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【大人の発達障害】22歳男、ほぼ確実にASDでちょっとADHD、そして少し躁鬱

らしいです。

精神科に行って医師に言われました。こんな砕けた言い方はされてないけど。

初診で50分ほど話をしただけなのですが、専門家はやはりというか、当然わかるみたいですね。
なんか舐めた態度みたいですみません。

精神科に行くのなんて、小学生以来ですよ。およそ10年の時を経て、今回は一人で。

ちなみに小学生当時は別の理由で、今回のような受診はしていません。
今思えば、なぜ?
そっちの方も調べても良かったのではと思う。


やっぱりかー!!

今回診断されて、まず初めにこう思いました。

そもそも以前からそうなんじゃないかと自分で思っていて。

  • 集団行動ができない(小4~中学不登校、高校通信制サポート校)

  • 大人数が苦手(同じ空間にいることも、話すことも。小学生のころ進学塾の教室で嘔吐した)

  • すぐ飽きるので単純作業や同じこと、変化がないことを続けることができない

  • 物事は自分で納得しないと絶対にやらない、腑に落ちるまで追求し続ける

  • 光や音にものすごく敏感(大学の大教室のような場所が無理)

  • 1対1でも、人とのコミュニケーションがうまくいかない時がある

  • 一方的に喋りまくる時がある

  • どんなに仲の良い人とでも、一緒にいた後は疲れる

  • 興味のないものは本当に興味がない

  • 色々なことにすぐ興味を持ってすぐ試して飽きる、を繰り返す

  • 好きなことは何時間でも没頭できるし、とことん掘り下げて追求する

  • 白黒思考

  • 完璧主義

  • たまに衝動的になる ストレスがピークになるとテキストを破り捨てる、とか

  • 物の配置に明確なこだわりがある 1cmでもズレていると非常に気になる

  • 一度にたくさんのことが起こると対応できない マルチタスクができない

  • 服のズレ、ベタつきなどがものすごく気になる(幼少期は海水が嫌いだったらしい)

  • 集中していると人に話しかけられても気がつかない

  • たまに自分の世界に入り込んで「心ここにあらず」になる

読書や執筆、音楽制作など、本当に好きで興味関心があるものは、寝食を忘れて6時間くらい連続して没頭できます。
というか、そのせいでふと気がついた時には脳のエネルギーを使いすぎて気持ち悪くなっていた、というのがしょっちゅうです。

ネットにあった簡易テストではこんな結果でした。

https://www.otona-hattatsu-navi.jp/self-check/asd/

このままずっと「なんだか生きづらいなぁ」を続けてやり過ごしていくのは嫌だったので、ちゃんと向き合うことにしました。

でもやっぱり、病院に行く前はそれはそれは緊張して嫌でしたよ。
家でも、着いた先でも下痢。
そもそも昨日は全然寝付けなかった。

だって、”障害”ってのはそれは「あなたは普通ではない」と言われることなわけで。良い気分のするものでは全くないじゃないですか。

もしかすると、そこを起点に何かが変わってしまうかもしれない。

大袈裟かもしれないですけど、今まで生きてきたものがちょっと否定されて、これから新しい自分として生きることを余儀なくされるかもしれない。

ところで、早く着きすぎたので緊張を吹っ飛ばすためにも久々に一人カラオケに行きました。
何を歌うかって、そりゃぁロストマンですよ。

楽しければ上手くなくても良いのだ
間違った 旅路の果てに 正しさを 祈りながら

ちなみにキーは原曲+4でないと歌えません…悲しい。

1時間ほど歌って、少しほぐれた緊張ともに病院へ足を運びます。

初回の結論として、今後の通院で様子を見る必要はあるものの、ASDはどうやら本当にそうであるらしいことを医師に言われました。

で、これは特に薬などはないらしく、仮にあったとしても服用しようとは全く思っていません。

そもそもこうして医療機関に行ったのは「本当に自分は発達障害なのだろうか」ということを確かめたかっただけで、それをどうこうしようとは全く考えていないからです。

そうでなくても、そうであっても、自分は自分だし、このまま生きていたい。

ADHDは、ASDテストのようなものを自分で受けた時は可能性が低いと出て、しかし病院で指示されたものをやってみると、5/9当てはまるということでした。
衝動性が高いらしいです。

6/9以上でADHD判定されて薬の処方も受けることができるらしいのですが、ASD同様に薬をもらおうとは全く思わないので、これに関しても「なるほどそうか」とだけ思っています。

躁鬱に関しては、ちょっとまだ違いがあまりわかっていないのですが、軽度の双極性障害らしいです。これは全く予想していなかった。

「鬱」のようなものが通常の人よりやや異常寄りで、神経症も少しあって、ちょっと強迫観念もあるらしい。

なんか思っていたよりも面倒そうだぞ…

努力不足じゃなかった

なんだか色々あるようですが、これがわかったことが本当に大きいです。

今までどんなに頑張っても、努力してもできなかったこと。
それは仕方のないことだったのだな、と思えたので。

きっと学校に行かなかった(”行けなかった”とは言いたくない)のも、色々な人に意味もわからず嫌なことをされたのもこれのせいだと思うし。

しかし!
だからといって僕が他者に迷惑をかけることを正当化するつもりはありません。

付き合いの方法を変えてみるとか、ちょっと障害があると伝えてみるとか、できる範囲のことをやっていきます。

まぁ、今はほぼ家族以外誰とも関わっていなくて(たまに友達と会うくらい)一人でやるべきことに没頭しているので、特に問題ないのですが。

だから今後はずっとこのままのペースで生きていけるように、つまりは創作活動で生計を立てられるようにしたいのです。

そんな簡単にわかるものじゃないらしい

こうして一度医療機関で話せば簡単に診断されるものだと思っていたのですが、どうやらそうではないっぽいです。

「半年くらいかけてじっくり経過観察をしてようやくわかるものだ」と言われました。
そして「白か黒かの2択でもない」「そんなすぐ判定されたら困るでしょう」と。

たしかに。

遺伝?

医学知識が一切ないため素人判断なのですが、父親も僕と似たようなところがあり(仕事でめちゃくちゃ成果を上げているけど、人との付き合い方が独特、とか)、今回病院に行ったことを伝えたら「俺(父)も自分で(自分のことを)異常だと思ってる」と言っていたので、やっぱそうか、と思いました。

自覚あったのかー、と。

そして医者の人も言っていました。「診断されていないだけでそういう人はまぁまぁいますよ」と。

確かに、近年こそインターネットのおかげで自己診断して医療機関にかかりやすくなっているけれど、数十年前はそんなものなかったわけで。

なるほどなぁ。

HSPじゃなくてただのASD?

ネットでの自己診断と自己判断で「俺はHSS型HSPだろう」と数年前から思っていました。

そもそも「Highly Sensitive Person」という言葉を知ったのは、高校1年生くらいの時。

それまでは

  • 掃除機の音などが本当に耐えられない

  • 時計の音が気になりすぎる

  • ピアノ教室の蛍光灯で視覚がおかしくなる(焦点が合わない、めまいのような感じ)

  • 繁華街のような、雑然としていて色が多すぎるところに行くと動悸がする

  • 誰かが怒られたりしていると、自分も萎縮する

  • イラついている人がそばにいると、身の危険を感じるほど具合が悪くなる

などがあり、他の人は問題ないのになぜ自分はこうなのかと悩んでいたのですが、色々検索したり本を読んだりしている中で「あぁ、俺はHSPだったのか」と思い安心したのです。

五感に対する刺激の中でも特に、音が本当に苦手です。
コロナで窓全開の大江戸線は文字通り最悪。
あまりに騒々しすぎて発狂しそうになりました。二度と乗りたくない。

ところがHSP、それもHSS型HSPに収まりきらないこともあったので、もっと調べてみることにしました。

なぜならHSPとわかった時、「これはこうである、だから自分はこうなんだ」と思えたことで安心できたからです。

そしてASD疑惑が浮かび上がり、今回に至るわけです。

HSPとASDは両方持ちうるものなのか?それともHSPではなくてASDなのか?

よくわかっていませんが、いずれにせよ確かに僕はそうであることは事実っぽいです。

色々持ちすぎていてヤヴァイ

「”障害”だから何だってんだ」「これが俺なんだよ!」と自己受容している(開き直り?)のですが、改めて考えてみると特殊なものありすぎて何なん、となりました。

  • HSS型HSP(?)

  • ASD

  • ちょっとADHD

  • 少し躁鬱

  • 神経症

  • やや強迫観念

  • INFJ(MBTI)

まぁこれだけあれば、そりゃああんた生きづらいでしょうね、という感じです。

これまでよくやってきたよ、俺。
ほんとに。

これを書いていて今ふと思いました。

これまでnoteに書いてきた記事、それらは自分で「これが普通だよね」と思って執筆してきたものです。
思ってというか、それが少数派であると考えたことは少しでもなかった。

なので、例えば大学選びについて書いたもの

も、もしかしたら全員に当てはまるわけではないのかもな、と。

今更気がついたのかというかなんというか。

うーん。

まぁいいや。

ありがとう、芸術。

これしかありません。
自分に向いてることを見つけていて、本当によかった。

でこぼこな人間なわけですが、創作活動にそれを落とし込むことでそこに生きる価値を見出すことができています。

作曲と執筆。

本当に楽しいし、一人で完結できて、おそらく能力や才能的にも向いている(だから極めようと思っているわけだけど)ので。

だって人間だもの。
ということで、これからも楽しくいきていきたいですね。

今後について

プロフィールを読んでいただければわかると思いますが、

これまでと特に変わらず受験生、作家、音楽家としてやるべきことをただひたすらにやっていきます。

そこに加えて少しばかりの通院と、そして知能検査も受けることにしたので、数ヶ月後にその結果が出たらまた書くことにします。

いやぁ!
最近は大学を中退したり、受験生になったり、発達障害らしいことが大人になってから判明したり。

人生色々あるなぁ。

でも、こうして自分自身のことを一つ一つ確実に知って理解していくことで日に日に生きやすくなっているので、とても大切なことであると感じています。

病院に行く前は確かに気分は良くなかったけども、今こうして理由がわかり安心できているので、もし僕と似たような方がいましたら、勇気をもって受診されるときっと新しい何かが得られると思います。

ここへ来るまでとても長かったけれど、わかったからには、これから先は希望に満ち溢れていると信じて。

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