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またとない一瞬を深く味わうことができた、大分滞在の話。


5/14~16の日記。熊本県・阿蘇を離れて向かった先は、温泉街で有名な大分県。鈍行列車で揺られながら、「次の目的地へ、早く到着しないかな?」とワクワクしている私がいた。とっても嬉しいことに、この日の前日に以前からずっと繋がっていたフォロワーさんから「大分はどちら回る予定でしょうか? 場所、お時間合えば是非お会いしたいです。」とリプを頂いていたのもあったから。人生初の九州を訪れて2週間が経過して、ここにやって来たから出会える方がいて。新作がすでに6点も完成。ほんとうにありがたいなぁと思う。

大分県には別府(べっぷ)と呼ばれる、2,000以上の温泉に恵まれた市がある。サウナ・温泉好きな方にはヘヴンのような地域。ただ、私は温泉には入ることができないので、当初、別府には行く予定ではなかったのだ。でも、めちゃくちゃラッキーなことが起きて。「お会いしたいです」とご連絡を頂いたコバルトブルーのヘアカラーをされた方が別府出身で、わざわざ大分駅まで私をピックアップしてくださり、別府の街並み・地元の方が知るスポットを車でアテンドしていただくという幸運をキャッチ。。。!好奇心旺盛で、ぎゃんかわな息子さんとも一緒に。「湯煙り展望台」でモクモクと揺れる煙を見て、ドライブ中の夕暮れどきに見えた淡い月の美しさについて語り、大分発祥の「とり天」を食べる。。一つ一つの出来事が貴重すぎて。これまでもそうだったけれども、改めて、「目の前に映る、この瞬間瞬間を深く味わいたいな」と強く感じた。縁する人のおかげで、最高の大分滞在がスタート。




もう一度訪れたくなった、大分県・由布院(湯布院)


大分滞在2日目は、宿泊していたホテルにて作品の発送準備。無事にやり遂げた後、別府よりも気になっていた由布院(湯布院)へ電車で向かう。すっかり鈍行列車の旅になれた私は、「1時間半なら、余裕のよっちゃん」と感じていた。中心街である、大分駅から電車で約1時間半ほどかかる場所にある由布院。そこは、"九州の軽井沢"と呼ばれている避暑地。「由布岳」「金鱗湖」という自然も豊かであること、そしてカフェやアートギャラリーも色んなところにあって。。芸術家にとっては心おだやかに保ちながら、感性も養える最高なスポットだったのだ。。。!中でも、金鱗湖で見た水面の輝き、水の流れ、そこに映った木々のシルエットが美しくて。じっくり見て観察しては、気に入った瞬間をカメラで丁寧に切り取ったよね。




実はありがたいことに、創作活動をずっと応援してくださる方の一人から「湯布院で天井桟敷に行けたら、お茶して下さいね。」と、私が運営するオンラインストアから嬉しいサポートをいただいた。距離は離れていても、私のことを応援したいというお気持ちが本当に本当に嬉しかった。なんでも、その温かくて優しい方が20代の頃に訪れた思い出のカフェだそうで。金鱗湖から歩いてすぐ近くにあったそのカフェは、江戸末期の造り酒屋の屋根裏を改造した「茶房 天井棧敷」。時間の流れがストップしたかのような静寂を感じる店内、耳からは讃美歌に近いBGMが聴こえてくる。薄暗い明かりが灯されては、窓越しから見える外の方が眩しく感じるほど。温かな心遣いを、ドリップコーヒー一杯分と交換させていただいた。お陰様で、心も体もじっくり温めることができた。常に縁する周りの人をサポートされる方なので、私もその方のような振る舞いができる人になっていきたいな




ゆっくりとした時間の中、建築美と温かい人に縁する。


前回の熊本滞在とは違って、大分では2泊3日のショートステイ。ただ、それにしては時間の密度がとても濃い滞在だった。それはきっと、「一瞬一瞬を深く丁寧に味わう」ということを、より意識したからなのだと思う。その大切さをメッセージに込めて、大分の別府と由布院みた光景を掛け合わせて新作『Light Waves』が完成した。ちなみに、黄色は湯煙、青色は大分の水の流れを表れていたりもする。大分に訪れたからこそできた作品。



別府・由布院とは違って、大分市は都会。色んな商業施設やホテルが立ち並び、商店街のアーケードが東京や大阪の2〜3倍ほど幅広いことにビックリ。ついこないだ訪れていた熊本駅よりも、大分駅のほうが発展しているような印象を受けたっけ。

滞在最終日は毎回寂しさを少し感じる。けれども、運良くこの日はTwitterで繋がっていた大分在住の方から「九州に来て頂き感謝しています。お忙しいとは思いますが、空いてる時間はありますか?ちょぴっとでもご挨拶させて頂きたいです」と有難いDMをいただき、大分駅まで駆けつけてくださったのだ。。!束の間のトークを交わした時間も一瞬だったけれども、忘れられない思い出がまた一つ増えて感謝でしかなかった。本当は #虹色スマイル プロジェクトにご協力もお願いできたらと望んでいたのだけれど、大分県民の県民性なのか、どの方もシャイで形に残すことはできなかったのよね。。。でも、あの日あの時に大分で出会って交流できたこと。そのものがプライスレスだったし、#虹色スマイル は確かに存在していた。



最終日は、フォロワーさんから紹介していただいた大分県立美術館OPAMへ。ちょうど、ファッションデザイナーである、コシノジュンコ展も開催していた。(あいにく私は見れなかったけどね。。) 私が心惹かれたのは、この美術館の建築美。大きなガラス張りで白を基調とした空間に、燦々と光が注ぐ。1~2階が吹き抜けという解放感で、地上から天井までウンと高い。おまけに展示会やカフェがある店内以外は、館内入場無料という敷居の低さ。「展覧会に興味がない人でも日常的に利用できるスペースを」と、世界的に活躍する建築家・坂 茂(ばん しげる)氏の意向だそう。



建築美に酔いしれた後は、駅近にあるレトロなカフェで小休憩。歩き回った疲れをアイスコーヒーで癒した後、お会計時に店員さんと持ってきたアートブックを見せながら軽く挨拶を交わす。お店の方はアートブックを見ながら、「こんなに優しい作品を創ってきたなら、東京はしんどかったんじゃない。。?」と察しては、「プリちゃん、これからも頑張ってね。またいつでも大分に帰ってきてね。」と温かい言葉がけで見送ってくださった。思ってもみなかったタイミングで、素敵な人と巡り合うことに毎回不思議で仕方がない。でも、それもまた必然だったのだと思う。今度、大分へ再訪問するとしたら、もう一度このお店に顔を出したいな。

ゆったりとした時間が流れていた大分滞在が終わり、次なる滞在先である「宮崎県」へ向かった。



最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。。!

プリちゃん


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