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積読本6冊

今回は珍しく積読本をご紹介したいと思います。

もちろんまだまだ読んでみたい本はありますが、買ったらすぐに読むのかと自分に問い、最近はまとめて買い込んだりしないようにしています。

いつ読むの?
今年中でしょ!


積読本一覧

手持ちの積読本についてご紹介します。

ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜
世界各国に伝わる吸血鬼伝説を紹介した書籍。
オカルト、民間伝承、科学の面などからヴァンパイアとは何者なのかを探っていくそう。

ヴァンパイアのことについて詳しく知りたいと思い選びました。
ヴァンパイアについて書かれた本は他にも複数ありますが、こちらのタイトルが最も歴史背景を知ることができると書かれているのを見たので、入門書として。

悪の華 - ボードレール
“ここに描かれる怪奇、極悪、陰惨の世界は、腐肉の燐光のように輝く、息詰まるばかりに妖しい美の人口楽園である”
新潮文庫、堀口 大学 (翻訳)

漫画「惡の華」に出てきたので、気になり選びました。
(帯でも惡の華のことについて触れられていました)。
ボードレールはフランスの詩人なのですが、この作品を翻訳した堀口 大学さんはすごい。ちなみに安藤元雄さん訳、鈴木新信太郎さん訳の作品もあるそうです。

現時点で数ページだけ手をつけている状態なのですが、難しすぎて苦しんでいます。
しかしこの脳が苦しむ感覚もまた、美の人口楽園なのでしょうか。

仮面の告白 - 三島由紀夫
仮面の告白は三島由紀夫2作目の長編小説のようです。
人と違う性的傾向に悩んで、生い立ちからの自分を客観的に生体解剖していく「私」の告白の物語とあらすじに書かれていました。

友達から借りたものの、まだ読めていません。
友達曰く「性描写の表現が独特である」と話し、一節を読み上げ始めた際には驚きました。
私が住んでいる土地の近くに三島由紀夫ゆかりの建物があるということも関係し、気になっていました。

ドグラ・マグラ - 夢野久作
構想と執筆に10年以上の歳月をかけたという夢野久作の代表作。
日本探偵小説三大奇書に数えられており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも。

私も物語を読んで異常を来たしてみたいと思い、選びました。
表紙に描かれている女性をよく見てみると、目が逝ってしまっています。

※タイトルが「積読本6冊」になっているのは、ドグラ・マグラに上・下巻があるためです。

カフェー小品集 - 嶽本野ばら
京都、東京、北海道の各地のカフェー12店を、誕生から現在の様子までを取材して歴史と雰囲気を大切に、12編の物語を執筆した作品。

古き良きカフェに興味があり選びました。
嶽本野ばらさんの作品は高校生の頃からよく読んでいます。
小説を読んだことが無い学生でも読みやすいのではないでしょうか。

嶽本野ばらさんの作品の中では「下妻物語 - ヤンキーちゃんとロリータちゃん -」を読んだのが初めてでした。


少ない?

今見てみると、積読本の冊数はかなり少ない方なのではないでしょうか。
人によっては積読本だなんてレベルではないのかもしれません。

ただひとつ言えることは、
ボードレールの「悪の華」が一番難しく、手をつけられずに苦しんでいる
のですよね。

身近に本の虫のような人がいるのですが、その人でもボードレールは難しいから読まないようなことを言っていました。
私など到底無理ではないかと思いつつも、何かの拍子に新世界へ連れて行ってもらえるかもしれないと思って読んでいます。

漫画「惡の華」の中では主人公の春日がこの本を読んでは、自分は他の連中とは一線を引いているのだという感覚に浸っています。

私も浸りたい。





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