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ブラジルのメヒナク族の手仕事と儀式
ブラジルの先住民メヒナク族は、洒落た動物の椅子を作ることで知られています。コレクターもたくさんいて、カタログも出版されるぐらい人気があります。2018年に東京都庭園美術館で開催された「ブラジル先住民の椅子」展でも彼らの動物の椅子は出展されていました。そのメヒナク族のアートを取り上げたいと思うのですが、椅子ではなく、今回は彼らの木製の調理器具、パ・ジ・ベイジューについて話したいと思います。
メヒナ
画家ホセ・サボガルとペルー民藝
すでにブラジル民藝運動の先駆者マリオ・ジ・アンドラージについて紹介していますが、今回から数回にわたり、ペルーの民藝運動について書こうと思います。
ペルーでは、インディへニスモが深く影響している点が重要です。
インディヘニスモとは、「ペルー先住民(「インディオ」あるいは「インディヘナ」)の擁護と文化的、社会的復権を求める社会運動。19世紀から20世紀にかけてのペルーにおいて、思想や文学に大きな影
ブラジル版「民藝のある暮らし」~ うつわ
「民藝のある暮らし」を積極的に取り入れるようにしています。
味気のない工業製品に囲まれた暮らしよりも、職人の知恵や手仕事のぬくもりが感じられる民藝品のほうが、毎日の生活に彩りを与えてくれると思うからです。そして、昔から受け継がれてきた技術と知恵が今後も保存されるためにも、それらを購入することで、ささやかながら手仕事の応援をしたいと思っています。
そこで今回は、ブラジル版民藝のある暮らし、うつわ