マガジンのカバー画像

ところかまわずナスかじり

313
ギャグの宝庫!理不尽の宝庫!何がなんだか・・・の宝庫!
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

― 「ところかまわずナスかじり」第百四十話 自動ドアの恋 ―

 さよなら・・・
 さよならカトリーヌ・・・
 自動ドアの‟右”のカトリーヌ・・・・

 僕のカトリーヌが遠ざかっていく・・・
 カトリーヌ・・・・

 ああ、胸が張り裂けそ・・・

 あ、お帰りなさい、カトリーヌ。

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十九話 隣のガキ ―

 アパートのさ、俺の部屋の隣に住んでやがるガキは、東京の地下鉄の駅名を全て、言える。ピアノが弾ける。
 ガリ勉ヤローでさ・・・・
 
 ムカつくからケンカ売ったんだ・・・

 俺、ケンカで負けたことないんだ。

 なかった。

 負けた。

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十八話 応援 ―

<看板への応援>
おいっ、看板!
お前、えらいなぁ!
ずぅっと立ってるだけで、なぁっ?
じぃっと黙って立ってるだけで、
何もせんっ!
昨日はぶつかって、ごめんな。

<闇への応援>
闇っ!
こわいなぁ、お前!

<レーザーディスクへの応援>
えっとぉ・・・
誰さんでしたっけ?

<土下座への応援>
足!
よく曲がるなぁっ!
なぁっ?
で、アタマも下げて、なぁっ?
次はどこ下げるのか、楽しみだぞぉ~

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十七話 ムダ飯 ―

カザフスタン人「あなたかっ!ワタシのことをムダ飯食いって言ったのは!」

秋田犬「そんなこと言うわけないじゃない。・・・・ふふっ」

カザフスタン人「あ~っ!今、ワラただろっ!ワラただろっ!」

秋田犬「ワラて、ないわよ。・・・・ふふっ」

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十六話 隕石 ―

演歌歌手

 落ちてぇ~、きたのぉねぇ~
 わたぁしとぉ~、いぃしょぉ~
 
 わたぁしもぉ~、これまでぇえぇぇ~
 いいぃこぉとわぁ~、なぁんにもなかぁったぁ~
 
 まぁずぅ~、わたぁしにわぁ~、歯がなぁいぃ~
 こぉかいぃんのぉ~、やりぃすぎぃ~

 あとぉ、がぁりぃがぁりぃ~
 なぁぜなあらぁ~
 へぇろぉいぃんのぉ~
 やぁりすぅぎぃ~

 きょおぉ~わぁ~、いとぉ~よぉ~かどぉ~にいっ

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十五話 スカートの果て ―

後輩アナウンサー:「今日は暑くなるというので、ノースリーブにしてみました!」

先輩アナウンサー:「ああ、いいですねぇ! あ、でも、あなたなら、服着なくても胸目立たないと思いますよ。」

二人:「あはははは・・・」

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十四話 彼女の芽吹き ―

イブ「きぃやぁ~!アダムっ!ちょっとこれ見ておくなましっ!」

アダム「おうおう、なんだぁ、なんだぁ、イブよ!」

イブ「わたいの脇に黒海苔がくっついとるどすぇっ!取っておくなましっ!」

アダム「ううむぅ、イブよ!任せておけっ!・・・でえええいっ!!」

イブ「きぃやぁ~っ!アダム!痛いなましっ!ああああ、痛いなましっ!やめておくれなましっ!!」

アダム「うぅむぅ、イブよ、この海苔はちと手強い

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十三話 洗濯物 ―

裏クリーニング屋「奥さん。ちょっと奥さん!」

女「え?私ですか?」

裏クリーニング屋「しぃ~っ!静かに!」

女「ぇ?」

裏クリーニング屋「ちょっと奥さん、クリーニング行くとこだね?」

女「はぁ、そうですが・・・」

裏クリーニング屋「じゃあねぇ、奥さん!うふふふ。裏クリにしなって!」

女「ウ、ウラクリ?」

裏クリーニング屋「しぃ~っ!あんま声あげないで!殺されちゃうよぉ!」

女「・

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十二話 ホントのデジャヴー ―

 ん?

 あ、あれ、ミチコじゃねぇか?

 遠くてよく見えねぇな・・・

 でもミチコのはずないか。

 あいつは今、ドイツだわ・・・

 うーん、でもなんか見たことあるような、ないような・・・

 もうちょっとこっちに・・・

 あ~っ!
 
 あの人だ!

 えぇ~っとぉ・・・

 あれ、名前、ど忘れしちゃったな・・・

 確か、サ、がついてたような・・・

 サ、サ、・・・っ!

 サエ

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十一話 嘘のような本当の話 ―

・老婆の90%、豆腐好き傾向と判明 <2053年3月6日 算用新聞 東北版>

・態度がちょっと生意気だと、柴犬、陰湿ないじめ受ける <2062年4月21日 五軒新聞 関東版>

・タンザニアからのスキー客、『さむい』と帰国 <2072年12月31日 三冠新聞 北海道版>

・タンザニアからの観光客、『暑い』と帰国 <2088年2月14日 鳳凰新聞 沖縄版>

・黒柳徹子、結婚! 相手は生身の人間

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百三十話 魚の歯 ―

<ホオジロザメ>
 
 いや、いや。
 あなた、これ全部永久歯だと思ってるでしょ?私が大人だから。
 ちがうから。
 これ、ぜんぶ乳歯だから・・・
 生え変わるから。

― 「ところかまわずナスかじり」第百二十九話 野菜室:モヤシ帝国の逆襲 ―

 さあみんな!
 今こそわれらは反撃ののろしを上げるときであるっ!

 もやしっ子と呼ばれ!
 三日でしなび!
 青白い!

 ワシらはなんやねんっ!

 ワシらがラーメンで大量消費されるのはなぜだっ!
 安いからだっ!
 
 見たことあるか?チャーシューの山盛り?
 見たことあるか?メンマ大盛り?

 これすべて、ワシらが安いからである!
 
 よって!
 ワシらはここに宣言するっ!

 ワシら

もっとみる

― 「ところかまわずナスかじり」第百二十八話 イルカとクジラ ―

第四十五代米国大統領 「お~いっ!イルカさぁ~ん!待ってよぉ~!」

第九十七代日本国首相 「あはははは!ここまでおいで、クジラさん!」

― 「ところかまわずナスかじり」第百二十七話 命は懸けるもの ―

創造主「かぁ~っ!このばかちんがっ!まだ言うかっ!」

被創造主「いや、だって神様!いくらなんでも僕の命まで懸けることじゃないでしょう!」

創造主「はぁ~、なんてこと言うか、この若造がっ!そもそもお前の命っつってもワシが作ったもんじゃろが!」

被創造主「そうですけどぉ!でも、いくらなんでも、『ちょっとどうなるか見てみたいから』なんて理由で屋上から落とすって・・・」