ぼーっとする時間にひらめきやすい『デフォルトモード・ネットワーク』
『デフォルトモード・ネットワーク』とは、脳のスタンバイ状態のことを意味しています。
人間は、ぼーっとする時間の中で、自分のこれからをよりよいものにしていくための準備をしているのです。
今回は、ぼーっとする時間にひらめきやすい『デフォルトモード・ネットワーク』について紹介していきます。
ぼーっとするのはわるくない
いそがしい毎日をすごしていると、空いた時間にスマホをみたりニュースをみたりしてしまいますよね。
でも、なにもしないでぼーっとすることにはメリットがたくさんあったのです。
ぼーっとしているときは、脳内で『デフォルトモード・ネットワーク』が活発に稼働しているのです。
『デフォルトモード・ネットワーク』
『デフォルトモード・ネットワーク』とは、脳のスタンバイ状態のことを意味しています。
スタンバイ状態において、これからの自分の身に起こりうることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、今の自分がおかれている状況を確認したりします。
脳は、ぼーっとする時間の中で、自分のこれからをよりよいものにしていくための準備をしていたのです。
ワシントン大学の研究
ワシントン大学での研究では、『デフォルトモード・ネットワーク』を稼働させてぼんやりしているときの脳内では、通常の脳の活性時の15倍ものエネルギーが消費されていたことがわかりました。
つまり、脳は普通に活動しているときよりも、ぼーっとしている状態のほうが忙しく重要な働きをしていたのです。
ぼーっとしている時間に、ひらめきやすいのは『デフォルトモード・ネットワーク』が活性化していたからです。
また、『デフォルトモード・ネットワーク』が稼働する時間が少ないと、前頭前野のものごとを深くかんがえる機能が低下します。
・注意力
・集中力
・判断力
・思考力
・記憶力
・ひらめき
いろいろな能力がすべて低下し、脳の老化も進みやすくなります。
忙しすぎるのも体に毒
ぼーっとしている時間がもったいないと、ヒマな時間にスマホやゲームに時間をつかっている場合は、注意が必要です。
脳を絶えず使い続けることは、『デフォルトモード・ネットワーク』を妨害し、脳をつかれさせて働きを退化させる原因になってしまいます。
休日にヨガや瞑想などをやってみて、自分と向き合う時間をつくってあげましょう。
大事なことをひらめくかもしれませんよ。
むかしの人が、なぜ瞑想していたのか、よくわかりませんでしたが、調べてみると理にかなった行動だったんですね。
最後に
今回は、ぼーっとする時間にひらめきやすい『デフォルトモード・ネットワーク』について紹介しました。
『デフォルトモード・ネットワーク』とは、脳のスタンバイ状態のことを意味しています。
脳は、スタンバイ状態において、これからの自分の身に起こりうることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、今の自分がおかれている状況を確認したりします。
脳は、ぼーっとする時間の中で、自分のこれからをよりよいものにしていくための準備をしていたのです。
いそがしい毎日をすごしていると、なかなか自分を振り返ったりすることはできませんが、意識をかえて隙間時間にぼーっとしてみましょうね。
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