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後悔の感情は、未来の糧にすればプラス。香川滞在の話。


6/24~27の日記。岡山県・倉敷市を離れ、向かった先は香川県。中国地方を巡り終えて、いよいよ四国へ上陸。香川の県庁所在地である高松市へ行く前に、アートの島「直島」に立ち寄った。黄色カボチャに黒い水玉模様が描かれた、草間彌生さんのアート作品《南瓜》が有名なところ。でも、ずっと前に台風の影響で海に流されてしまったらしく。だから、黄色カボチャは直島のどこにも見当たらなかった。代わりに、赤カボチャの作品は見ることができたので、十分満足。それにしても、この全国を巡る旅路を通して、ずっと前から望んでいた場所へ足を運べることは本当に感謝でしかないなぁと感じる。


直島
赤カボチャの中に入って
直島・宮浦港
赤カボチャの穴を覗いて
赤カボチャ作品




直島にある、「地中美術館」とクロード・モネ


直島はアート好きの方にとっては最高のスポット。自然豊かな島の至るところにアート作品や、美術館がいっぱいあるから。欲を言えば、美術館を全て訪問したかったくらい。。!だいぶと悩んだ挙句、訪問先に決めたのは「地中美術館」。ユニークな点は、建物の大半が地下にあること。その理由も瀬戸内の美しい景観を損なわないようにするため。さらに、この美術館には私が大好きなクロード・モネの『睡蓮』が展示されているのだ。。!そうと決まれば、現地へビュンと向かう。モネが晩年過ごしたフランス・ジヴェルニーを彷彿とさせるような小さなガーデンを通り抜けて、美術館に入る。他の作家作品も良かったけれど、やはりモネの作品が展示されている「クロード・モネ室」は格別に良かったなぁ。。!地下にいるはずなのに、柔らかい自然光が室内に溢れていて。時間が進むにつれて、暗くなったり、明るくなったり。。同じ作品を暫く見ていても、色味といった表情が変わってくるから不思議な体験だった。床もビアンコ・カラーラといったイタリア産の大理石が無数に敷き詰められているのもあって、日常では感じない気持ちに。神聖な空間と、睡蓮作品たちに心がクリアに研ぎ澄まされているようだった。

モネは「睡蓮」という花をモチーフにして描き続けた作家なのだけど、展示されていた7作品を見ていても、どれも違って見えた。色彩はダーク系が多め。作品は作家の人生体験が反映されている、いわば分身でもあると思う。「モネは何を考えて、何を想って、この作品を描いていたのだろう?」。真相は作家本人に聞かないとわからない。けれど、想像を膨らませる余白があるのもいいよね。作品を鑑賞しながら、自分自身に問いかけることで自分の見方や考え方を知る。それが、アートの良いところ。


地中美術館出口から
これ以上奥にある作品は撮影NG。。
入り口から、不思議な感覚に。



後悔を「幸せ彩る糧」に、新作『Meaning Of Regret』


地中美術館を十分満喫した後は、香川県・高松市へ船で向かう。気づけば7月がやってこようとしていて、汗がどんどん流れてくる猛暑を実感していた。船上で海原をじっと眺めながら、ワイヤレスイヤフォンでバラード調の音楽を聴き浸る。最近のリピート曲は、orbeの"your song"。目の前を別の船がゆっくり通り過ぎていく。ふと、去年の夏に失敗した体験を思い出した。とっても苦い、心がズシンとくる痛み。思い出すだけでリアルに蘇ってくる。そういった体験に限って、なかなか記憶が消えないんだよね(笑)。1年経過した今になってやっとこさ、マシになった。失敗したときはいつだって「後悔」の感情が脳裏に芽生えてくる。「アクションに移さなければ良かったかも。。」と。でも、時間が暫く経った今になって「あの失敗した体験は無駄じゃなかった、価値ある収穫だった」って、無理なく言い聞かせている私がいた。なぜなら、どんな苦い体験も、より良い未来・より良い自分に活かしていけるものだから。感情が崩壊するほど、痛みを味わうことは辛すぎるけれども、、、過ぎた後にはかけがえのない教訓・学びに変えることもできる。失敗しないと、こうして書き残すこともできないし。香川の新作は、後悔という感情を「幸せ彩る糧」として変えていくという想いを込めて、Meaning Of Regretに決めた。



船上から見えてきた高松市
高松港
船上より
想像以上の都会、高松市
船上から見えた光景。アート作品のよう



最後のピース、未来を見続ける向日葵の花


高松へ向かう船上で撮影した写真一枚は、新作『Meaning Of Regret』に採用。ただ、完成させるためには、あともう一つ別の写真が欲しかった。後悔という感情が、より幸せに生きていくための必要なステップという、プラスな意味合いに変わるような。恥ずかしながら香川県のことは、"讃岐うどんが有名"なことしか知らなかった(実際、モッチモチの讃岐うどんを美味しく味わった。2軒目はちょっと失敗だったけどね)ので、Google mapやTwitterで検索かけて色々とスポットをリサーチ。すると、高松在住の方が発信している投稿の中で、観光地ではない住宅街の一角に、ひまわり畑が見ごろという情報をキャッチ。「え? 6月末でもう向日葵が見ごろなの。。!?」と、めちゃめちゃ驚いた。。!けれども、パズルの最後の1ピースがピタッと当てはまった感覚もした。向日葵は、常に太陽を追いながら未来を見続ける夏の花だから。まさに『Meaning Of Regret』に相応しくて、引き寄せたラッキーぶりに喜びの舞。実際に現場まで足を運んで、本当に咲いていた向日葵を存分に撮影。でも、真夏の暑さに心折れそうだったので素早くお開きにして、高松のスタバに避難した。向日葵写真を無事に残せたことで、新作『Meaning Of Rregret』は完成。


猛暑日で、溶けそうな暑さ
6月末なのに、見ごろのひまわり


香川・高松にて、嬉しい出会い


新作ができた私は、もう一つの旅の課題をクリアするために悩んでいた。それは #虹色スマイル として、香川の繋がり・縁を広げていくこと。以前から繋がっていた香川在住の方は、あいにく都合が合わず。。この時はゲストハウスではなく、ホテルに滞在していたため、訪れている方とじっくり話し合うことも難しかった。そこで「人が集まるコワーキングスペースや、個人経営でされているカフェならどうか?」と、Twitterで再び「香川 高松」とリサーチ。すると、検索結果のタイムラインに何度も出てくる香川・高松在住の いのっちの投稿が目に留まった。プロフィールや発信内容をチェックして、リプからコンタクトを取ってみることにした。そうしたら、とても丁寧に香川のコワーキングスペースについてシェアしてくださっただけでなく、高松在住の方が知る人ぞ知るオススメカフェまで紹介していただいて。。



マリアージュフレールの紅茶と、数量限定フルサン



「この方とお話してみたいかも!今度いつ香川に来れるのかもわからないし、ダメだったらダメで。」とピンときて、日本一周にチャレンジしていること・#虹色スマイル プロジェクトについて説明も加えて、「お話を聞かせていただけませんか?」とアポイントを恐る恐るDMで取ってみることにした。結果、2日後の香川最終日に高松のカフェで、一緒にモーニングすることが決定!? 改めてSNSパワーを実感したことと、このnoteで私の生い立ちから現在の活動に至るまで日記を書き残して発信し続けてきたことも良かった。なぜなら、いのっちは私と会う前に読んでくださっていたことが後から判明したから。共通の知人もいたり、お互いのことを話しあって。初対面なのにも関わらず、#虹色スマイル にも快く参加していただいたことも有り難かったなぁ。




最後の最後で嬉しい出会いがあった後は、名残惜しくもバスに乗って次の目的地である愛媛県・松山市へ。あの感情体験は、暫く忘れないと思う。


今回の日記はここまで。次回は愛媛滞在日記。いつも最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。。!

プリちゃん


「プリちゃんを応援したい!」方へ


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