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「すずめの戸締り」を見て思う日本アニメのクオリティの高さ!!


こんにちは。prism777です。

先日、新海誠監督の最新作品「すずめの戸締り」を観ました。
まず、素直に感動しました。
ストーリーも震災をからめた重たいテーマを扱っているにも関わらず、登場人物たちのユーモアのセンスも面白く120分間夢中で見ることができました。
そして何より、映像のクオリティがものすごく高いと感じました。

もともと新海作品はその色彩描写の素晴らしさがいつも話題になります。
また、今回、その対比として恐怖さえ感じる怪物の迫力シーンも際立っていました。

さて、これ以上の話はネタバレになりますので、ここでは新海誠監督と彼を含めた日本アニメの素晴らしさを整理してみたいと思います。

まず、新海誠監督、1973年生まれの49歳だということです。
もともとゲーム会社のビジュアルやムービーの制作からキャリアをスタートさせたようです。
その後、2002年、29歳から映画作品を作り始め「ほしのこえ」、「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子供」でそれぞれ色々な映画賞を受賞し、5作目「言の葉の庭」がロングランヒットとなり、2016年に有名な「君の名は。」が大ヒットして、一躍、有名になりました。
ちなみに最終興行収入は250億円超え、日本映画としては歴代2位、日本国内で公開された映画としても歴代5位という凄いセールスを記録しているようです。

prism777も遅まきながら新海誠監督を知ったのは「君の名は。」が最初でした。

そして、2019年にやはり大ヒットした「天気の子」に続く新作が今年の「すずめの戸締り」となります。

私個人としては、今作の「すずめの戸締り」が一番良かったような気がします。今後、どのくらい興行収入が伸びるのか楽しみですね!

さて、日本アニメ界(ここでは映画)では、世界に向けても次々と秀悦な作品が生み出されています。まず、わかりやすいところで興行収入から日本アニメのランキングを見てみたいと思います。

1位 鬼滅の刃 無限列車編 404億円
2位 千と千尋の神隠し 316億円
3位 アナと雪の女王 255億円
4位 君の名は。 250億円
5位 もののけ姫 201億円
6位 ハウルの動く城 196億円
7位 ONE PIECE FILM RED 167億円
8位 崖の上のポニョ 155億円
9位 天気の子 141億円
10位 呪術廻戦0 137億円

鬼滅は社会現象にもなりましたからね。確かに、この映画もストーリーや描写が感動的で素晴らしかったですよね。ちなみに原作は吾峠呼世晴、監督は外崎春雄という方です。このお二人は鬼滅を見るまで知りませんでした。

そして日本アニメというと、やはり宮崎駿監督のスタジオジブリの作品が今まで代名詞でした。10位以内の中になんとまだ4作品も入っています。

そして、今回のテーマである新海作品も4位と9位にランクインされています。

さらに11位以下の日本アニメ作品をみてみると

12位 風立ちぬ 
15位 シン・エヴァンゲリオン
17位 名探偵コナン
19位 借りぐらしのアリエッティ
23位 STAND BY ME ドラえもん
24位 ゲド戦記
25位 妖怪ウォッチ

この中では、やはり庵野監督のエヴァンゲリオンシリーズでしょうか。庵野監督も別の意味で天才的な作風を持っています。

それ以外での注目としては

32位 竜とそばかすの姫
の細田守監督も良い作品をコンスタントに送り出しています。

ちなみに日本以外のアニメーション作品というと
ウォルト・ディズニー・カンパニー(旧ディズニープロダクション)
ピクサー・アニメーション・スタジオ
「ミニオンズ」のイルミネーション・エンターテインメント(ユニバーサルスタジオ)
の3つが世界的に様々なアニメーション作品を出しています。
また、全世界の興行収入でみると、圧倒的に上記3社、特にウォルト・ディズニーのひとり勝ちのようです。

さて、振り返って日本アニメ界をみてみると、宮崎駿監督のジブリ作品がクオリティ的に興行収入的にも圧倒的でした。

最近、その後をうけて業界をリードしていく監督たちがいます。
それは

新海誠監督
庵野秀明監督(エヴァンゲリオン、最近ではシン・ウルトラマンなど実写も)
細田守監督(おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子、未来のミライなども)

の3人でしょう。いずれの監督も素晴らしい作品を毎年送り出し、それが全てヒットしています。

そして、それに続くのが

押井守(GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊など)
長井龍雪(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。など)
新房昭之(魔法少女まどか マギカなど)
神山健治(ひるね姫など)
山田尚子(聲の形など)

などの方々も素晴らしいアニメ映画作品を作り続けています。

また個人的には宮崎駿監督の同世代の

大友克洋(AKIRAなど)
富野由悠季(ガンダムシリーズ)

も天才的なアニメ監督と思っています。

毎年、続々と素晴らしい作品が公開されていくアニメ業界、これからもいちファンとして応援していきたいと思っています。

それでは。

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