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柔らかい波のように、優しく勇気づけていけばいい。和歌山滞在のこと。

プリちゃん | 『どんな毎日も、宝物になる日記』



7/22 - 8/5 までの日記。大阪を離れて、次の目的地である和歌山県へ。滞在期間は約2週間と長め。お盆の時期に、大阪へ再び戻る予定があったから。和歌山にはよく、おばあちゃんと親戚家族と一緒に旅行へ行っていた。コロナ前の話なんだけどね。和歌山は自然が豊かで、心落ち着く場所。2015年に一眼レフを手に入れた時は、メンタルがボロボロ状態でもあって。だから、気分転換に日帰りで白良浜(しららはま)や千畳敷に訪れては、自然の風景を眺めて傷を癒していたりもした思い出のあるスポットなのだ。「どこか懐かしさを感じる。」、こんなフレーズがピッタリな和歌山。まさか、あんなに濃い時間を過ごすとは。。滞在を終えて暫くたった今でも、余韻が残っている。振り返りながら、一つ一つ書き残していこうと思う。



時の流れがスローになる、"わかやま時間"。


7/22-7/24。和歌山の玄関口である、和歌山市へ。"木の国"とも呼ばれている和歌山では、沖縄のウチナータイム(=本土よりも、時間がゆったりと流れて、せかせかしていない)のような"わかやま時間" というものがあるらしい。 滞在先のゲストハウスである、Guest house Rico の まりっぺさんに教えて頂いた。初めて訪れる場所は毎回緊張するけれど、気さくでフレンドリーな まりっぺさんとはすぐに打ち解けて、和歌山最初の  #虹色スマイル  にもご協力いただくこともできて感謝。。。これまで各地を巡ってきた県でも、その住んでいる都道府県をこよなく愛している方と会ってきた。まりっぺさんもそのうちの一人。「寂れている和歌山を元気にしていけたらいいな。」と、ゲストハウスを手段として地域活性に向けて７年取り組まれてきた方。まりっぺさんのような素敵な方がどの県にもいるから、日本という国が成り立っているのかと思うと有難いなぁと感じる。




和歌山市駅には、約２年前に新しくできたスタバが併設されている蔦屋書店が出来ていた。アーティストとはいえ、パソコンを使って事務作業などする必要があるので、Wi-Fiや電源がある環境は必須。滞在先のゲストハウスでも充分できたのだけど、スタバ好きであるため周囲にある場合は遥々足を運ぶ。それでも毎回飲むのは、ドリップコーヒー ショートサイズ。たまに、チョコレートクリームドーナツを齧る。昔と比べてフラペチーノはあまり飲もうと思わなくなり、季節限定で飲みたいものだけ飲むようになった。

スタバで作業中に和歌山在住のフォロワーさんが、和歌山城近くに紅葉渓庭園と呼ばれる小さな庭園があることを教えてくださった。こうした現地の方からの情報は本当にありがたい。。早速出向いたところ、池の水面に釘付けに。。！鏡のように反射された木々と藻たちが、西日によってイエローからライトグリーンの色彩で光を放っていたから。空を見上げたら、自由に飛び回る鳥たちもいるし、BGMは蝉時雨。あまり目立たない場所なんだけれども、こうした嬉しい出会いがあるから幸せに感じる。。。県ごとに新作を創っている今、和歌山の新作のイメージが思い浮かぶようになった。



no edit 。。見たままの池に、木漏れ日が。。！
空を見上げると。。



約３日間、和歌山市に滞在。しばらく滞っていたこの日記も３県分の記事を書き終えることもできた。程よい穏やかさを保つこと、そして何よりも振り返りの時間をしっかりと作れたことが嬉しかった。

滞在していた Guesthouse RICOの１Fがカフェ＆バーになっていて、作業終わりにカウンターでカフェオレを飲んでいたら、隣に座っていたお客さんの あいさんをスタッフさんが紹介してくださって。。！  #虹色スマイル  として話を伺ってみると、なんと長野県から始発に乗って和歌山まで遥々やってきた旅人さんだった。。！いつの日かデザイナーとして働くことを夢見ている、あいさん。 「小さな幸せを重ねていくことが好きなんです」と、笑顔で語ってくれた。忘れてしまいそうになる程、ごく身近にある小さな幸せ。それに気づけると、より幸せな自分になっていけるよね。


天神崎から那智の滝まで、濃厚なドライブ2days


7/25・7/26 和歌山市を離れて、白浜方面へ南下。この日は2019年からSNSで繋がっていた「Ivyさん」と初対面する日。当初の予定では一日だけお会いするはずが、ドライブ好きな旦那さんである「すーさん」と一緒に２日間に渡って、和歌山中を車で案内してくださることに。。！！訪れた先は、白崎海岸、ウユニ塩湖のように水面が反射する天神崎、白良浜、本州最南端の潮岬、紀伊大島、樫野崎灯台、橋杭岩、そして那智の滝。。これまでの人生で白浜よりも南に行くことがなかったので、お二人のお陰様で和歌山のことをより深く知る濃厚な２日間となった。はじめてお会いしたけれども、どこか昔にお会いしたかのような感覚で。。スポットに向かう道中の車内や、お茶やランチをしたカフェ、本当に沢山お話をさせていただいて。。実は8/1には新居にもお邪魔させて頂いて、和歌山の光景から産声を上げた新作『Everything Is Possible』をお迎えしていただくことに。。！間違いなく、Ivyさんとすーさんは和歌山滞在のMVP。本当に沢山の思い出をありがとうございます。。。



那智の滝
恋人岬。両サイドから波が。。！
Ivyさん&すーさんの新居にて



どんな時も立ち直れるし、私ならうまくいく。新作『Everything Is Possible』


和歌山で一番長く過ごしたのは、白浜町。この目で見て、触れた自然たちはとっても穏やか。白良浜(しららはま)という海の波は透明度が高くて、柔らかくてね。陽が沈むときに見たトワイライトは、本当に美しかったなぁ。和歌山滞在初日に印象的だった、水面に映った木々。Ivyさん&すーさんご夫婦のお力添えもあって、和歌山の主要なスポットを訪問したときに見た自然たち。そして、白良浜のさざなみを重ね合わせて新作『Everything Is Possible』は完成。

特にこの作品で伝えたいメッセージとして添えたのは、「どんな時も立ち直れるし、私ならうまくいく」。この言葉はまさに、この日本一周している過程の中で改めて実感したこと。こんなに長い旅は人生で初めてだし、とにかくうまくやっていけるのか不安でしかなかった。些細なことで落ち込むことも沢山あって。。それでも、旅先で素敵な人と巡り会えたお陰で立ち直ることができ、ここまでやってこれた。「どんなことが起きても、沈むことがあっても大丈夫。」、心からそう思えた。例え、今後も壁にぶつかることがあっても、白良浜のような柔らかい波のように優しく勇気づけていけばいい。自分で自分を励ましていけばいい。そう、想いを込めて生まれたアート作品。




田辺市で起きたミラクルと、イタリアンの道に進む師弟


8/1~8/5 和歌山滞在の終盤は、田辺市にあるthe cue(キュー)と呼ばれる古民家ゲストハウスでお世話になった。そこにチェックインする前に、とんでもないミラクルが起きる。。！この日は本当に猛暑で溶けそうな暑さ。涼もうと入ったレトロな喫茶店で、真向かいに座っていた人に見覚えが。。「(え、まさか"のちさん"じゃ？？)」、驚きを隠せない私。。。そう、目の前にいたのは、世界・全国各地を旅した経験を持ち、フォトグラファー・エッセイイストである、のちさんだったのだ。。。！東京に住んでいた頃に、何度も会ってお話をさせて頂いていて、まさか田辺市で数年ぶりに再会するなんてお互いが想像もしていなかったからビックリ仰天。。！(こんなミラクルがあるなんて。。！？) のちさんは仕事目的で田辺市に訪問されていて、田辺市の役所で観光PRをされている、さこうさんと一緒にティータイムをさせて頂いた。これもまた必然なタイミングだったのだと思う。。。


古民家ゲストハウスにチェックインしてから、スタッフ兼料理人である、「さとうさん」と仲良くなってお話を聞かせて頂いた。宮城県・南三陸町出身で、"いつの日か地元でイタリアンレストランをオープンして、地元の人に喜んでもらえたり、夢を持ってもらえるようになってほしい。"という目標を持っている穏やかで素敵な方。

ゲストハウス the CUEのレストラン
ゲストハウス the CUE
ゲストハウス the CUE


ゲストハウスには飲食ができる小さなレストランが併設されていてね。以前は、さとうさんのお師匠さんがここでイタリアンをされていたそうで、最近になって独立されたらしい。 #虹色スマイル  として、さとうさんのインタビュータイムを終えると、まさかまさかのお師匠さんである「どいさん」をご紹介、イタリアンレストラン andiamo!(アンディアーモ) へ連れて行ってくださることになった。。！

お二人は大阪にあるイタリアンのお店で修行されていて、かれこれ６年ぐらいの付き合いだそう。だから、お二人が話しているのをカウンターで聞いていると、言葉の端々から信頼関係の深さ・濃さが伝わってきた。ちょうどタイミング良く、その日はさとうさんの誕生日ということが判明。。！兄貴分のお師匠さんである、どいさんと私と一緒にバースデーをお祝い。美味しいイタリアンを味わいながら、一期一会の出会いを満喫した。



和歌山約２週間の滞在は、これにて終了。今までは和歌山のことをそんなに詳しくなかったけれども、旅先で出会った人のお陰様で「和歌山は、めっちゃ素敵な県」であることに気づけた。特に、都会の喧騒にしんどくなってしまった方は、ぜひ訪れてみてほしい。きっと人の温かさや、ゆったりとした時間に癒されるはずだから。


和歌山の後は、大阪に戻ってお盆を過ごし、滋賀・三重・愛知・福井(8/29現在)と進んでいきました。。！毎日がインスピレーションの嵐すぎて、Twitterとインスタの更新だけで精一杯 (笑)  ただ、それくらい毎日が充実していることに感謝なのと、それぞれの県で素晴らしい経験を積ませて頂いています。

滞在日記は時間をかけてでも、順番に更新していきます。。。!  ゆっくり次の更新をお楽しみにされてくださいね♪ (今の展開を知りたい方は、ぜひTwitter or インスタストーリーをご覧くださいね。こちらは毎日発信しています😉)

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プリちゃん


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