経営者はコミュニケーションに多くの時間をつかう!『管理者行動論』
『管理者行動論』とは、組織における管理者の日常行動を客観的に記録したものです。
「経営戦略論」で有名なミンツバークは、5人の管理者の1週間を詳細に観察し、経営者の仕事のほとんどが、コミュニケーションに力を入れていたことを発表しました。
今回は、経営者はコミュニケーションに多くの時間をつかう!『管理者行動論』について紹介していきます。
『管理者行動論』とは?
『管理者行動論』とは、組織における管理者の日常行動を客観的に記録したものです。
リーダーシップを研究する上で、管理者の行動を分析することが重要となり、調査が行われました。
5人の管理者の1週間を観察する
「経営戦略論」で有名なミンツバークは、5人の管理者の1週間を詳細に観察した「マネジャーの仕事」を発表しました。
観察の結果、管理者の時間の使い方は、1つの仕事に使われている時間が少なく、断片化していることがわかりました。
管理者のデスクワークは、平均16分で次の仕事に移っています。
・電話は平均6分で次の仕事へ
・予定外のミーティングは平均12分で次の仕事へ
・現場視察も平均11分で次の仕事へ
管理者は、ほとんどの時間をコミュニケーションに使っており、オフィスにこもってじっくり経営戦略を練るといった管理者はいませんでした。
しかし、どれも受動的レスポンスなのでカールソンは、糸で操られたパペットに例えていました。
経営者を5週間観察する
ミンツバーグは、さらに経営者の対人接触時間も5週間にわたって調べました。
経営者の対人接触時間は、部下、役員、仲間、顧客、無所属の5つで違いがありました。
部下:直接48%/郵便39%
役員:直接8%/郵便1%
仲間:直接16%/郵便25%
顧客・納入会社:直接20%/郵便13%
無所属:直接8%/郵便22%
経営者は、部下とのコミュニケーションに多くの時間を使っていることが分かりました。
最後に
今回は、経営者はコミュニケーションに多くの時間をつかう『管理者行動論』について紹介しました。
『管理者行動論』とは、組織における管理者の日常行動を客観的に記録したものです。
「経営戦略論」で有名なミンツバークは、5人の管理者の1週間を詳細に観察し、経営者の仕事のほとんどが、コミュニケーションに力を入れていたことを発表しました。
観察の結果、管理者の時間の使い方は、1つの仕事に使われている時間が少なく、断片化していることがわかりました。
また管理者は、ほとんどの時間をコミュニケーションに使っており、オフィスにこもってじっくり経営戦略を練るといった管理者はいませんでした。
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