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理屈の才能がある人へ。理屈をこね、感情という差し水をして、つきたての餅として差し出せば、理屈がみんなの喉を通るよ。

じゃあ、会話調で説明していきます。

A:理屈マスター
B:Aの上司
C:Aの部下


まずは悪い例


A「お話があります。今いいですか?」
B「何だ?」
A「忘年会と新年会の両方をやるのは、
  時代遅れだと思います。皆の負担になります」
B「お前には負担だったのか?」
A「そのように聞こえたなら申し訳ございません。
  小耳に挟んだものですから」
C「!!!」
B「何をだ」
A「両方はさすがにキツイよなと。
  部長、ワークライフバランスも考えないと、
  わが社はこの先、生き残れません」
B「分かった、分かった。
  お前は目の前の仕事に集中しろ。
  (本音:生意気な奴だ!何様のつもりだ!)」

良い例


A「部長、先日はありがとうございました。
  あれから、(仕草)やってます?」
B「はあ。かみさんがうるさくてな。
  あれから行けてないんだよ」
A「そうですか。実は僕もなんです。
  最近はイクメンとか家事分担とか、
  いろいろとありますもんね」
B「まあな。ふーう」
A「うちの嫁なんか、酒飲んで帰るだけで、
  不機嫌ですもんね。やってられないですよ。
  去年の忘年会なんて、すごかったっすよ。
  『送迎会だの、歓迎会だのって。ハンッ。
   その上忘年会?すぐ新年会やるんでしょ?
   両方要るわけ?両方?!』って。
  無茶苦茶ですよね」
B「だなあ」
A「Cも何か言われたんだよな?」
C「あっ、そうなんすよ~。
  うち、子供がまだ小さいんで、すごいんすよ。
  最悪っすよ。仕事だっつっても全然!」

B「そうか」
A「・・・つらいっすねえ。はあーあ」
C「どっちかになんて・・・なりませんよね?」

B「そうだな。他の奴らはどう思ってるんだ?」
C「俺、聞いときます」
B「ふむ」
A「で、部長。今日あたり(仕草)行きません?」
B「やめとけよ、お前」
A「いいじゃないですか」
B「今日は駄目だ。また今度な」
A「はーい。またお願いします」

上司に勘付かれた場合


B「なんだ、お前ら、それを言いに来たのか?」
A「はあ・・・。実はそうなんです。
  すいません。もうヘトヘトで。
  この間Cと飲みに行った時にそんな話になって。
  それで、部長なら分かってくれるよって。
  言ってみようぜって。なあ?C」
C「そうです。すいません」
B「そうか。お前ら、だったら、
  初めからそう言え。考えてやるから」
A「すいません、部長。ありがとうございます」
C「ありがとうございます」

※Aは当日もしくは翌日中に、
 Bと二人きりで話をして、アフターフォローする


気を付けること


・無理に誘導しようとしない
・何度目かの会話で成功させればいい
・数ヶ月かけるつもりで早めに取り掛かる
・場が盛り下がるように、ため息と間を多めに
・相手をいかに引きつけるかが勝負
・2対1の場面をつくるのは有効だが、慎重に


以上です。


とにかく一発でキメようとせず、
部長の感情を丁寧にすくい取って、
ゆっくり余裕を持って会話してください。

理屈餅を一口で食べさせるのは厳禁です。
失敗すると、二度と食べてくれません。

たっぷり感情という水を含ませて、
臨場感をアピールしてください。

相手が満腹の時は駄目ですよ。
空腹または笑顔の時を見計らってください。

間違っても、こねた理屈をそのまま
人に食べさせようとしないでね。
硬くて食えたもんじゃないから(笑)

それでは、good luck!👍

#仕事の心がけ


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