【イタリアで就活・就労】①イタリアの就労事情
はじめに
以前公開していた2020年11月の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし個人の経験をまとめた事項であり
イタリアでは
色んな情報が頻繁に変更されるので、
最新の情報は
必ず各自でお調べ頂きますようお願い致します。
就労と滞在許可
イタリアで仕事に就く場合、
所持している滞在許可の目的によって就労制限が異なる。
就学用滞在許可の場合、
1週間で最大20時間
1年間で最大1040時間
という就労可能時間に制限がある。
それは、
就学目的で滞在しているのだから、まずは勉学が優先
という当然の規制である。
家族用滞在許可や特殊技能者滞在許可など
所持している滞在許可によっては、
就労可能時間だけでなく職種などの制限も異なる。
※必ず各自でご確認下さい。
イタリアで働く
イタリアで学生が働く際、
見つけやすい、始めやすいのは被雇用契約だが、
イタリアの被雇用契約にはアルバイト/正社員の概念が無く、
パートタイム(4時間勤務)
フルタイム(8時間勤務)
の2種類である。
パートタイムであってもしっかりと正規雇用契約をし、
「4時間勤務の正社員」という扱いとなる。
仕事を探す方法
仕事探しにはハローワークに登録する方法もあるが、
1番多いのは
とにかく色んな店を回って直接履歴書を置いてくる、
所謂ばら撒き手法である。
参考サイト:
▶イタリア留学 ABBICCI イタリアで働くということ
▶イタリア留学 ABBICCI Decreto Flussi
運とコネ
イタリアでの職探しは、運とコネが大部分を占める。
ある日突然求人情報が出たり、紹介での就職もある。
筆者個人の例
ある日道端で友人に声を掛けられ、
偶然その場にいた現職場のオーナーに即雇用された。
現在、働き始めて5年目である。
外国人の立場から注意する事
(イタリア国籍でない)外国人である以上、
イタリア語での意思疎通問題や
簡単に雇ってくれるが契約無しという話もよく聞く。
前者は単に個人の語学力の問題なので改善(努力)の余地ありだが、
後者の無契約就労は違法である。
その場合、
契約をしなかった雇用者への罰則だけでなく
無契約で働いていた学生にも
イタリアから強制退去という措置が取られるので注意。
イタリアで働くと
職種にもよるが、接客業だと
イタリア語だけでなく英語も必要な場面が多い。
観光地となれば、
業務内容だけでなく町の話題について訊かれる事も。
外国語での説明が大変な反面、勉強にもなり、
語学面でも敬語表現が得意になるなど実力アップが感じられる。
「仕事をする」という事は、日本でも外国でも苦労が付き物。
例えばイタリアは
日本のような先輩後輩意識があまり無い為に
人間関係が上手く行かず
精神的ダメージを受ける場合もあるが、
それも含めて全てが異文化交流だ。
外国で仕事に就くという経験が
色々な物の見方や考え方の幅を広げてくれると思うので、
機会があれば是非1度試してみては如何だろうか。
▶在イタリア日本国大使館(ローマ)
▶在ミラノ日本国総領事館(ミラノ)
▶イタリア政府 公式サイト
▶イタリア警察 公式サイト
もしくはエージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ずご自身でご確認下さい。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【イタリア就活・就労・一般情報】目次
▷▷就活・就労
① イタリアの就労事情 ←今ここ。
② イタリアの履歴書
③ ネットで仕事を探すなら
④ 新規雇用許可枠
⑤ イタリアの失業率
⑥ ワーホリ協定発表
▷▷生活一般情報
① 電子身分証明書の申請
② INPSの登録(CIE登録)
③ イタリアの保険証
④ 新型コロナウィルス ワクチン予約
⑤ 保険証の自宅郵送
⑥ 保険証の更新
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