自転車で40km移動する友達
前回の 美しい泣き顔 の話の中で、まるで私は「長距離を歩ける人間」かのような話を少ししました。
しかしその感覚が恥ずかしくなるくらい、驚異的な距離を自転車で移動する友達が過去にいたので、今回はその友達のことについてお話ししたいと思います。
高校生の頃の話
これは私が高校生の頃の話です。
月曜日の朝学校に行くと、滅多に話したことがなかった友達の友達といった位置関係の子(別クラスの子・たまに話す)が珍しく私のクラスにいる友達と集まり、話し込んでいる様子でした。
話しを聞くとその子曰く、
「実は今週、私含め友達と3人で〇〇まで自転車で行ったんだ......」とのこと。
それを聞いた瞬間、聞き間違えかと思い「え?」とこたえてしまいました。
というのも、その〇〇という土地は私が住む街からでも電車で1時間はかかる場所なのです。
距離にして約40km。
「40km」と数字だけを聞いてもイメージできないと思いますが、
関東であれば 東京駅 ⇒ 横浜 を通り越す距離
関西であれば 大阪駅 ⇒ 泉佐野 を通り越す距離
九州であれば 博多駅 ⇒ 久留米 を通り越す距離
です。
イメージしていただけたでしょうか。
※Google map調べ
電動自転車やスポーツサイクルではなく、通常のシティサイクルで行ったそうです。
なぜ
・話し手は友達E
・自転車リーダーは友達F
・もうひとりついて行った子は友達G
私・その他友達「〇〇まで!?自転車で、なぜ?」
友達E「一緒に遊ぼうと土曜日に友達3人で集まったのだけれど、友達Fについて行ったらどこまでも自転車を漕いでいて。1時間くらい経った頃には既に○○市まで来ていたからおかしいと思って。
『どこまで行くの?』って聞いたら、『〇〇(目的地)』って......」
私・その他友達「後から知ったの!?」
友達E「しかも目的地ではラーメンを食べただけで」
私・その他友達「えぇ......」
友達E「行きに4時間くらいかかって、帰りも4時間くらいかかった」
それもうトライアスロンじゃん......。
やがて自転車移動時に率先していた話題の友達Fが登場。
みんな「なぜ、〇〇まで自転車で行こうと思ったの?」
友達F「電車代がもったいないと思って。でも、いつも家族で行ってるよ」
40kmもの距離を、家族4人で連なってお出かけしているのか.......。
ここで友達Gが登場。
友達G「土曜日、私も一緒に行ったよ」
よりによって友達Gは非常に身体の細い子であったため、みんなに
「往復8時間も移動したら栄養が無くなっちゃうよ!」と心配されていました。
そして友達Eに関してはその日、〇〇の土地まで自転車で移動したことを祖母に話すと
「よく頑張ったねぇ......」と言われおこづかいを貰ったそう。
自転車で行ったのは土曜日。
日曜日になるとついて行った2人は筋肉痛に襲われ、動けなくなっていたそうです。
これらの話をしながら2人は笑い、笑いすぎて涙を流しながら「もう行きたくない」と話していました。
ちなみにですが、日本国内で行われるトライアスロンは通常、水泳など色々な競技をまとめて総距離が51.5km。
2020年は感染防止対策により25.75km。
参考⇒ 日本トライアスロン選手権
最後にもう一度言いますが、高校生の彼女らが自転車(シティサイクル)で移動した距離の片道は40kmで、往復すると80kmです。
そう、タイトルでは40kmと表記しましたが、正しくは往復で80kmなのです。
トライアスロンの距離を大きく上回っていました。
友達F曰く
「〇〇に自転車で行ったくらいでみんな騒ぎすぎ」とのこと。
友達Fは今も“これくらいの距離なら”と、自転車で移動しているのかどうか気になるところです。
次の記事⇒ ここが私の居場所~調べてみた編~
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