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エッセイと呼ぶことを許されたいやつ

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イコカ拝、じぶんではエッセイと呼んでいて、ひとさまにもそう認めてもらえたら嬉しいなあっていう。
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#コラム

ござそーろー

ござそーろー

 最近、すこし、大きめの決断をしました。
 ウキウキなそれは、ドキドキな決断でして。
 とてもソワソワするので、いままで気になっていたけどやらなかった、洗面所の鏡を拭いてピカピカにしたりですとか、大きなサツマイモに包丁を入れレンジでチンをしてからおみそ汁の具にしたりですとか、そういうことをしています。

 嗚呼そういえば、いもくりなんきん、ってのはなぜこう魅力的なんでしょうね。

 わたしの家の近

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わたし、取り戻し中

わたし、取り戻し中

 2ヶ月くらい前に走り書きした文章が出てきた。
 その時のわたしは、こんな風に残していた。

 ☆

 いま、ぽっかりと、わたしの時間を与えてもらって、
 上手な表現じゃないけれど「わたし」を取り戻している最中なんだと思います。

 先日、「あなたの人生」というワードを見せられ、それぞれ自分の人生について思いを馳せるというワークを何人かの方と体験しました。
 ある人は「理想に向かってあるき続けてい

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電車に揺られ、アタマはマルく

電車に揺られ、アタマはマルく

 地下鉄や電車にのるとそこには必ず広告がある。
 新しい種類の車両ではデジタルサイネージがどんどん導入されていて、テレビのCMを流すことができるし、答え合わせ付き美容クイズ(美に無頓着なわたしは大体のクイズがわからず、これが結構勉強になる)を織り交ぜた化粧品メーカーの宣伝もよく見ます。
 正直、スマホをいじるのに飽きて顔を見上げても高明度・高彩度の液晶画面なもんだから、電車の揺れも相まって乗り物酔

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あこがれの人

あこがれの人

 すてきな人に会いました。

 秋ですからお外でのイベントが目白押しな今日このごろ。
 いや~東京すごい。田舎はせいぜい片手で収まるくらいの選択肢しかないのに、「東京 週末 イベント」って検索してみれば、あっちでは肉フェス、こっちでは蚤の市。
 いや~東京すごい。しかも、ちゃんとお金をかけて運営されているであろうものもあれば、ずうと続いている学区の神社のおまつりもたくさん残っている。
 いや~東京

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魅力的な矛盾

魅力的な矛盾

 わたしは、矛盾がとても魅力的に思える。

 例えば、「ほかほかアイスクリーム」。
 アイスクリームは、バニラとかチョコレートとか色んな味、モナカとかカップとかいろんな形態があって、冬であってもお風呂を上がったら冷凍庫の引き出しを開けて一つ食べたくなる、冷たくて甘いあれのことだけれど。
 それがほかほかなんて言われていたらどうだろう。
 身体の火照りを落ち着けるには役立たずそうだし、そもそもそんな

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左目が右目より極端に小さいワケ

左目が右目より極端に小さいワケ

 好きと得意は違うって、ありますよね。わたしはあります。いろいろあります。
 いろいろありますけど、代表的なのはふたつあります。そのうちひとつの話をしたいです。

 わたしはすこぶる、それはとてもすこぶる、運動神経が悪い。
 う~ん、運動音痴エピソードはいろいろあって、わかりやすいところで言うと、泳げません。
 小学校の時に親に頼んでスイミングスクールに入れてもらったのですが、3ヶ月くらいずーっと

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わたしがよくサラダを作る話。

わたしがよくサラダを作る話。

 わたしはよく家でサラダを作って食べる。
 付け合せとかバランスを考えてとかのサラダではなく、サラダがメインデッシュである。(というか最早主食・主菜・副菜すべて含んでひとつのサラダ)

 理由は簡単。
 作るのが簡単。なんてったって、切る・盛る。以上。+ドレッシングかけるくらいだ。
 洗い物も少ない。包丁、まな板。それにサラダを持っていたお皿程度。

 やっぱりそれでもおなかがすく。サラダ食を始め

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こんにち、夢さがし道半ば。

こんにち、夢さがし道半ば。

「大きくなったら何になりたい?」

 幼稚園や保育園で、少なくとも小学校低学年までには誰しもが投げかけられる質問。
 わたしは自分のはじめての夢は覚えていない、一番遠い記憶は小学生のとき少女漫画家になりたかったということ。

 小学校2、3年生のときに何人かで行った友達の家。その家の彼女はサバサバっとした性格で付き合いやすくて女子の間で人気者だったが、男子とも仲が良かった。
 かと言って男勝りなわ

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