仲間とつくった学生最後の舞台。
ーー僕はもうすぐ大学を卒業します。それは、学生が終わることを意味していて、学校に通ってきた16年間に区切りをつけることです。節目を大切にしたい僕にとって、大学卒業とはとても重みのあるものでした。だからこそ、儀式として、学生最後に集大成のようなイベントを開催したいと思い至ったのです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として、本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「仲間とともにつくった学生最後の舞台」というテーマで話していこうと思います。
📚「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」完遂!
昨日、「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」というイベントを開催しました。卒業研究のテーマに「桃太郎」を掲げた僕が、桃太郎について1時間くらい物語るというイベントです。
なんだかんだ当日参加者が増えて、45人くらいいらっしゃったみたいです。目標の50人には届きませんでしたが、それに差し迫る集客でした。下は小学生、上は80代まで、幅広い世代の方々が集まってくれました。
昔の桃太郎は桃から生まれなかったり、柿太郎というパロディがあったり、鬼に育てられた桃太郎がいたり……桃太郎にまつわるエピソードを踏まえながら、これから求められている生き方について僕なりに語ってきました。
現代の桃太郎は「多様性」や「共生」といった物語が展開されています。最後には鬼と友達になる物語や、そもそも鬼と争わない桃太郎の物語もあるのです。
つまり、そういう物語が今の時代にふさわしいとされているというわけです。相手の違いを受け止めて、それを尊重し、「仲間」として受け入れて生き合おうとする姿勢こそ、求められている姿なのです。
そんなことを語りにいくもんですから、このイベント自体、「仲間」を意識してつくっていこうと考えていました。「仲間」をつくって、みんなでひとつの舞台をつくりにいこうとしていたのです。
📚「仲間」をお供にして
今回このイベントにスタッフとして関わってくれた方は6人。運営として動いてくれたおかちゃん、わたんべ、狩野、廉くん。
撮影として入ってくれたのは、ゆうきくんとだいちくんでした。
イラストをつくってくれたのは宮澤くん、音楽を使わせてもらったのはazalia、307.(temporary named)の2組。
スポンサーとして入ってくれたのは、木の家ゲストハウスのオーナーの宮田さんです。当日参加する僕の家族に宿泊場所を無料で提供してくださいました。
さらに、今回はnoteでも「仲間」をつくろうと考え、プチスポンサーを募ったところ、以下の方々が手を挙げてくださいました。
無職先生、さくらゆき、手紙屋_汐音、nomura family、笹塚心琴、佐藤僚太/読書ノート、社会人の休日@岡ちゃん、こいずみゆい、色野おと|いろノート、佐々木マネースクール、ケンタカヤマ@友部コモンズ農村暮らしコーディネーター、繭、大谷八千代、鈴木かおり、ゆるいば、本屋ペンギン大陸、そがさちえ(敬称略)
合計17人の方々が支援&応援してくださったのです。
さらに、特別顧問として、僕のゼミの教授であります宮崎先生が就任してくださいましたし、他にも、茨城大学図書館、茨城大学広報室、茨城大学生協書籍部、ブックエース茨大前店、洋風居酒屋トチロー、はちとごが協力してくださいました。チラシやポスターを置かせてもらったのです。
僕はもうすぐ大学を卒業します。それは、学生が終わることを意味していて、学校に通ってきた16年間に区切りをつけることです。節目を大切にしたい僕にとって、大学卒業とはとても重みのあるものでした。だからこそ、儀式として、学生最後に集大成のようなイベントを開催したいと思い至ったのです。
僕が大学で得た学びはいくつかあるのですが、そのなかでも特に大きな学びが、「仲間をつくって生き合う意義」です。
僕自身、特にこの1年、仲間をつくることってこんなにも大切なことなんだと気づきました。仲間をつくったから、自分の本の手売りに拍車がかかったし、ラジオパーソナリティーにもなれたし、就活はせずとも働き口は見つかりました。ちなみに、今回スポンサーになってくれた木の家ゲストハウスで4月から仕事することになりました。
「仲間」という存在は、夢を叶える希望の糸でもあり、孤独から救ってくれる命綱でもあるのです。
📚桃太郎になれた日
従来の「桃太郎」は鬼を退治する「勧善懲悪」の物語でした。しかし、今の時代に求められているのはそうじゃない。違う価値観や趣味嗜好の相手と共に生きていこうとする、鬼と友達になる「共生」の物語だと考えるのです。
だからこそ、僕は昨日の舞台で、ひとつの大きな夢を宣言してきました。
「絵本『桃太郎』をつくる」
今の時代に合わせた物語にアップデートさせることが必要であり、そのために新しい「桃太郎」をつくりたいと思ったんです。つくるだけじゃない。ちゃんと届けて、いろんな人を巻き込んで、ひとつの文化を育てていきたいと思ったんです。
文化をつくろうとしたとき、僕ひとりの力じゃ叶いません。そこに何もなくてもたくさんの人が歩いた場所に道ができるように、新しい「桃太郎」の物語を定着させるためには、たくさんの「仲間」が必要なのです。
昨日の公演では、最後にお客さんに向かって、「仲間になりませんか?」と呼びかけました。
これから僕は絵本『桃太郎』をつくり、違いを受け入れて、認め合い、共に手を取り合って生き合うメッセージを伝えにいきます。様々なアプローチでその文化を育てていきます。
まだ何も始まっていません。夢の入り口に立っただけです。もうすぐ大学生は終わるけれど、今までに得た知見と出逢いと希望を握りしめて、また新たなる旅路へと踏み出します。仲間と、永遠にともに。
20240304 横山黎
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