見出し画像

芥川龍之介『桃太郎』の絵本が出版される⁉

ーー人生に追い風が吹いたときは自分の力ではどうしようもできない運命的な瞬間なので、自分を信じてその風を味方にするべきだよね


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「人生に吹く追い風を味方にする」というテーマで話していこうと思います。



📚「推本」インタビュー

昨日、中学生からビブリオバトルのことでインタビューされたという記事を書きました。図書館活性化のために活動している中学生たちが、僕のビブリオバトルの挑戦に注目してくれて、取材の依頼が入ったんです。全国制覇の夢を叶えることはできなかったけれど、僕のビブリオバトルへの挑戦は誰かに影響を与えているということを再確認できました。

さて、実はほぼ同時進行で別のインタビューの話もありまして、つい昨日、正式に依頼がありました。大学生協書籍部と生協学生委員会からです。この二者は「わたしの推本」という企画を進めていまして、大学生や教職員が選ぶ「推本」について、インタビューを通して紹介していく活動をしているんです。

そのインタビューは記事になって大学の公式ホームページに掲載されます。また、大学生協書籍部では、推本コーナーの棚がありまして、そこで特集されるんですよね。

ホームページを見る限り、これまでに9人の教職員や学生がインタビューされてきたみたいなんですが、次のインタビュイーとして僕に白羽の矢が立ったというわけです。ビブリオバトル全国大会経験者という経歴は、「わたしの推本」企画と相性がいいんですよね。というか、良すぎるんですよね。というか、なんで今まで僕に声がかからなかったんだろうという疑問。ちょっと奢りが入ってしまうけれど、少なくとも吹奏楽団よりは先でしょ!(笑)

……はい。つべこべ言っていても仕方がないし、別にこのタイミングで声がかかったことに文句はありません。むしろ追い風を吹かせてくれるのでありがたいんです。

というのも、今度、僕、3月3日(日)に大学で「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」というイベントを開催するんです。簡単にいうと、僕が「桃太郎」についてめちゃくちゃしゃべるトークライブです。僕は卒業研究で芥川龍之介の『桃太郎』を中心に芥川文学の魅力について研究していました。その際に、昔話の「桃太郎」の歴史についても触れたんですね。実は「桃太郎」の物語は時代によって変容していることが分かったので、その成果を物語りにいくというわけです。

ちゃんと集客していきたいので、どうすれば人が来てくれるのかなと最近は常に考えているんですが、ここに来て、「わたしの推本」企画の依頼が入ったので、使わない手はないと思いました。

訊けば、生協書籍部の棚はある程度自由に使っていいみたいで、イベントのチラシを置くくらいは許されるみたい。書籍部に来るお客さんに認知してもらうことが叶うんですよね。どれだけ効果があるかは分からないけれど、やる価値はあると思いました。


📚芥川龍之介『桃太郎』の絵本

さて、昨日、担当してくれる知り合いの生協の人から「何の本を紹介するのか」を訊かれました。向こうが提案してくれたのが、今回のビブリオバトルで紹介した3冊、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』(高野史緒)、『小説の小説』(似鳥鶏)、『Good Luck』(アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス)と、僕の初書籍である『Message』。

そして、あともう1冊、紹介してもいいよとのことで、いろんな本のタイトルがよぎりましたが、ここは「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」の告知でもありますので、芥川龍之介の『桃太郎』を紹介しようと思い至りました。

さて、本題はここからです。

僕の知る限り、芥川龍之介の『桃太郎』という作品は短編集に収録されていたり、全集に収録されているだけで、それ単体だけの本を見かけたことはなかったんです。短編集とか全集を紹介してもいいんだけれど、単体であるならばそれを紹介したいなと思ったので、一応調べてみたんです。

そしたら、ありました。芥川龍之介『桃太郎』の絵本。しかも、驚くことに、来週発売だったんです。


📚人生に吹く追い風を味方に

僕はスピリチャルを過度に信じているわけではないんですが、運命を感じる瞬間が時々起こるんです。絶好のタイミングで追い風が吹くことがあるんですよね。

今回のこともそう。卒業研究で「桃太郎」を研究して、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」を開催することを決めたこのタイミングで、芥川龍之介の『桃太郎』の絵本が出版されることってあります?

僕の経験即になりますが、生きていると夢想だにしていなかったことが起こり得ます。遠くへ前進したいときに背中を押してくれる追い風が吹くことがあります。そして、大概それは、自分の好きなことを追求しているときや、自信を持って主体的に行動しているとき

来週、芥川龍之介の『桃太郎』の絵本が出版されるということは、「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」への道を迷わずに進めということなんだと思います。この追い風を味方にして、イベントの成功を目指しますね。

人生に追い風が吹いたときは自分の力ではどうしようもできない運命的な瞬間なので、自分を信じてその風を味方にするべきだよねという話でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20240117  横山黎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?