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短歌集

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#短歌

令和版百人一首 恋の巻 秋

令和版百人一首 恋の巻 秋

三羽さんの企画に初めて参加します
季節外れになるので、書けるかなと思いましたが、昔あったことを思い出して…

秋の夜に
りーんりーんと
鳴く声や
君のささやき
夢に残して

あきのよに りーんりーんとなくこえや きみのささやき
ゆめにのこして

静かな秋の夜、うたた寝をしていた私は、耳元でささやく貴方の夢をみたような気がして、はっと目が覚めたとき、鈴虫がりーんりーんと鳴いていました
その鳴き声はあ

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日本の神々 伊勢神宮

日本の神々 伊勢神宮

noteをしばらく休んで、果たして自分は何を書きたいのかなあ、と考えた時、ずっと、自分の人生の中で心底にあったものを書きたいと思いました。少し肩の力が抜けました。
私は伊勢神宮loveですから、まずは伊勢神宮のことを書きたいと思います。

歌…風そよぐ 外宮(げくう)への道 森々(しんしん)と
光あつめし 北斗七星

まず、伊勢参りは外宮(げくう)参拝が先です。豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)

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小さな心 大きな心

小さな心 大きな心

仁の音さんの、この記事を拝見して、感銘を受けました。
仁の音さんの先輩が、お手紙で、 「毎年正月になると〝書き初め〟をする慣わしが、我が家にはある。子どものころから正月二日には、家族そろって一枚の紙に寄せ書きをやる。そこにその年の決意と家族の絆が出来るのである。親のすてきな演出ではある。」    

というようなお話を書いて来られたようです。そしてそれが脈々と家族に受け継がれている。ということでし

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碧(みどり)

碧(みどり)

碧(あお、みどり、へき)
もとは碧玉(へきぎょく)からきているらしいですが、Googleで調べると、碧玉は、光輝く宝石のような青い石と書いていますが、広辞苑では、①みどりいろの玉②不純物を含む石英と書いています。どちらでしょうか。

碧だけで調べると、あおみどり、深い青となっています。
碧の字の王は、元は玉ということで、宝石を表します。
なので王のついた(偏)はおうへんと言わずに、たまへんといいま

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梅園 梅めぐり

梅園 梅めぐり

昨日はお天気もよく、気分が良かったので、梅園に行ってきました。名前がそれぞれ素敵なので、梅の花と一緒に楽しんでいただけたらと思います

おまけ

和名のボケは中国名の木瓜(ボクカ、モクケ、モケ)が転訛したものと言われています。 別名はカラボケ(唐木瓜)です。 

短歌
しだれ梅
ほとほとほとと
はじけたり
風の流れに
香りをのせて

何年かぶりに長距離歩きました。歩数計見たら13000歩でした。

楊貴妃(梅)

楊貴妃(梅)

梅の枝が真っ直ぐ天に向かって艶やかに延びているのを見て、まるで楊貴妃の立ち姿のように見えました。
楊貴妃という名の梅です。
楊貴妃は、なぜか赤のイメージがあったので、紅梅にその名がついたのは納得しました。

楊 貴妃は、中国唐代の皇妃。姓は楊、名は玉環。貴妃は皇妃としての順位を表す称号。玄宗皇帝の寵姫。玄宗皇帝が寵愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたと伝えられたため、傾国の美女と呼ばれている。世

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母へ 短歌2

母へ 短歌2

勉強の 
べの字も言わぬ 母の背に
教わりしは 生きる力なり

勉強をしなさいと言われたことはありませんが、わたしは兄妹の中で一番勉強好きでした。それ以上に、母の背中から、多くの苦難を乗り越える術を身につけました。

ひどいこと言われたので(内容はわかりません)、社長の頭をスリッパでたたいて帰ってきたと言っていました。
その会社をやめたかどうか、私は小さかったので、記憶にありませんが、それを聞いた

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母へ 短歌1

母へ 短歌1

父が病気になり、母は近くの海にしじみを取りにいき、それを売ろうとしましたが、全く売れず、戸惑っていたら、道行く人が来て、あの街なら、良く売れるよと教えてくれました。そして、その街へ行ったら飛ぶように売れたということです。
私はこの話を聞いて、少し視点を変えれば、どうにかなるものだという教訓を得ました。

父亡くし
母の苦労は壮絶に
生きる糧は 愛のつながり

母を中心に家族が団結しました。温かい愛

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keigoMさんの絵に三首

keigoMさんの絵に三首

keigoMさんから、年末12月にご依頼をいただき、歌を三首作りました。12月、お休みしていたので、それからずっと温めていた記事です。
まず、絵を見て、一番最初に私が感じた短歌です。

いろいろな人(色)を織り交ぜながら、ひとつの完成をめざしていく、ひとつの花をつくりあげていく、この花の絵に愛を感じました。

次に、keigoMさんの文章を読ませていただいて、彼の心の中を想像して、詠ませていただき

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心情短歌3

心情短歌3

私の友は、なぜか夫婦仲が良い人たちばかり集まっていて、私の前で平気でのろけます。
うちの旦那、私が趣味やねん。何も趣味ない。
旦那と◯◯へ旅行したわあ。
一緒にゴルフしてきた。

はい、はい、そうですか。それはよござんした。

でも、私のことを羨ましいとも言います。

一人で好きなこと出来るやん。仕事も持ってるし、いいなあ、自由で。

はい、はい、そうでござんす。

妹など、好きな映画を集中して見

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紅葉に

紅葉に

同行二人とは、お遍路さんが、八十八ヶ所をお参りする時に、弘法大師が共にいてくれる、常に一緒という意味で使うのですが、この歌はその言葉を、素敵だなと思って、ちょっとお借りしました。私を守ってくれる、ご先祖様の霊や、自分のことを気にかけて下さる守り人がいつも心の中に

一人のようで一人ではない

紅葉と共に、多くの多彩な人が舞って、私を楽しませてくれる、と感じて短歌にしました。

心情短歌

心情短歌

私には二つ上の姉がいましたが、56歳の時に癌で亡くなりました。
姉は美人で、愛嬌が良く、誰からも好かれました。男性にもよくもてました。私はいつも姉の影に隠れていました。姉が陽なら、私は陰。
姉はスピリチュアルな話が大好きで、好きな本を見つけてきては、私のところに持ってきて、意見を聞くというのが日常でした。ところが、姉が亡くなったとき、悲しい思い出のそれらの本は悔しくてくやしくて、全部捨てたのです。

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日々の想いを短歌にのせて…

日々の想いを短歌にのせて…

 皆さんおはようございます。
ご心配おかけしました。思ったより早く回復しました。
休んでいる間にnoteとの付き合い方をあらためて考えました。

休んでから、なぜか短歌が頭の中で沸騰しています。こぼれてきた短歌を上手、下手関係なく表していきたいとおもいます。短歌をつくるなんて、考えたことのない私なのに、不思議です。

まずは、三人称で書きましたが、自分の中に埋もれていたものを引き出してくださった方

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日々の想いを短歌にのせて…③

日々の想いを短歌にのせて…③

良いことも悪いことも、夢のように、永くは続かないから、悩まずに天にお任せしよう。
という心情を詠いました。

草書、変体がなをつかいました。

6Bの鉛筆で、コピー用紙に書きました。鉛筆はすごい発明ですね。濃淡も出せますし、柔らかいです。何より準備なく、気軽にすぐに書けます。私は、ペンより筆より、鉛筆が大好きです。