学生最後に集大成のようなイベントを。
ーー卒業を間近に控えたタイミングで開催するので、僕は「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」を学生最後の集大成のようなイベントにしたいと考えています。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「学生最後に集大成のようなイベントを。」というテーマで話していこうと思います。
📚「つくる」ことが好きな僕
幼稚園児の頃からとにかく「つくる」ことが好きで、絵を描いたり、詩を書いたり、演劇したり、軽音楽をしたり、YouTubeやったり、いろんな「つくる」に携わってきました。一通り時間をかけてやってみるものも多かったけれど、スタンプラリーみたいに、その創作を体験して満足したら次へ踏み出すことを繰り返していました。
そのなかでも、特に長く続けている、なんなら今でも続いているものがふたつあります。「小説」と「ビブリオバトル」。
小学校5年生の頃から小説を書くようになったんですが、高2のときにとある文学賞で奨励賞を取ったり、大3のときに初書籍『Message』を出版したりしながら、ずっと書き続けてきました。
ビブリオバトルは高校1年生の頃から始めました。元々人前に立つことは嫌いじゃなかったし、文章を書くだけじゃなくて読む方も好きだったから、僕にうってつけのコンテンツだと思いました。高1のときには1回戦敗退という結果だったけれど、翌年には東京都大会で優勝して、全国大会に進出することができました。大学生になってからも続けていて、一昨年と去年、それぞれ全国大会に進出しました。
このふたつは、僕のなかで長く続いている「つくる」で、それはつまり、少なからず人よりも得意分野なんだと思います。
物語をつくること。
本を紹介すること。
このふたつを上手く活かせないかと思い、辿り着いたのが「BOOK TALK LIVE」というイベントでした。
📚僕のための「BOOK TALK LIVE」
「ブックトーク」というコンテンツがあります。学校の図書室や地域の図書館で、司書さんや職員の方々が読書推進活動の一環として子ども向けに開催しているイベントです。ひとつのテーマのもと、本にまつわるエピソードを物語っていくもの。僕はそれを、トークライブとして開催することを思い付きました。「ブックトーク」×「トークライブ」=「BOOK TALK LIVE」というわけです。
初回は2023年5月2日に開催しました。「BOOK TALK LIVE “Message”」という題のもと、僕の初書籍『Message』にまつわるエピソードを物語ったんです。物語の誕生秘話、物語のベースになった成人式の出来事、共同創作でつくったこと、僕が本当に伝えたかったこと……などなど、「Message」をテーマに1時間かけて物語りました。
トークライブというくらいですから、ライブ感を演出する必要がありました。そこで、オープニングムービーをつくったり、スライドをつくったり、音楽にもこだわったり、お客さんの感動を生むために工夫を凝らしたものです。
こだわった甲斐もあり、感動の舞台を作り上げることができました。なかには、涙したお客さんもいたくらいです。
今こうして振り返ってみると、僕のためのイベントだなとつくづく感じるんですよね。僕が編み出して、僕が企画して、僕が中心となって運営したものだから、当然といえば当然なんですが、「BOOK TALK LIVE」を構成する要素は、全部僕好みだし、僕の得意分野です。
「BOOK TALK LIVE “Message”」では、自分の書いた物語にまつわるエピソードを語ったわけですから、「小説」と「ビブリオバトル」の要素が大きいことが分かります。しかし、それだけではありません。舞台に立って人前で表現することは「演劇」につながるし、演出のために音楽を自分たちでつくったことは「軽音楽」につながっている。オープニングムービーも自分でつくったんですが、それは「YouTube」につながっています。
僕が面白いと思うもの、心を動かされるものを、自分の得意分野の掛け算でつくっていったのが、「BOOK TALK LIVE」なのです。
📚集大成のようなイベントを
そんな「BOOK TALK LIVE」の第2回を、2024年3月3日(日)に開催することにしました。テーマは「桃太郎」です。
僕は今大学4年生で、この前まで卒業論文の執筆に追われていました。その卒業研究のテーマこそ「桃太郎」だったんです。正確には、芥川龍之介の文学研究で、芥川龍之介が昔話の「桃太郎」を再話した『桃太郎』という作品を中心に論じたんですが、その前提として、昔話「桃太郎」についても研究したんです。そしたら、時代によって物語に変化が見られることが分かったのです。これがめちゃくちゃ面白いんだ。
「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」では、「桃太郎」の歴史と、芥川龍之介が昔話を再話した『桃太郎』を踏まえながら、現代の「桃太郎」について迫ります。今の時代、どのような物語が求められているのか、どんな存在こそヒーローなのか、1時間かけて物語っていくつもりです。
卒業を間近に控えたタイミングで開催するので、僕は「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」を学生最後の集大成のようなイベントにしたいと考えています。
先ほど、「BOOK TALK LIVE “Message”」では僕が携わってきたあらゆる創作の要素が詰まっているといいましたが、今回も変わらずそれを追求していこうと思います。さらに、今回はもうひとつ大きな要素をメインに据えて、運営していこうと考えているんです。それは、「仲間」。
2023年は「本」をはじめとする創作もさることながら、「仲間」をつくることにも力を入れていました。その甲斐もあって、「BOOK TALK LIVE “Message”」を開催した頃と比較すると、今はいろんな人とつながることができているんです。前回は30人の集客を実現することができたんですが、今回はそれ以上の数のお客さんを呼び込めたらなと思っています。
また、運営側にも「仲間」の要素を取り入れたいなと考えています。前回は僕を含めて3人しかいなくて、どうにかぎりぎり間に合った感じだったので、今回はもう少し人員を充実させようと考えていました。当日運営する人は5人で、当日の準備までにもいろんな人が関わる想定です。というか、いろんな人を巻き込むつもりです(笑)
僕の持てるものを全部つかって、集大成のようなイベントを開催します。逐一共有していくので、温かく見守ってください。もし近くにお住いの方や、当日都合つく方は、是非、イベントに参加していただければと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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20240120 横山黎
※上の写真を撮ってくれたのは友達のゆうき君↓
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