見出し画像

風通しのいい場所が好き。

――物理的な意味ではなくて、「人」や「場所」が流動的に変わっていく空間が好き


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「風通しのいい場所が好き。」というテーマで話していこうと思います。


📚児童館でアルバイトしてみて

最近、僕は中学以来の親友からの紹介で、彼も務める児童館でアルバイトをしています。東京にある某児童館で子どもたちと関わっているんです。

紹介されたことがきっかけではありましたが、そういえば僕もよく児童館にお世話になっていたなあとか、放課後って能動的になれるステキな時間だよなあとか、そういえば今度作文教室の先生やるし、来月には小学校で教育実習があるから、そのための気持ちの準備ができるなあとか、今こそやるべきことだなと思い、バイトすることにしました。

案の定、学びと気付きだらけの日々です。昔の自分を想像すると分かりやすいんですが、子どもって考えるよりも先に動く生き物じゃないですか。好奇心に愚直にしたがって、やりたい衝動を包み隠さず、全力になる。いろんなものを知った大人たちにはできないことです。

意味があるかどうかとか、生産的かどうかとか、そんな疑問なんて横に置いておいて、自分のやってみたいと思ったことを能動的に、主体的に、がむしゃらにやる。そんな子どもたちの姿を、児童館では多く見られます。

また、僕が注目しているのが、いろんな子どもたちが混ざり合っていること。乳幼児から高校生までの子どもたちが遊びにきます。職員も含めれば、大学生も、若い大人も、熟年の大人もいる。幅広い世代の人たちと関わる場所なので、年下との関わり方、大人との接し方など、身をもって体験することができるんですよね。

日によって集まる子ども、スタッフは違うわけだから、一日として同じ日はない。今日も明日もいる子どももいれば、久しぶりに来る子どももいる。もちろん、初めて来館する子どももいる。とっても風通しのいい場所なんですよね。

誰といつどこで何をするか自分で決めていいし、「人」や「場所」が流動的に変わっていくから、良い対流が生まれるんですよね。この点、学校にはない魅力だと考えます。


📚風通しのいい場所

最近、僕は風通しのいい場所が好きなんだってことに気付き始めました。物理的な意味ではなくて、「人」や「場所」が流動的に変わっていく空間が好きということです。さっき児童館の話で説明したような意味ですね。



小学生の頃、学校終わりに、僕はよく近くの公園で遊んでいました。一度家に帰って爆速で宿題を終わらせて、公園に自転車を走らせました。いけば誰かいる。僕らの待ち合わせ場所だったから、特別約束することはあまりなかったように記憶しています。

公園に集まった人たちで、その場で何をやるのか決めるんです。サッカーなのか、アスレチック鬼ごっこなのか、ドロケーなのか、かんけりなのか、はたまた施設のなかに入ってゲームをするのか。本当に流れで決めていたし、流れでその遊びを終わらせて、流れで次の遊びを始めていました。

決まったルールはなく、決まった人もいないし、決まった場所もない。どこまでも自由で愛おしい時間、空間が、僕は好きだったんです。それはつまり、さっき触れた「風通しのいい場所」で、とにかくいろんな人と関わりたかったし、そのときの風に身を任せてやりたいことをやっていたかった。大人になって変わってしまった部分もあるけれど、今でもそういう時間、空間が好きみたいです。


📚風を撮るカメラマン

昨日投稿したのは、インタビュー記事でした。住み開きシェアハウス「はちとご」の住人に取材したことをまとめたものです。

住み開きとは、家屋の一部を地域に開放すること。はちとごでは、「はなれ」と呼ばれる場所を地域に開放しており、日々いろんな方々が来ています。特に時々開催されるイベントには人が集まりやすく、大学生や大人たちが盛り上がっています。

そんなはちとごですが、お引越しの話が出ていまして、改めてこのタイミングではちとごを振り返ることを試みています。これまでにはちとごに関わってくれた人たちがはちとごをどう見ているか、捉えているかを取材することで、はちとごの実態や魅力を掘り下げていこうとしているのです。

最近僕はSNS担当を任されたこともあり、「はちとごインタビュー」と称していろんな人にインタビューして、それを記事にして発信していくことにしたんです。



第1弾は、はちとごの立ち上げから関わっていた現10日住人のなおくん。フォトグラファー兼ライターとして活動しており、はちとごでは、ウイスキー会やからあげ会など多くのイベントを手掛けています。

彼のインタビューのなかで印象的だったのが「風」の話

はちとごは住み開きシェアハウスということもあり、人の出入りが多い場所です。住人だけでなくとも、はなれに限らずリビングに集まって、一緒にごはんを食べることもあります。「人」や「場所」の変化があるので、普通のシェアハウスよりも風の通りが良いんですよね。良い対流が生まれているんです。

住み開きシェアハウスのなかでも、はちとごほど住み開いている場所はなくて、だからこそ、絶えず新しい風が吹き込んでくるんですよね。

はちとごの流れる風の流れが好きで、なおくんはカメラを構えるんだと思います。これからもその指で、はちとごの風を撮っていってほしいものです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230818 横山黎



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?