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ずっと、怖かった。

2023.5.27-28

大切な人と過ごす2日間。
逢うことに慣れが出てきているはずなのに、、
不思議と緊張していました。

その緊張を少しでも解そうと、
とっても可愛いらしい、この歌を。
繰り返し聴いていました。

私って、女の子なんだな、って想いました(笑)
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そして、新横浜駅の東口で、無事に合流。
髪が伸びたね、って、
そんな会話から、始まりました。

まだ緊張を抱えつつも、江ノ島へ向かうことに。
大好きな江ノ電に揺られ、
大切な人は、最近の興味を残したメモを、
見せてくれました。
哲学、痛み、ダンス、ファッション、、
どれも私の興味と重なるものばかり。

あとね、大切な人の書く字が、好きだった。
私は昔から人の字を見るのが好きなんです。
その人の性格が表れるように、感じるから。

そんなことを話していたら、江ノ島駅に到着。
私は今回で江ノ島は3回目。
このお店、美味しいよお、なんて話しながら、
ゆっくり過ごせるカフェを散策。

事前に調べていた、ブックカフェに行くことに。
大切な人はカレーを、私はホットレモネードを注文し、落ち着いた時間を過ごしていました。

本は、私たちを繋ぐ大切なもの。
どの旅でも、本に纏わる場には行っているように思います。

カフェで時間を過ごし、海へ向かうことに!
海、ほんとに好き!!
こんな好きになったのは、いつからだろう。
一緒に常滑に出かけた時からかな。
私の小さく閉じ籠った心を、開放してくれる。
波の揺らぎや音を、静かに届けてくれる。

海の側に居ると、自然と笑みが溢れる。
何か大きなものに包まれた安心が広がるから。
そして、私の隣には、大切な人がいる。
存在が側に在るって、本当にあたたかいね。

そういえば!
今度海に来るときは、変えの靴下とタオルを持ってこないとだね、って話してたんだ。
裸足になって、思いっきり、はしゃぎたい!
そんな子どもみたいなこと、ずっと考えてた(笑)

江ノ島の海を後にし、ホテルへと向かうことに。
時間も遅くなっていたので、
近くのデパートで夜ご飯も買いました。
おにぎり、スープ、焼き鳥、プリン、、
私が江ノ電に乗っているとき、焼き鳥食べたい!って言ったら、驚いていたのが面白かったなあ。
私は、なぜかお肉を食べるイメージを持たれなくて、よく驚かれるんです。不思議です...

ホテルへのチェックインを済ませ、お部屋でテレビを観ながら過ごしていました。一緒に泊まるごとに想うことがあって、テレビを観て笑っている姿が愛おしいのです.....なんか、いっつも深いところに潜り込んで思考に耽っているから、そういう姿を見れるのが、ちょっと嬉しかったりします。

その後は、一緒にご飯を食べたり、音楽を聴いたり、何気ない時間を過ごしていました。
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夜が深まり、やがて音も消えてゆく。お互いの存在を確かめ合うかのように、肌が触れる。暖かさが広がり、溶けてゆく。

人って、美しい。
振り返ったときに、そう想います。

いつの間にか、眠りの世界に迷い込んでいました。そして、朝目が覚めると、隣にちゃんと居ました。良かった....私は、貴方が居なくなってしまうことが、怖くなってしまうことがあるから。

朝起きて、ホテルの朝食を食べて、チェックアウトの時間まで、のんびりと過ごすひと時。私はよくお腹が痛くなってしまうから、お腹が...って言うと、優しくさすってくれる温かさ。手に魔法でもかかってるんじゃないか、って想うくらい。いつもいつも、ありがとうね。

チェックアウトを済ませ、横浜の山下公園へと向かうことに。電車の人が凄くて....お互い本を読むことで、外の世界と遮断していたように思います。大切な人は、村上龍さんの「2days 4girls」を、私は、千早茜さんの「西洋菓子店プティ・フール」を読んでいました。

地下鉄の長い長い通路を抜け、山下公園へと向かいます。何かのイベントをやっていたこともあって、賑やかでした。お花を見て、日差しで暑くなったベンチに座って、次どうしようか、と話していました。

山下公園に咲いていたアジサイ。

そして、時間は早いけれど、今回の旅のメインイベントであるヨルシカの「幻燈展」。これが開かれる場所まで行って、近くのカフェで時間を過ごすことにしました。

最寄駅である馬車道駅を降りると、落ち着いた空間が広がっていました。

二人で手を繋ぎ、お昼を食べようとイオンへと歩きます。イオンへと行く途中に、素敵なカフェを発見。入ることにしました。

大切な人は、大豆ミートのヴィーガンバーガーを、私は、大豆ミートの有機パスタボロネーゼを注文しました。素敵な落ち着いたカフェだなと思っていたら、ヴィーガンに対応したカフェでした。優しい味で、私の好みにぴったりでした。

このカフェが海辺に位置していたこともあって、カフェで食事を済ませ、近くにあるベンチでいろんなお話をしていました。いくつか印象に残ってる面白い会話があったよね。
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大切な人「髭でも生やそうかな」

わたし「じゃあキスしないよ」
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大切な人「一緒に暮らしたら、毎日イチャイチャするのかな」

わたし「月1くらいかな」
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この会話に、大切な人は、ボケようとせずにその返答がくるところ、忖度せずに真面目に返してくるところ、そういうとこ好きよ、とか言って、お互い笑いながらお話してたよね。

日が陰り、風も少し冷たくなってきたので、ヨルシカの「幻燈展」が行われる場所に向かうことに。


そうしたら、なんか急に緊張してきてしまって。もう少しで始まるってときに、お腹がぐるぐるとしてきて。不安で、言葉も出てこなくなってしまって。凄く楽しみにしていたものが、だんだんと不安に変わっていきました。そんな自分が本当に嫌だった。

複雑な感情を抱えながら、会場へと入ります。正直、全力で楽しむことはできなかったけれど、それでも美しかったです。

左右盲
アルジャーノン
第四夜
第九夜

雰囲気が好きだなと感じたものを、いくつか載せてみました。長髪の後ろ姿の女性が多い、、
女性の後ろ姿って、美しさと哀愁と孤独と、そんな雰囲気を感じるから。惹かれます。

第一夜のミュージックビデオも良かったなあ....
グッズも購入することができ、その会場を後にしました。


そして、私はどこか安心したのか、心も身体もぐったりした状態に。冷えもあったので、温かいものを食べたいと伝え、イオンへと向かいました。本当は、展示会のあれが良かったよね、、とかお話したかったのに、何も話せなくなってしまって。それが申し訳なくて。イオンに着いて、野菜のタンメンを注文したけど、食べたら吐き気がしてきて、、だから殆ど食べてもらって。なんで、こうなってしまうんだろ、って、今まで何回思ったことだろうか。


私は、○時から〇〇があるっていう、決まりきった予定みたいなものがあると、凄く緊張してしまうんです。楽しみだったものが、不安や恐怖に変わってしまう。それも急にくるから、自分でもよく分からなくて。

でも、普段なら、誰かと逢って、その後にどっと来ることが多いのに、大切な人と居るときは、一緒に居るときになってしまう。。それをメッセージで伝えたら、こう返ってきたの。
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幻滅しないから、どんどんそういう姿見せたらいい。私の居たい姿で。見ててあげるから。
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なんか、泣きそうになってしまいました。この後もいろんなメッセージを送り合う中で気づいたのですが、、私は体調を崩すことが、凄く怖いものになっているってこと。その姿を見られて嫌われるのが、怖いということ。

常に体調を崩してはいけない、っていうのが頭の中にあって。だから、これをしてはいけない、これはした方がいい、って、自分で自分に制限をかけて苦しめていました。

不安だから、制限をかけて、でもその制限を守れなかったらどうしよう、って、また不安になってしまって。結果的に、その不安に神経を使い過ぎて、どっと身体に症状として出てしまう。

その症状が出たとき、一人だったら、耐えればいいだけだから。だから、誰かと一緒に居るときに、症状が出てしまうと、その人に迷惑をかけてしまうから。それが怖かった、、

でも、それを大切な人は、初めて逢ったときから、受け入れてくれて、変わらず側に居てくれた。本当に、ありがとう。

帰り際、私は伝えたいのに、伝えられなくて、大切な人の手を強くにぎりしめました。大切な人は、その手を強くにぎり返してくれました。

大切な人と出逢ってから、本当にいろんなことがあって、その度に感情が動かされて、距離感とかよく分からなくなってしまったときもあって。

でも、それでも、やっぱり、だいすき。
何があっても、この想いは、変わらない。

朝目が覚めて歯を磨く
散歩の前に朝ご飯
丘の向こうにふくれ雲
ふいに何かに気付きます
心が酷く震えます
白百合香る道を走って
やっと貴方に出逢えた
そんな夢を見ました

貴方は僕に笑います
ずっと待っていましたと

ヨルシカ「第一夜」より

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