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きょうのできごと

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2019年の立冬から書き始めた日記をまとめています。おおむね翌日6時更新。
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2020年5月の記事一覧

2020/05/30 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』を読む/好きなものの話は誰かとしたい

2020/05/30 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』を読む/好きなものの話は誰かとしたい

今朝、妹からLINEが届いていた。
何かと思ったら、アニメ『鬼滅の刃』に夢中だという姪1号(5歳)が「恵理奈は誰が好きなの?」と尋ねているとのこと。わたしが『鬼滅の刃』を知っている前提だ。

この作品が猛烈な人気であることは知っているけれど、これまで漫画もアニメにも触れずにいた。が、姪1号がアニメを見ていて、その話をわたしとしたいというならば鬼滅の山に入山せずにはおれない。だって、自分がおもしろい

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2020/05/29 話す/共有する

2020/05/29 話す/共有する

今日はとにかく学年の人たち一人ずつとたくさん話をした。これまでも出来る限り声かけはしてきているつもりだけれど、意外とゆっくり話す機会がなかったように思う。

相手がどう考えているのかよく分からない。そんなことは、相手が誰であれそういうものだと知っていても、なんだか不安になることはある。だから、雑談も含めて話をすることはとても大切なのだ。

同僚とは不思議な存在で、家族でも友達でもないのに、一緒にい

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2020/05/28 ひとつの課題/おやつ番長

2020/05/28 ひとつの課題/おやつ番長

今日は会議日。明日も登校日ではあるのだけれど、来週から生徒の登校が増えて、徐々に学校を動かしてゆくための打ち合わせなど諸々が進む。

職員室とはまた別に、我々の職場は各フロアに担当学年の教員が仕事をする、病院の「ナースステーション」のようなものがある。そのものずばり「ティーチャーステーション(TS)」という。わたしは日頃の仕事はそのTSで行うが、フリーアドレス制を敷いている職場なので、他の場所で仕

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2020/05/27 類は友を呼ぶ/惜別の

2020/05/27 類は友を呼ぶ/惜別の

普段割とへらへらしているけれど、社交はあまりうまくない。さすがにいい大人になってはいるので、多少はましになっていると思う。その程度だ。

前任校では個人的に出掛けたり、飲みに行ったりする先輩お姉さまがいたけれど、今の勤務校ではそういう付き合いはしていない。そんな中、音楽のことであれこれ話が盛り上がることのできる数少ない人物の一人が、事務室のSさんだ。洋の東西を問わず音楽を大量に聴き、ライブにも通い

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2020/05/26 在宅勤務(おそらく)最終日

2020/05/26 在宅勤務(おそらく)最終日

緊急事態宣言の解除を受けて、学校は再開に向けて動き始めている。
今週一杯は生徒の在宅学習(オンライン授業)を続け、来週からは分散登校の回数を増やすことになっている。大阪府の指針に合わせて、15日からは全面再開の予定。果たしてどうなるか。スムーズにいけばいいと願う。

生徒が登校して学校での授業を再開するにしても、具体的にどのように進めるか、学校でできるかぎり「三密」を避けた形で生活するにはどう促す

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2020/05/25 「エモい」とはなんぞ

2020/05/25 「エモい」とはなんぞ

出勤すると、若い同僚たちが「エモいって何?」と話していた。

オンライン授業を受けている生徒たちは毎日日誌(ジャーナル)を担任に提出することになっている。ある生徒が「エモエモ系」が好きで「マカロニえんぴつ」というバンドをよく聞くと書いていたそうだ。(わたしはそのバンドを知らなかったので後からYouTubeで検索した。)

30代前半のふたりは「エモい」という語そのものを知らなくて、どういう意味の言

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2020/05/22 彼らも見ている/内と外の逆転

2020/05/22 彼らも見ている/内と外の逆転

オンライン終礼の後、学年のある生徒・保護者と担任を介してGoogle meetを用いた面談をした。3次元中継。居ながらにして話をするのは、直接の対面でなんとなく感じ取る気配のようなものをつかむのは難しいけれど、それでも顔を合わせて話すことのハードルは下げてくれる。緊張もするし、先方のために学年主任として何ができるか分からないこともあるけれど、誠意を持って関わりたい。

面談のあと、担任の教員とその

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2020/05/24 メンテナンス/リブ・リブ・リブ

2020/05/24 メンテナンス/リブ・リブ・リブ

午前、M師匠のサロンでカラーとカット。前の2か月は感染症対策で、その時間にお客を一人しか取らずに大幅に規模を縮小して営業していたが、大阪の緊急事態宣言解除を受けて、予約を受けるお客の数を増やしたそう。今日はいつものようにお客が席を埋め、大勢のスタッフが働くいつもの様子が戻っていた。やり手のM師匠でも、この2か月は大変だったとき話を聞く。でも、彼のInstagramはその期間でもずっと「#ポジ活」と

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2020/05/23 ジェネレーター/教員の意味

2020/05/23 ジェネレーター/教員の意味

教員のありかたについては、以前からずっと話題になっていることだけれど、今回の長い休校期間(生徒の在宅学習期間)によって学校のありかたそのものについても考えるべき課題が出てきたことで、余計に強く突きつけられることになったように感じている。

4月半ばから動画配信で授業をしている。最初はkeynoteを使ったスライドに書き込みをしながら音声をのせていた。でも、今回のイレギュラーな事態で始まった状況では

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2020/05/21 偉大な背中/やさしさに包まれたなら

2020/05/21 偉大な背中/やさしさに包まれたなら

昨日の先輩との話を反芻しつつ出勤する。そうすると途中でその先輩とばったり会った。これも何かの縁なので、反芻していたことなどを話しながら歩く。

直接的な業務の話ではなく、誰かとまじめに仕事の話というか姿勢というか、そういうものについて話をするのは実はすごく久しぶりのことかもしれないと気がついた。それこそ、ちょうど昨日思い出していた2010年の頃はそんな話をよく深夜の居酒屋で繰り返していた。そのとき

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2020/05/20 視点の転換/思いがけない展開

2020/05/20 視点の転換/思いがけない展開

仕事の話。
気心知れた先輩と話していたとき、はっとする言葉を彼は言った。それは「責任ある仕事を任されるのはしんどいけど、この職場で大事に思われているということなんやと思う」というものだ。

さすがに自分の仕事を日々「やらされる」ものだと考えてこなしているわけではないけれど、先輩のように捉えることもなかった。

非常勤講師だったときも含めて、ここ10年ほどはずっと高3の授業を担当してきた。中高それぞ

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2020/05/19 いつかの今頃/タイムスリップ

2020/05/19 いつかの今頃/タイムスリップ

友人から届く葉書はバリエーション豊かだ。今日届いた葉書は、去年彼女が撮った躑躅の写真だった。同じものを見ていても、撮影する人によってどう切り取るかが変わってくるから、写真はおもしろい。それが身近な人であるならなおのこと。

今日はずっと家にいて、空の写真くらいしか撮っていないので、昔撮った写真を振り返ってみた。5月は毎年新緑が多い。躑躅も確かに撮っている。珍しいものでいくと、前任校で担当していた茶

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2020/05/18 やっと会えた/当たり前にあらず

2020/05/18 やっと会えた/当たり前にあらず

ようやく自分の学年の生徒たちが登校した。土曜の新入生登校日と同じで、教室を広く使い(ひとクラスあたり2教室)できる限りの対策をして迎える。

学年の教員の一人は「楽しみすぎて寝られなかった」と言って出勤した。他の担任もそれぞれに準備をしていて、自分のクラスの生徒を迎えられることを喜んでいるのがよく分かった。その様子を見るだけでも、うちの学年の教員はしっかりしているなと感心する。わたしが20代半ばで

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2020/05/17 継続することの難しさ/君沢ユウキ「お部屋で喋らNight?」

2020/05/17 継続することの難しさ/君沢ユウキ「お部屋で喋らNight?」

4月17日(日)から、俳優の君沢ユウキさんは毎晩俳優仲間をひとり(ビデオ通話で繋いだ状態で)ゲストに迎えて1時間の配信番組を放送している。番組名は「お部屋で喋らNIGHT?」という。毎晩配信していて、昨夜が第30夜、30人目のゲストが登場した。相手によって、真面目な演劇談義であったり、ただただふざけるだけだったり、内容は様々だ。

自分が観た舞台の出演者しか分からないので、昨日までに出演した30人

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