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Philosophy

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「恒産・恒心」の視点で考える"異次元"の少子化対策

現在休職の身で物理的には暇なので、政治監視だけは怠らないようにしているこの頃である。
そんな中で先日、仕事に忙殺されていたらきっと気付かぬ間に決定していたであろう恐ろしい「政策(と呼ぶにもバカバカしい愚策)」についての情報を得てしまって身震いした。

給付と見せかけて結局はそれ、増税じゃん?

将来的に子育てを行う親目線で考えればもちろん断固反対である。
加えて、教育者としての立場から将来出会うで

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言語化可能/言語化不可能、合理/非合理、科学/非科学 のはざま

言語化可能/言語化不可能、合理/非合理、科学/非科学 のはざま

ここで書く内容は、4年ほど前大学院に在籍していた頃に考えていたこと(最近そのメモを発見した)を再構成したものである。読み返すと実に大したことないが、どうか悪しからず

近年、自分の身の回りの現象や自分自身の感情について、逐一抱いた疑問をできる限り言語化しようとしている。何事に関しても、得体の知れなさが生じればそれを解消したいと思うようになったからであろう。これは、かつて分析を苦手としていた私にとっ

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感覚を言語化するということ

以下のノートを書いているときに、身体にまつわる言語表現について、色々と思い浮かんだのでメモしておかんとす

私は20歳を過ぎて数年経つ頃に初めて口笛が吹けるようになった。
それまでは自分のことを「口笛が吹けない」類の人間だと思っていたが、口笛の上手い友人達が言葉を尽くしてコツを教えてくれたおかげで、ある時「ピー」と(間抜けな音ではあったが)出たのである。
一度音が出るようになると、口笛が吹けなかっ

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春が来ることへの不安について

「欲状態保存症候群」「欲現状維持症候群」とでもいうのだろうか、2月の中旬過ぎから4月にかけて、「変化」を著しく恐れる状態が続いている。その状態についての分析と、そこから思いついたことを綴る。

「安心の冬」から「焦燥の春」への変化

上記症状が強く出たのは2月中旬。まだ冬だと思っているのに、突然暖かくなったりすることに起因するのだと思う。
冬にはある種の安心感がある。寒さに身を任せ、安心して縮こま

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「道」について 2

「道」について 2

2.人の暮らしと「道」

"人の暮らしのあるところに道がある"

今ではさっぱりだが、数年前のある時期「道」について狂気じみた探究心を抱いていたことを記憶している。なお、「道徳」とか「人の道」みたいな 精神的なものではなくて、物理的な「道路」について。前回、「道」について書いていたらそのついでに色々と思い出したので、書かんとす。

以前、ある人から「人の暮らしのあるところに道がある」と言われたこと

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「道」について

「道」について

1. 「道」と「世界」の捉え方①カーナビ的認識で捉える世界

"この道をまっすぐ行けば目的地に着く"

カーナビやGoogleのルート探索では、直進、〇mで右折、その先〇mで左折という経路表示に従って行けば難なく目的地に到着する。
私の場合、カーナビ的認識に拘束されていると、「道なり」=「まっすぐ」であり、「まっすぐ」=「直線」とうっかり捉えてしまう。

「道なり」に進むとき、地図上(ルートマッ

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運転免許講習で感動した話

運転免許講習で感動した話

「あなたがその対向車となってはいかがですか?」

2022年の今頃の時期のとある日曜日、朝から運転免許センターへ行って免許更新をしてきた。そこでの講習内容がとても良かったのでメモしておく。

この内容ばかりはいつか書こう書こうと思いながらも書かず(書くのが億劫であった)、忘れないように約1年間頻繁に思い出していたものである。忘れないように覚えている、というのは脳内CPUに非常に負荷をかけるので、安

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