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『ヘブライ語講座 スライド集』(上)
YouTubeで公開中の「ヘブライ語講座」のスライド集をアップロードします。
「手許に印刷物が欲しい」という方のために公開します。ダウンロードして、普通に印刷できます(pdfファイル A4)。下のサンプルは4頁分。全46頁。
YouTubeの視聴を前提としていますので、説明は付いていません。
「ヘブライ語講座」のチャンネルは下記の通り(@mmiyastb)。
https://www.you
ヴェルハウゼン『古代イスラエル史序説』(プロレゴメナ)序文(2)
(↓ はじめから読む)
それゆえ、ユダヤ教の律法もまた、ユダヤ教によって作られたかもしれないという可能性を独断的に拒否するわけにはいかない。
そして、この提案を非常に慎重に考察すべき切迫した理由がある。
ここで私の個人的な経験を述べるのも場違いなことではないだろう。
研究をし始めたころ、私はサウルとダビデ、アハブとエリヤの物語に惹かれ、預言者アモス、イザヤの言葉に強くとらえられていたので、
ラグビーW杯 イングランド vs アルゼンチン 衝撃のドロップゴールと、スポーツ観戦中の頭の中
ラグビーのワールドカップ。
ワールドカップと正月の学生ラグビーくらいしか見ない身としては、前回までのブームを復習しながらのテレビ番組の連続はありがたい。
開幕戦のフランスvsニュージーランド。
サッカーのフランス代表で、ジダンとかアンリが出てきて、フランス開催のヨーロッパCUPを制して、その後、W杯優勝だったか、そういう流れを思い出したりしていた。フランスは地元開催の強みが加わっている。この
「宗教のない社会」ー宗教探訪(4)
19世紀後半、学者たちは宗教の起源に関係する問題に熱中していた。人はどのようにして神を信じるようになったのか、宗教をもたないほど原始的な部族はあるのだろうかといった問題を関心として議論がされていたという。
1866年、著名な探検家であったサミュエル・ベーカー卿は民族学学会において「ナイル川流域の人々はいかなる種類の宗教的信条ももたない」と発表した。
「彼らは至高の存在への信仰をもっておらず、い
B・モーリス ー 宗教探訪(3)
ブライアン・モーリスは1980年代後半に出版された比較宗教学の入門書をヘーゲルから始めている。
タイラーやフレイザーではなく。
(Brian Morris, Anthrological Studies of Religion. An Introductory Text, Cambridge University Press 1987)
厳密にいうと、その本のタイトルは「宗教の人類学的研究」だ