68.【巨人族】
ある日の夢は……
気がついたらカフェにいた。
テーブルには空のコップとお皿が置かれている。
アタシの前の前には、最近出産したばかりの友達が座っていた。
「子供をお風呂に入れなきゃいけないから、そろそろ帰るね」
「うん。またね」
彼女は小さく手を振ると、カフェの外へ足早に出て行った。
ここはどこだっけ……。
辺りを見渡そうとしたら、アタシの背後に男の人が立っていた。
よく見ると中学時代に物凄く好きだった同級生の男の子だった。
「あれ? 久しぶり。何してるの?」
立ち上がって声をかけると、「買い付けだよ」と彼は笑顔で言った。
「買い付けって……仕事?」
そう聞きながら彼を見上げた時、何か違和感があった。
アタシは小柄な方だし、彼も昔から背は高かったと思うけど……
それでも明らかにおかしいぐらい身長差がある。
目の前にいる彼の背は二メートル以上はありそうだし、何より肩とか体格が普通の人間ではない大きさだった。
夢だからかな?
そう思っていたら――
「キミを待っているんだよ。ウェアを選んで欲しくて」と突然言われた。
「アタシにウェアを? え?」
状況を飲み込めずにいると背後から――
「Aさん探しましたよ! 早くしないと良い品、みんな他のやつらに買われちゃいますよ!」と野太い声がした。
振り向くと51.【マネキンショッピングセンター:巨大な人達】の夢に出てきた巨大な人達が立っていた。
そしてアタシがいる場所は、マネキンショッピングセンターのカフェなんだと気がついた。
「またあの時のフリマ? なんで彼もいるの?」 と同級生のことを聞いたら目が覚めてしまった。
もう少し目が覚めなければ、カップラーメン島のことも聞きたかったのにな……。
そう思った夢でした。
別サイト初回掲載日:2011年 07月22日
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