マガジンのカバー画像

週刊少年松山洋

家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記… もっと読む
更新頻度が高いので圧倒的に定期購読がお得です。購読いただくとその月の記事は全て見れますが、前月まで… もっと詳しく
¥1,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2021年5月の記事一覧

第319号『いつかは今からだ』

第319号『いつかは今からだ』

ここ最近はまぁこのコロナ禍の緊急事態宣言下ということもあってか、福岡にもなかなか移動できずにほとんど東京にいる私です。

けど実は、全く移動しないというわけでもなくて週に一度か2週に一度くらいは福岡に飛んでいます。(あんまり言ってないけど)

当然ながら必要だから移動しているわけでして。

ただそれすらも言うことを憚られる世の中になってしまったので黙って移動しているワケです。

ましてや、移動の理

もっとみる
第318号『一線を超えればわかること』

第318号『一線を超えればわかること』

物事には何でも始まりがあって、全てはそこからスタートします。

サイバーコネクトツーというゲーム開発会社にも毎年新人が入社してきて、そんな彼らは必ず誰もが通るたくさんの『初めて』を経験します。

この業界で何年も(25年も)やっている我々からすると『当たり前のこと』でも彼らからすると生まれて初めて目にすることや耳にすることばかりだと思います。

そしてそれは別にゲームソフト開発という特殊技能に限っ

もっとみる
第316号『正義とは完全無欠な時にのみ正しい』

第316号『正義とは完全無欠な時にのみ正しい』

韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』で主人公がレ・ミゼラブルからの引用として、こう宣言してから復讐劇を開始します。

「正義とは完全無欠な時にのみ正しい」言い換えると「中途半端な正義を振りかざすくらいなら俺は悪でいい」ということになります。

もちろん全20話で構成された本作もドラマとして非常に楽しめましたし、私が大好きな復讐劇だったので特に後半の4話は夢中になって観ることができました。

そして、一番

もっとみる
第315号『千円札は拾うな。』

第315号『千円札は拾うな。』

『千円札は拾うな。』という本をご存知でしょうか。

2006年に出版された本なのでもう結構前ですね。内容を要約すると以下のようになります。

「目の前に落ちている千円札を拾おうとすると前傾姿勢になってそれしか見えなくなる。そうなるともっと周りにある大きな利益を見落としがちになりますよ」

ざっくり言うとこんな感じです。言われてみると「そうかもね」と頷ける部分もあると思いますが、まぁ千円札を拾ってか

もっとみる