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「BOY•MEETS•PEOPLE」1話
あらすじ
主人公の下見は、転勤族の父と共に転校先の中学校にやってくるが、具合が悪くなる癖が出てしまい、廊下に飛び出した。下見は腫物のように扱ってくる父親のことや、周りと距離を置くようになった出来事を思い出す。すると、下見に女性が声をかけてきた。彼女は「つばき」と名乗り、下見の事を待っていたと言う。理由を問おうとしたが、迎えの生徒達がきた時に彼女の姿はなかった。
移動中、下見は椿姫伝説と、居場
「BOY・MEETS・PEOPLE」3話
近々合同で中学の交流会があるらしく、みんなも浮かれ気味だ。
相手校の生徒会長と副会長が来るらしい。
下見は人込みを避けるために、椿と上の階で野次馬たちを眺めることにした。
生徒会長はすらりとした黒髪のイケメンで、男女ともなく目を引いてしまう。
隣の副会長もそれに負けず美人で、下ろした髪に手前だけ三つ編みをしている。
「来たのは二人みたいですね」
「椿…先輩?!」
隣の椿が涙を流
「BOY・MEETS・PEOPLE」2話
下見は、時々誰かから話しかけられた気がしたり、幻聴らしきものが聞こえるようになる。
ある日、学校の中で下見に突然黒い影が襲い掛かり、下見の首を絞めつける。
意識を失いそうな下見を助けたのは、椿だった。
久々に言葉を交わし、やはり彼女が伝説の椿姫だと知った下見。
椿姫は、下見が異形のものが見える能力が目覚めるようになったのだと告げる。
「こんな力なんていらない……っ」と嘆く下見に、「で
「はじまりは蝶」4話
「あの、ほんとのほんとに大丈夫なんですかこれ」
「あぁ? 知らねーよんなの」
自分の髪を撫でながら言うサドさんは、ご機嫌斜めだ。どうやらご自慢の髪にまで液体をつけるのが気に食わなかったらしい。僕たちは、『とどのつまり』の近くの森に移動していた。ポウ星人は、人気のないところに拠点を持っているらしいんだ。僕たちは、皆一様に壺の中身を体中に塗りたくって相当匂いが酷いだろうから、ある意味有難かった。もは
「はじまりは蝶」3話
「もうちょっとで夏休みだから、ちゃんと計画的に荷物は持ち帰ってくださいね。じゃないと、最終日に持ち帰り切れなくなりますから」
宇佐美先生が、帰りの支度中の僕らに声を掛けた。僕は、溜まりに溜まったミニテストのプリントとか、置き勉した教科書を青バッグにつめた。すごくパンパンだ。
一人称を「俺」とは不思議と言わなくなっていた。だって、もうかっこよさを取り繕うための人がいなくなってしまったんだもの。
「はじまりは蝶」2話
「ここ、だよね?」
わかってはいるんだけど、夢碧さんに確かめずにはいられなかった。
木造りで『とどのつまり』と書かれた看板がかかる店は、バーにも関わらず和装なのがまず不釣り合いだった。ドアの下の隙間から、マイナスイオンみたいに勢いよく異様な空気が放たれている気がする。霊感センサーがビビッと働いて、俺はゴクリと息を呑んだ。
恐る恐る取っ手を握って固まっていると、じわっと手の甲が温かくなった。
週刊少年マガジン原作大賞に応募完了しました! いや〜今回はタグつけ忘れなかったし、多分この為にあの時はつけなかったんだな〜と思っている今日今頃。
企画書って題名に書くの相変わらず忘れてるけども…
結構読んでいただいてるようだし、自分的には大満足!! よし、新しい作品書くぞ〜!!
新人賞「マガジンライズ」ネーム部門応募完了!
今回から何と毎月の開催だそうで……嬉しい限りです!
何とかギリギリにならずに、投稿が完了しました。
応募完了メールが届かないところが、気になるところではあるのですが、何回もメールアドレス確認したし、大丈夫、でしょう。ダイジョーブ!!
次の作品を考え始めようかな、そのための投資にノートパソコンを購入しようかと思っている今日この頃です。
小学生に、『地獄先生ぬ~べ~』の呪文を思い切り叫ばれた件について。
その朝、私はいつもの如く待ち合わせた友人と、学校に向かう途中でした。
最初の信号を渡り切って歩き出したその時、
バタバタバタッ
と、数メートル先にいた小学校1、2年生?ほどの少年が、何を思ったのか突然こちらを振り返って、駆け寄って来たのであります。
(なんだ……?)
少年は、最初から狙いを定めていたかのように、私の方へピタッと立ち止まると、
「光明遍照(こうみょうへんじょう)現威神力(
「スパイダーズ」第3話
蜘蛛の姿から人間に戻ってから、晴には隔離と尋問が行われた。まず、晴に人間への敵意がないことを証明することが必要とされた。当然、晴はそんな感情は持ち合わせていない。だが、周りの人間は恐れの感情しかなく、長時間のやり取りが行われた。「なぜ、蜘蛛になれたのか」晴の記憶の中にあるのは噛まれたことだけで、相手を問われても、ぼんやりとしてよく思い出せなかった。結局めぼしい結果は得られず、晴は寿人の監視下の元
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