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「名無し」という名のマガジン

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#自分

267. あなたのためを思って言ってるのに

267. あなたのためを思って言ってるのに

彼女の口癖は鬱陶しかった。
こんな言葉を吐く奴の言うことに、聞く耳を持つつもりはあまりなかった。
私のためらしい説教を聞き入れないと、彼女は腹を立てた。
彼女は敬虔なキリスト教信者であるらしく、宗教によって救われたらしい。
彼女は以前に双極性障害の診断を受けたことがあり、服薬もしていたようだ。
幼少の頃から様々な能力を発揮し、勉学・芸術において優れた成績を残していたようで
確かに彼女に初めて出会っ

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217. 忘れさせてと願うから

217. 忘れさせてと願うから

これじゃない
そう言い続けてきたなかで見つけた
これかもしれない
に落胆することが怖くて
みないフリをすることに慣れた

そうしてそれを失ってようやく
それが大したものではなかったように思う

それが価値あるものであると信じたかったのか
それとも失ってしまったそれが価値あるものであったとは信じたくないのか

いづれにせよ
まだそれにしがみついている自分がこの文章を書いていることは確かであろう

208. ときに

208. ときに

悲しいと感じることが出来る自分を誇る
悲しいと感じることが出来る自分を悔いる

207. 変わらないもの

207. 変わらないもの

趣味でもモノでも、あるいは人でも
なにかにハマると他のことが見えなくなる
それはもう劇的に

なるほどたしかにそれらに関するゴールへは最短最速で辿り着けるかもしれない
趣味を極める、ある事柄について調べ上げる、ある人が自分を好くように努力をする

でもね
そのなにかがいつか失われるんじゃないかって
考えてしまう

守りたいものが増えていく
得たいものよりも
ここにあるものを大事にって

そうしてい

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204. ごはんいきます?

204. ごはんいきます?

ひとりで食べる飯がうまいのは
ふたりで、さんにんで
人と飯を食べる機会があるからだと
知った

自分は人とご飯を食べることがあまり好きでないと思っていた。

家でひとりで料理をする
ひとりでお店に行って外食
あの時間がとても心地よかったのは
うっとうしくも感じていた人々と共に食事をすることが多かったから。

ひとりでの食事は食べ物と、そして自分との対話だった。
人に囲まれ続けることの窮屈さから逃避

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198. 筆は進むも質に難あり

慢性上咽頭炎による弊害か、出せる最高キーが低くなったように感じた昨日のカラオケ。

歌にある程度の自信を持っていたもののあまりそれを出してこなかった。
しかしながら今その自信を失ってしまうかもしれない。

才能は枯渇する。
その現実から目を背けず、ありのままの自信を外に出してくるべきだったか。

まあ言うててもしゃあないんでね。

こういうところでの自身のポジティブさに驚くものの
ネガティヴさに慄

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159. それでも進もうとするなら

159. それでも進もうとするなら

自分の人生に満足しているフリをして
不満を感じている自分に気づかないフリをして
あるとき
これ以上を自分を欺くことは難しい
そう思ったのも束の間
自身を騙す活動を再開して

そうやって生きる人生
先が見えてしまって退屈なら
壊してみよう

最近の想いです。

99. ヤバいときこそ堂々と

99. ヤバいときこそ堂々と

1つ言い訳をする度に1歩夢から遠ざかる
しかしながらなんらの言い訳もせずに自らに鞭を打ち続けたとして
いつかどこかでガタがきても難である
なんていう言い訳をしている俺はゴールに近づけているのだろうか

自由な時間は沢山あった
自分が心から好きでのめり込める、努力が苦しいなんてことを考えることもない何かを見つけていたら変わっただろうか
そうだ、今も言い訳だらけ

そんな自分を変えるためのnote