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高校国語科教員 | 22/09~休職 (ME/CFS?) | 雑記

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高校国語科教員 | 22/09~休職 (ME/CFS?) | 雑記

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    コロナ罹患後7ヶ月ほどして発症し、1年以上継続している私の体調不良についてまとめています

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iPadでの教材管理方法メモ【高校国語科教員】

iPadを使い始めて8年ほど経つ。現在使用しているものは2台目になる。機種はiPad Air(第4世代)で、Apple Pencil、Magic Keyboardと一緒に使っている。何においても便利で多岐にわたる用途で毎日のように使っているが、教材管理という点では主に以下の3種類の使い方をしている ①紙媒体をPDFにして持ち歩く ②電子ノートで教材研究する ③授業で使用する ③は仕事をしている間よくやっていたが、休職して物理的に暇になってからは、体調のいいタイミングでiP

    • 【高校国語】授業スライドをPowerPointではなくWordで作る

      これまで授業用「スライド」というからには「PowerPointを使う」以外の選択肢が無かったのだが、ふと、本文スライドだけならWordで良いんじゃね?と思い至り、作ってみることに。 やってみて実感したが、図解や資料を載せたスライドを作るにはおそらくパワポが最適だが、本文を黒板に投影するだけのスライドならWordで作成→PDF化が超絶楽である。 仕事能率は良くない方だと自覚はあるが、なぜもっと早く気付かなかったのか・・・という反省を込めた備忘録です 本文スライドをPower

      • 【iPad/Good notes5】自作ステッカーで教材研究を効率化

        教材研究をしていると、紙媒体・電子媒体問わず、ある種の自分なりの「型」が出来てくる。同じような見出しをつけたり、同じような語句・図を用いたりするうちに、これをいちいち手書きせずに済めばちょっと楽になるのでは?との考えに至るようになった。 最近私は専らiPad・Good notes5で教材研究している。Good notes5の便利さについては挙げ出したらきりがないが、その中でもひときわ便利なものとして「ステッカー」機能がある。「ステッカー」といっても、LINEスタンプのように

        • "脱・受動的患者"を図り、"能動的患者"を志向する

          つい3週間ほど前のことだったか、ぼんやりSNSを見ていた時に、癌治療への患者の向き合い方についてある医師が講演する動画が流れてきた。 癌治療に関する一般論へのアンチテーゼが含まれていたのでその内容には特に触れないが、その中で特に印象に残ったのが、「自分で調べて病気のことを知ろうとしない人は『素人』である。病気から回復する人というのは医師による治療のほか、自分で調べて身体に良いと思ったことを都度実践する」(ちょっとあやふやだけど)といった言葉。 これを耳にした時、文字通りハ

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        iPadでの教材管理方法メモ【高校国語科教員】

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          コロナ後遺症なのか、ワクチン後遺症なのか、実態不明の病の真相を知りたい

          コロナウイルスに感染して7ヶ月後に突然、謎の体調不良を発症し、かれこれ9ヶ月になる。 梅雨の晴れ間に窓を開け放して家の中にいると、心地のいい風が入ってくる。もう夏がやってくる、と思う。気持ちが沈む。昨年の夏の終わりに始まったこの体調不良と付き合い始めてもうすぐ季節が一巡してしまう。 休職してしばらく経った頃に、お世話になったとても尊敬する先輩に自分の状況を報告した際、「神様からの休めのサインだと思ってしっかり休んで」と言葉をかけていただいた。症状が始まって半年くらいまではこ

          コロナ後遺症なのか、ワクチン後遺症なのか、実態不明の病の真相を知りたい

          GoogleとGood Notes5で記述添削指導をオンライン化する

          ちょっと季節違いな話ではあるが、1年間の中でも2月上旬といえば国公立二次試験対策を盛んにやっている頃合い。ところが2年前の2月、何かにつけてタイミングが悪いことに定評があるこの私は、周囲でまだ誰も感染していない中なんとひとりコロナに感染。誠に不名誉なことに職員室第1号感染者となってしまった。 当時は発症から10日間外出禁止令が出ていたので当然その間出勤不可。発症の何日か前に、国公立二次試験に向けた添削指導で私が担当することになる生徒たちが挨拶しに来たばかり・・・という何とも

          GoogleとGood Notes5で記述添削指導をオンライン化する

          「恒産・恒心」の視点で考える"異次元"の少子化対策

          現在休職の身で物理的には暇なので、政治監視だけは怠らないようにしているこの頃である。 そんな中で先日、仕事に忙殺されていたらきっと気付かぬ間に決定していたであろう恐ろしい「政策(と呼ぶにもバカバカしい愚策)」についての情報を得てしまって身震いした。 給付と見せかけて結局はそれ、増税じゃん? 将来的に子育てを行う親目線で考えればもちろん断固反対である。 加えて、教育者としての立場から将来出会うであろう子供の一生のことを考えた時に、猛烈な悲しさを覚えた。 「恒産無ければ、因

          「恒産・恒心」の視点で考える"異次元"の少子化対策

          慢性疲労症候群9ヶ月目の経過

          発端・経緯は以下の通り なんだか他者の暮らしぶりや考えに触れることが酷く億劫になってしまって、しばらくの間誰とも連絡を取らずfacebookなんかも開かなかった。noteもしばらく存在を忘れてしまっていた 何かものを書こうという気力もなければ勉強する気力もなく、ここ1ヵ月は無為に過ごした日が多かったように思う。この体調不良になってから、しばしば精神的に息切れする期間があるが、今回も少し長めのそれだったのかもしれない。 昨年9月頭に発症して、まるまる9ヶ月。もはや10ヶ月目

          慢性疲労症候群9ヶ月目の経過

          【高校国語 現代文】授業用本文プリントをWordでテンプレ化

          現代文授業での「本文への書き込み」に関する問題意識現代文の授業では、できるだけ生徒が自分の思考の痕跡を残しながら教材文を読んでいけるよう、教員側で「本文への書き込み」を推奨しているが、私としては教科書に直接書き込ませることは避けたいと思っている。 授業で習得した「読み方」を、まっさらな状態の本文(=教科書)と再び対峙し実践する余地を残したいからである。そのため、教科書とは別に「本文プリント」を用意しそれをノートに貼り付けさせ、生徒のノートを「読み方」「本文の図式化の仕方」「

          【高校国語 現代文】授業用本文プリントをWordでテンプレ化

          言語化可能/言語化不可能、合理/非合理、科学/非科学 のはざま

          ここで書く内容は、4年ほど前大学院に在籍していた頃に考えていたこと(最近そのメモを発見した)を再構成したものである。読み返すと実に大したことないが、どうか悪しからず 近年、自分の身の回りの現象や自分自身の感情について、逐一抱いた疑問をできる限り言語化しようとしている。何事に関しても、得体の知れなさが生じればそれを解消したいと思うようになったからであろう。これは、かつて分析を苦手としていた私にとってはよい兆しである。 しかし、この思考の癖を何にでも適用しようとしてある時壁に

          言語化可能/言語化不可能、合理/非合理、科学/非科学 のはざま

          漢方治療のこれまでと現在【慢性疲労症候群】

          経緯 2022年の9月に激烈体調不良(発熱、倦怠感、めまい、頭痛)を発症してから今の今まで、実に色んな薬を試してきたが一向に効かない。熱があるからといってカロナールなんかを飲んでも市販の解熱鎮痛剤を飲んでも全く下がらず症状は緩和しない。処方薬も、内科、心療内科、耳鼻科で何種類も試したが、笑えるほどに何も変化がないのである。 そんな矢先、2023年3月から漢方の専門医のもとで現在の症状を診てもらえることになった。 漢方といえば、以前にもいわゆるエキス剤(ツムラの◯番、のよう

          漢方治療のこれまでと現在【慢性疲労症候群】

          感覚を言語化するということ

          以下のノートを書いているときに、身体にまつわる言語表現について、色々と思い浮かんだのでメモしておかんとす 私は20歳を過ぎて数年経つ頃に初めて口笛が吹けるようになった。 それまでは自分のことを「口笛が吹けない」類の人間だと思っていたが、口笛の上手い友人達が言葉を尽くしてコツを教えてくれたおかげで、ある時「ピー」と(間抜けな音ではあったが)出たのである。 一度音が出るようになると、口笛が吹けなかった頃の自分には戻れず、「口笛が吹ける(というより「口笛の音が出る」)」類の人間に

          感覚を言語化するということ

          医療における症状言語化の難しさ

          慢性疲労症候群の症状が突如現れた時から、あちこち病院を回って自分の症状について説明する機会が多かった中で思ったことをメモ。 何にせよ、体調が悪いと訴えて色々と検査をしてもらっても目に見えた異常が全く無い。そのため、困り果てた医師に、諸症状について詳しい説明を求められるわけである。熱があることについては、目の前で体温計で測るなどして客観的に示すことができるが、「頭痛」とか「めまい」とか「だるさ」についてはどのように言語化したら良いのかがいまいちよく分からず、困ってしまうことが

          医療における症状言語化の難しさ

          現代日本の効率主義に関して ー「役に立つ」幻想

          今朝(2023/4/13)のNHKおはよう日本で「タイで日本企業が“採用負け”」という報道をちらりと見た。安賃金のせいで、タイでの日系企業人気が全盛期に比べ急落とのこと。日本の競争力が63ヵ国中34位と低迷しているという記事も思い起こされる。 この先この国は一体どうなるのかとひどく危惧を覚えた朝であった そこから、ぼんやりと考えた輪郭のないことをとりとめもなく書き記す。 私が恐ろしいと感じる言葉 "役に立つ、実利実学、合理、効率、能力、コストパフォーマンス、タイムパフォ

          現代日本の効率主義に関して ー「役に立つ」幻想

          特別支援教育の考え方を取り入れたら自分の生活がかなり改善した話

          先日、ラジオ体操を日常に取り入れるためにiPhoneでオートメーションを設定した話を書いていた時に、数年前の自分もオートメーションを用いた環境構造化にかなり救われて生活が改善したことを思い出した。 改善前の状況 私は、特に朝の身支度がとても苦手であった。具体的には、何から手をつけて良いのかが分からずもたもたしているうちにあっという間に家を出る時間になって、でも身支度が終わらないから家を出られなくて、遅刻するとか引きこもるとか、そんなことがよくあった。 大学の学部生の時に

          特別支援教育の考え方を取り入れたら自分の生活がかなり改善した話

          iPhoneのオートメーションを用いた時間的構造化について

          体調が悪いと、動けなくなって、それが常態化して動かなくなり(努力的な意味で)、本当に動けなくなってしまう(動くポテンシャルが失われる)。不調を発症して半年ほどは体が辛いのにかまけて全く動いていなかったが、そうするとみるみる体力が落ちてしまった。加えて、体を動かすことにおいて「達成できた」という状況が生じなくなったので自己肯定感が著しく低下した。歩数を測る機能を最も使用していたスマートウォッチも、もはや無用の長物に。 このままでは本当に戻れなくなると危機感を抱いたので、何かし

          iPhoneのオートメーションを用いた時間的構造化について