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#日記

降雪の短歌・俳句

降雪の短歌・俳句

雪が数センチ積もりました。

雪を見ると創作意欲が増す、
かと思いきや色々な作品を思い出すのでした。

雪が降る度にX(旧Twitter)の短歌のタイムラインは
「ゆひら」
と言って騒ぎになります。

これは穂村弘氏の有名な短歌の一部から「ゆひら」の部分だけを取って言っています。

当該の短歌は以下です。

さて、それとは別に私が思い出す短歌は
以前noteの記事で紹介しました歌集
『スーパーアメ

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歌集の短歌が新聞に掲載されました!

歌集の短歌が新聞に掲載されました!

いつもありがとうございます。

2024年1月23日付の読売新聞・朝刊の
長谷川櫂様の短歌の記事「四季」にて
歌集『グロリオサの祈り』の短歌を
ご紹介頂きました。

掲載されている事を教えてくださった方々、
記事として取り上げて下さった長谷川櫂様、
歌集『グロリオサの祈り』の読者様、
短歌関連などいつもお世話になっている方々、
ありがとうございます。

掲載された短歌は以下です。

記事には写真付

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歌集『金魚を逃がす』(鈴木美紀子氏)を読む。

歌集『金魚を逃がす』(鈴木美紀子氏)を読む。

鈴木美紀子氏の第二歌集
『金魚を逃がす』を拝読しました。

感想と鑑賞

-火と水の相聞-

歌集の前半の相聞群は、
作者(作中主体)が火、
相聞の相手は水としての喩が多いように感じました。

******************

雨量の短歌は、前述の法則からは外れます。
自分の気持ちの高まりや積もり具合が雨量で喩えられているように読みました。
「相聞の相手が水で喩えられる」という読みを当てはめ

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宮沢賢治の手紙『あたまの底のさびしい歌』を読む。

宮沢賢治の手紙『あたまの底のさびしい歌』を読む。



読んだ本

『あたまの底のさびしい歌』
という本を読んだ。

宮沢賢治が友人や親族に送った手紙のうち、11通を掲載した本だ。

本としての見どころ

素朴な線画の挿絵が要所要所にあり、
手紙の内容に似合っている。

内容の見どころ

選ばれし11通の手紙の内容も
それぞれ味わい深い。

ネタバレになるので大掴みで紹介すると

・宮沢賢治の信仰と世界観。
・菜食主義と、魚を食べた日。
・宮沢賢治

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日記の書き方であり成長物語。『さみしい夜にはペンを持て 』を読む。

日記の書き方であり成長物語。『さみしい夜にはペンを持て 』を読む。

人気の本を紹介したい。

最近「X」やインスタグラムなどで良く見かけるその本は
『さみしい夜にはペンを持て 』
である。

タイトルから勝手に
「ハウツー本か自己啓発本だろう」
と思い込んでいた。

しかし、内容は物語形式で、
日記を書くことの良さや主人公の成長などを描いた本だと感じた。

物語としては、
・応援したくなる主人公
・謎のある登場人物
・学校など親近感が持てる設定
・海の中を活用した

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「〜しなきゃ」癖と本。日記2023年7月24日

「〜しなきゃ」癖と本。日記2023年7月24日

休日も
「何か有意義な事をしなきゃ」
「出品しなきゃ」
「記事書かなきゃ」
「積読を読まなきゃ」
など
自分から自動的に労苦を生んでいて、
最近心が休まらない事に気づいた。

その
「〜しなきゃ」
を逆利用して、
「遊ばなきゃ」
「ちょっとは休憩しなきゃ」
「そろそろ休まなきゃ」
と思ってみるのはどうだろう。

と思ったが、
「〜しなきゃ」からの卒業
の方が大事な気がする。

たしか
『やらない事

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本の紹介文について

本の紹介文について

エッセイ風の
本の紹介文を書くことが好きです。

評論ほどガッツリしたものは書きませんが(書けない❔)

・読みやすい内容。
・画面上での見やすさ。
(ブログ風の文字のレイアウト
など)

を心がけております。^_^