誰かいるから、だらだら話す。最近観た映画の話したり、ハロプロを踊ってみたり。餃子パーティーしてみたり。草むしりしたり。夏のホラー映画鑑賞会をしたり。庭も駐車

          一人で生きていける?

          8月31日の昔のわたしと2023年8月31にちのみんなへ

          8月31日の昔のわたしと2023年8月31にちのみんなへ

          夢日記

          自分から出した訳ではない戯曲賞でヤングアダルト特別賞という賞を与えられ、(本賞は2人いた)ヤングアダルトなんて嫌すぎる!と、号泣して文句を言いにいこうとしたところで目が覚めた。最悪な夢だった。