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499.就職をやめた、coucouさんのお話

coucouさんのお仕事論⑳


1.coucouさんはね、就職したことがないんだ。


coucouさんは就職したことがない。

なぜってね、まず能力や才能がない、人と接するのが嫌い、内向的、暗い性格、何よりも人に支持されたり、雇われるのが嫌いだったから、学校を卒業してもバイト生活を転々としていた。

専門学校の在学中の19歳のとき、フリーで雑誌関係の仕事をした。
(あまり多くの人関わりたくなかったんだ…)

主な仕事としては、学研や旺文社、集英社のイラストなどを描いていた。
特定の会社に所属していないので、気楽に生きていた。

そうしているうちに、仕事の関係上、カラーの仕事をするための印刷技術を学ぶと、全体の紙面を任され、さらにデザイン技術を学ぶようになった。

40年以上の歳月を越えて改めて振り返ると、特に何かを背負うこともなく、自分だけが生きていけばいいのだもの、人生の中で一番楽しかった時期のような気がする。

しかし、やがて仕事量が増えて一人ではこなせなくなり、仲間を増やすことになった。



©NPО japan copyright association Hiroaki


 

2.気がついたら起業していた


 その後、仕事量は増え続け、一人二人とスタッフが増やしていったんだ。
その分、さらに仕事を増やさねば給料を支払うことができない。
そして、24歳になったときに会社を設立することになった。

また、売り上げは拡大し続け、税務申告のために税理士さんを雇い、社会保険労務士、顧問弁護士、企業診断士などと顧問契約を結ぶことになりました。
気がついたら起業家になってしまいた。
その間、仕事内容はさらにデザイン機能としても大きな変化を迎えることになった。それは、グラフィック関係から商業施設、店舗設計デザインにまで変化したんだ。
 
お店の仕事は、ロゴマークや印刷物だけでなく、サイン関係、店内・店外のデザイン、そして設計へと変身をし続けた。同時に客単価も上がり、一件当たりの単価が500万円以上となり、月商や年商も数十億円となった。
(イタリアントマトの受注が大きい)

でもね、売り上げを確保できなければ赤字になるし、働きさんたちの給料や返済などを支払うことができなくなって、それが続けば会社は倒産してしまう。同時に、売り上げが伸びれば伸びるほど、立て替え資金やつなぎ資金が必要になって、どっらに転んでも資金繰りばかりが経営者の重要な役割となるんだよね。
(経営者の孤独ってすべてお金のことが頭から離れないんだよね、みんなおんなじ)
 
会社が安定していても一年中不安定な精神状態が続き、coucouさんも自動的に、自然に「社長の病」の重傷患者となってしまった。
そして、やがて会社を潰すことになる。
だけれど、もし、会社が潰れていなければ、coucouさんは永遠に資金繰りで苦しみ続け、悩み続けて、この世には存在していなかったのではないかと思う。
 
あれから40数年たった今、coucouさんは原点であるひとりぼっち起業に戻ることができた。

働きさんも借入金もなし、現在の事務所の家賃は月に2万円。従業員の代わりに外部スタッフを充実させて、小さなジョイントベンチャー方式で小さな仕事から大きな仕事を受け続けている、現在。

また、coucouさんの波乱万丈の人生が、失敗だらけの人生が、とてつもない財産となり、体験コンサルティングという新しいビジネス体系なども生まれたんだ。

©NPО japan copyright association Hiroaki


 

3・多くのひとりぼっちの起業者たち

現在、私の周りには多くのひとりぼっち起業者がいる。
彼らは定年後、何もやることのない人、何かをしたい人、働き続けたい人、何かにチャレンジしたい人、何よりも生活のため、生きていくための人たちだ。
でも、定年後の現実って仕事がない。
パートやアルバイトや重労働の仕事はあるけれど、自分が選ぶ仕事、やりたい仕事などなかなかないよね。

ならば、自分がしたい仕事を生み出すしか方法がないよね。
だからといって、投下資本がかかりすぎるものや多額の借入金が発生するもの、リスクの高い仕事は恐ろしくてできやしない。

ここに集まる人たちの共通点は「体験型コンサルティング」のお仕事。

人には誰にでも経験や体験があり、人によって千差万別それぞれ異なるもの。また、仕事内容によっても体験や経験が違う。
さらに、誰もが〈失敗〉や〈挫折〉を経験しているはずだよね。

それを活かす仕事が「体験型コンサルティング」と名付けてみた。
〈失敗〉〈挫折〉の嫌な思い出を振り返りたくない、考えたくない、思い出したくない、という人が大半かもしれない。

でも、成功体験よりも失敗体験の方が真実味があり、〈人の心を動かす〉可能性があるんだ、ということをお伝えしているんだ。

他者の成功体験体験を真似しても同じように成功する確率は低く、その人独自のもの。反面、失敗体験は誰もが同じような失敗をし、痛い思いをしているわけだから、これほど〈共感性〉の高いものはないかもしれない。

この思い出したくない〈失敗〉や〈挫折〉はリアルなもので、見方を変えると、「失敗しない方法」「挫折しないための方法」「痛い思いをしないための方法」になるからなんだ。

このように〈失敗〉や〈挫折〉は経験と体験という貴重な財産と言えるもの。このような経験や体験を活かすのが、ひとりぼっち起業者の仕事になるんだよね。


不思議なことにcoucouさんの周りにはひとりぼっち起業さん、フリーで活動している人たち、自営業者さんが多い。類は類を呼ぶのかな~

みんな仲良し~

その理由はね、お互いの気持ちや大変さを共感できるからね。
それに何かあると力を合わせられる、小さなジョイントベンチャーの集まりだもの。

でもね、考えてみたらcoucouさんもそうだけれどね、みんなはみ出し者。
どうしても組織になじまない、命令されたくない、威張られたくない、つまらない我慢などしたくない。

くだらない付き合いなんて嫌いな人ばかり。

coucouさんが通っていた高校はね、男子校のあれくれ者たち。
毎日が闘い、喧嘩も大好き。だけど弱気を助け、強気をくじく、正義感のかたまりの不良?
誰かがいじめられたら全員で相手のところに出向き、脅かす~
だけど、みんないじめっ子ではない。
ただ、正義感が強すぎるため組織には向かないことはわかっていた。

coucouさんたちは地元で有名となった~

高校の卒業式は出れなかった。

1クラス約50人のクラスのうち38名は出席日数が不足して単位がもらえないため、追試となり、3月3日が卒業式を眺めながら、卒業証書をもらったのが、夏となった…。
仲間たちは何も気にしていなかったけれど、卒業証書の紙切れ一枚はみんな欲しかった。

もちろん、今さら、全員就職など考えていない。

考えていることは自立、独立を考えていた。

coucouさんは専門学校へ、あるものは、技術学校、大工見習い、塗装見習い、個人の運送業、その他と昔でいう丁稚奉公のように修行に励む。
そして、自分の会社を持つことだけを夢見て、走り続けたんだ。

脱落者なしの38名がみんなひとりぼっち起業者となった。
当然、みんな苦労した…。
脱落者もいた、だけどその脱落者は仲間たちの会社で働く。

みんな、19歳で独立、みんなひとりぼっち経営者~

coucouさんはね、潰れたときにみんなが応援してくれた。
だから、coucouさんはみんなを応援し続けているんだよ~

みんな同級生~

みんなひとりぼっち経営者~

そして、みんなで還暦を超えて、みんな60歳代となったけれど、現役引退したものはいない、coucouさんを含めて現役続行~
(現在38名中、22名が存在中、それ以外16人逝去)

このまま70歳代に続行~

生涯現役を目指している~


©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

みんなのおかげで、明日は連続500日目、500回記念~
いつもの勝手な自分だけのお祝い~

みんな~ありがとう~

ここで、応援してくれたみんなに伝えたいことがあるんだ。

それはね、昨年末と本年の7月にcoucouさんは二度の手術をするために入院していた。

coucouさんは、全力で入院中から退院後の復帰までを想定して約2週間分のnote、14作品を仕上げてから入院した。

2回だからこの時期は約28作品を入院前に仕上げた。
まさに、365日目とこの日、400回目、500日目を連続を止めたくなかった。

そこで送信は我が娘にお願いして毎日公表し続けたんだ。

だけどね、スキもコメントもお返しが何もできないまま時が過ぎてしまったんだ。この時に承知でスキを入れ続けてくれた人たち、コメントを入れてくれてくれた人たちがいた。

もちろん、返事もスキのお返しなんてできない。
ああ~
それなのに~
それなのに~

スキをしてくれた人たち、コメントを入れてくれた人たち、励ましてくれた人たちがいた~

心配もしてくれた~

coucouさんはね、この時は痛みで苦しみ、のたうち回っていた。
テレビもスマホも開けない、noteパソコンも持参したんだけれど、身体中管だらけで持てない~

でもね、この時期にスキやコメントしてくれた人たちは決して忘れないよ~
復帰してからのoucouさんはね、その人たちの全作品を読み続けているよ~

それが、coucouさんのできるささやかな恩返しだと思っている~

だからね、この500回、500日目の作品はね、その人たちへのお返しでもあるんだ。だからとっても長い~

きっと、この長さに耐えていただけると信じているんだ、勝手にね~

でも、こんなに嬉しい想い出もない~
無事に生還できて良かった、と思っているんだ~

ありがとう~
みんな~
ごきげんよう~

また、あしたね~


11月19日・20日開催~コ口ナなんかぶっ飛ばせ~この中にcoucouさんがいるよ~わかんないだろうな~

「11月の大イベントの仲間たち」©NPО japan copyright association



今日も、みなさま佳き一日でありますように~


 


 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru

 







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